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2021.05.20
サッカー

[男子サッカー]チャンス決めきれず、日大と勝ち点1を分け合う結果に

第95回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第6節

5月15日(土)埼玉スタジアム2002第2グラウンド


東洋大0-0日大


〈出場メンバー〉

▽GK青木祐太(国4=狭山ヶ丘)


▽DF

田頭亮太(国2=東福岡)

中村勇太(国4=鹿島Y)

高橋亮(国3=FC東京U-18)

大森大地(国4=帝京大可児)


▽MF

高柳郁弥(国3=大宮Y)

山下勇希(国4=昌平)

瀬畠義成(国3=JFAアカデミー)

梅津凌岳(国4=京都橘)→75分 室井彗佑(国3=前橋育英)


▽FW

前田泰良(国3=鹿島Y)→84分 本間洋平(国2=札幌U-18)

佐々木銀士(国3=青森山田)→89分 松田佳大(国3=京都橘)


攻守にわたり活躍が光った大森


             相手を交わす山下    


 (写真提供:東洋大学体育会サッカー部)

 


※掲載が遅れ、申し訳ございません。


 学芸大との試合が延期となり久々の試合となった東洋大の今節の相手は、日大。ゴール前まで果敢に攻め込む姿がみられるもチャンスを決めきれず、0-0で勝ち点1を分け合い試合を終えた。


 相手に試合を支配される状況からはじまった前半。開始早々、相手にゴール正面まで攻め込まれ勢いよくゴールを狙われるが、ここはGK青木がセーブし相手の得点を抑える。22分、東洋大はCKを獲得し、前田からのゴール前にあわせたボールを山下がゴールへ押し込もうとするも相手DFに当たりゴールマウスを捉えられず。そして33分にFK、34分にCKを獲得するも、またもや相手守備に阻まれゴールへ至らず。その後も果敢に攻め続けるがいずれも得点に結びつけられぬまま前半戦を終える。


 後半早々東洋大がボールを支配し、前田から瀬畠へとパスが通り、そのチャンスに上がってきた田頭が勢いそのままに左足を振りぬくもゴール上へと外れる。その後、相手にゴール前まで攻め込まれる展開がみられるが、ここは守備陣が守りきる。82分、東洋大に新たなチャンスが訪れる。瀬畠、前田へとボールが通り、大森がゴール前にボールをあげるも室井に通らず、流れたボールを高柳が枠の中へ押し込もうとするも相手GKにはじかれる。しかし、そのこぼれ球に反応した室井がもう1度ゴールを狙うが、またもや相手GKにセーブされ得点に至らず。その後も一進一退の試合展開が続き、スコアレスドローで試合を終えた。


 守備やチーム層の部分では新たな収穫を得たが、井上監督が「決定機をつくりながらもその決定機を決めきれなかった」と話すように攻撃部分での課題が残った今節の東洋大。関東大学サッカーリーグ1部昇格を成し遂げるため、チーム一体となりこの課題を修正し、さらなる勝ち点へと挑む次節の彼らの姿に注目したい。


※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。



■コメント

・井上監督

(今節を振り返って)両チーム共に決定機を決めきれず、最終的には勝ち点を分け合った試合となった。前半に関しては、相手にゲームを支配される時間が長く、決定機もつくられた。ただ、後半はその分修正することができて我々の方が決定機をつくる形が多かったが、その決定機を決めきれないまま試合を終えてしまった。逆に守備の部分は決定機をつくられたが、最終的にGKやDFの体を張ったセーブは非常にポジティブだったと捉えている。(収穫と課題は)けが等により前節までのスタートで出場した選手が何名か入れ替わったが、替わって入った選手がしっかりその役割を担い、いい活躍をしたこと、またその上で失点0で試合を終えられたことが収穫。ただ、100パーセントのゴールチャンスをつくりだせたところは良かったが得点に結びつけられていないという課題が残った。(次節に向けて)1週間空くがその中でポジションの競争を促しながら、いいコンディションでゲームに挑めるようにもっていきたい。


・山下(国4=昌平)

(今節を振り返って)今年初の有観客試合ということと自分たちが今いい調子でリーグ戦を進められている中でどうしても勝ちたい試合だった。しかし、前半立ち上がりの試合の進め方が良くなく、相手ペースで進んでしまいネガティブな印象を受けるような試合展開だった。その後、後半では立て直し自分たちのペースで試合を進められたことと何度かチャンスをつくれたことは良かったが、そこで決めきる力と1点とって勝ち切る力が足りないと実感させられるような試合だった。(収穫と課題は)後半の自分たちのゲーム中で立て直す力ができたところとチャンスまでもっていくというところは今後繋がっていく収穫だった。課題は、毎試合立ち上がりを意識しているが、なかなかいい入りができないので今年1年戦っていく中で常に課題だと思っているのと、やはり決定力不足というところでリーグ戦を1位で終えて1部昇格という目標達成をするためにはこの課題を解決してさらにチームのレベルアップをはかっていきたい。(次節に向けて)今節ででた課題を次節までの準備期間でチーム全体で意識し、チームの底上げや選手層を厚くして誰が出ても勝てるようなチームをつくっていけるように、次節までに準備をして必ず勝って次につなげたい。


・室井(国3=前橋育英)

(今節を振り返って)非常に厳しい状況で途中出場ということで結果を求められて出されたと思うが、チャンスのあった場面で決めきれなかったところが心残り。(収穫と課題は)全体的に相手からたくさんチャンスをつくられたが、体を張って0点に抑えられたところはすごくチームとしてもプラスになった。課題は結果の部分で、チャンスがたくさんあった中で決めきれなかったというところ。(次節に向けて)次節は関学大ということで簡単な試合ではないが、自分たちのサッカーをして今日でた課題などをしっかり克服し次の試合に向けて準備していきたい。



[次節試合予定]

第95回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第7節

5月30日(日) vs関学大 会場非公表 14:00キックオフ

※ジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式Youtubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。


TEXT=長岡祐希