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2021.05.19
アイススケート

[アイスホッケー]早大を7対0で下す! 春の王者に輝く

2021秩父宮杯第68回関東大学アイスホッケー選手権大会

5月9日(日) 東伏見ダイドーリンコアイスアリーナ

〇東洋大7―0早大


[ゴール(アシスト)]

04:16 前田(木村)

06:28藤原(福田、橋本)

15:26宮田(阿部、小堀)

20:48久米(武部、木村)

28:22中島(武部、宮田)

37:52藤原

51:14阿部(武部、中島)




POS

背番号

名前

GK

44

佐藤(社2=白樺学園)

GK

31

中野(社1=苫小牧東)

DF

12

福田(社4=日光明峰)

DF

石田(社3=武修館)

FW

14

久米(社4=駒大苫小牧)

FW

27

小堀(社4=白樺学園)

FW

21

宮田(社3=白樺学園)

DF

9

木村(社1=武修館)

DF

23

武部太(社3=苫小牧工業)

FW

10

阿部(社3=駒大苫小牧)

FW

17

大久保(社1=駒大苫小牧)

FW

39

中島(社2=白樺学園)

DF

22

今(社2=駒大苫小牧)

DF

6

佐々中(社1=駒大苫小牧)

FW

19

前田(社3=白樺学園)

FW

45

橋本(社2=駒大苫小牧)

FW

13

藤原(社3=武修館)

DF

15

吉川(社4=武相)

DF

26

根本(社1=清水)

FW

41

大友(社1=白樺学園)

FW

29

川岸(社2=八戸工大一)

FW

11

山崎(社1=武修館)

※掲載が遅れまして、大変申し訳ございません。


  秩父宮杯第68回関東大学アイスホッケー選手権大会最終戦の相手は早大。この一戦を制せば優勝という大一番で、東洋大は圧倒的な強さを見せつけた。早大を無得点に抑え、7対0で春の王者に輝いた。


 1ピリ開始4分、ゴール前での攻撃が続くと木村(社1=武修館)のアシストを受け、前田(社3=白樺学園)がパックをねじ込み先制に成功。すると、藤原(社3=武修館)もすかさず押し込み追加点をあげる。その後はしばらく互いに得点できなかった。開始15分、阿部(社3=駒大苫小牧)が早大からパックを奪うと宮田(社3=白樺学園)が強烈なシュートを放ち3対0とリードを広げる。


 続く2ピリでも東洋大の勢いは加速する。開始1分も経たないうちに、久米(社4=駒大苫小牧)がシュートフェイクを入れながらもゴールを破った。早大をさらに引き離す。また、PP(パワープレー)の有利な状況を生かし、中島(社2=白樺学園)が左サイドからシュートを決めた。早大もゴールをめがけてシュートを打つが、佐藤(社2=白樺学園)が体を張り次々と止める。佐藤の守備力が光り、ここまで無失点。パックの奪い合いが続き、優勝決定戦らしい試合を展開する。早大がキープすると、すかさずチェックにいく姿から勝利への執念が感じ取れた。2ピリ開始17分になると、藤原がこの日2度目のゴールを決め6点目。猛攻が功を奏し、早大を追い詰めた。点差を大きく広げ、最終ピリオドに挑む。


 勝負が決まる最終ピリオド。角度のないところから阿部がゴールを狙うも外れる。これまでと同様に、積極的にシュートを放つが村上(早大)に阻まれてしまう。得点が欲しいところだが、両者ともに拮抗(きっこう)。6対0で試合終了かと思われたが、中盤に阿部が放ったパックがゴールに吸い込まれ7対0とした。大量得点をあげ、早大を撃破。見事春の頂点に立った。


 東洋大は全勝優勝を果たし、圧倒的な強さと存在感を発揮した。「優勝できて嬉しい」と選手は口を揃えてそう語った。そして、ベスト6には佐藤、福田(社4=日光明峰)、武部(社3=苫小牧工業)、藤原、前田、中島の6人が選出され、東洋大が独占。この経験を糧に、秋リーグそしてインカレで頂点に登り詰めるだろう。今後のアイスホッケー部の活躍にさらなる期待がかかる。


◼︎コメント

・阿部(社3=駒大苫小牧)

(今日の試合振り返って)素直に優勝できたことが嬉しいです。(自身のゴールシーンはいかがでしたか)39の中島が良いパスくれたので後はいいシュート打つだけでした。(優勝を果たした時の気持ちは)とても嬉しいです。去年中央に負けて終わってしまったので、今年は優勝できて嬉しいです。(どんなことを意識して試合に挑んだか)FWとしての役割をしっかり果たすことと、シュートをたくさん打ち、チームにプラスになるようなプレーを意識しました。(今大会全体を振り返って)今大会チーム的に、1試合1試合成長できたと思います。継続が大事だと思います。(今後の目標、意気込み)今後の目標は、気抜くことなく、全勝目指して、最終的にはインカレ優勝します!


・藤原(社3=武修館)

(今日の試合振り返って)今日は勝てば優勝のビックゲームで勝ち切ることができ、全員で試合終了までやり切ることができた。(優勝が決まった時の気持ち)素直に嬉しいと思った、みんなで勝ち取った優勝は何よりも最高です!(自身のゴールシーンは)欲はださずに走って打つ事だけを頭に入れていた。一点目のゴールで練習でもリバウンドが重要だと感じていたので練習の成果が出てよかった。(全勝優勝ですが、大会全体を振り返って)試合ごとに成長を感じれた大会で、課題も多く悩むことがあったのですが最後は考えず自分のプレーをやり切ることができてよかったです。(今後の意気込み)まだ今年は始まったばかりで今大会でも課題が多く残っているので次の大会に向けて出た課題を糧に一生懸命やります。


・佐藤(社2=白樺学園)

(優勝が決まった時の気持ち)嬉しかったです。(今日の試合振り返って)大学入って初の無失点だったのでよかったです。(試合前、チームで話し合ったことは)プレーを変えないでいこうと話し合いました。(無失点で抑えられたのは佐藤選手の活躍もあるのではないですか)プレイヤーに助けられた場面もあったのでとても助かりました。(今後の意気込み)今大会は自分自身の納得いくプレーではなかったので、改善して次の大会ではチームを助けられるような守りをしたいです。


TEXT=浅野琴美