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ジャパンオープン2021
6月3日(木)〜6日(日)千葉県国際総合水泳場
(4日目・予選)
◆女子50m自由形
5組
4着 白井 26"15
→全体10位でB決勝進出
7着 山本真 26"37
◆女子200m背泳ぎ
5組
4着 酒井 2'15"62
→全体12位でB決勝進出
◆女子100mバタフライ
4組
9着 倉知 1'02"68
◆男子100mバタフライ
4組
2着 阪本 52"43
→全体4位で決勝進出
◆女子200m平泳ぎ
4組
10着 池田 2'37"29
◆男子200m平泳ぎ
2組
1着 花車 2'11"77
→全体3位で決勝進出
(4日目・B決勝)
◆女子50m自由形
7着 白井 26"26
◆女子200m背泳ぎ
6着 酒井 2'15"62
(4日目・決勝)
◆男子100mバタフライ
7位 阪本 52"57
◆男子200m平泳ぎ
2位 花車 2'08"95
自己ベストをマークし、準優勝した花車
(写真提供:日本水泳連盟)
東京五輪の前哨戦となったジャパンオープンは最終日を迎えた。B決勝には白井(国4=宝塚東)と酒井(法2=武南)が出場。また、阪本(国4=三重)が男子100mバタフライ決勝へ。花車(文4=丸亀)は男子200m平泳ぎで準優勝を果たした。
白井は女子50m自由形に出場した。予選を上位で通過することができず、B決勝に挑むことに。しかし、思うようにタイムを伸ばしきれず7位でフィニッシュ。白井にとって課題の残るレースとなった。白井は酒井と共に東京五輪に臨む。世界との戦いまでに調子を取り戻すことができるか。
女子200m背泳ぎに出場したのは酒井。予選で失速してしまい、白井と同様にB決勝に進んだ。迎えたB決勝では、6位に沈んだが予選と全く同じタイムを出し、安定感を見せた。酒井が見据えるのは開催まで50日をきった東京五輪でのメダル獲得。約1ヶ月少しの間でギアをあげていきたい。
また、男子100mバタフライには阪本が出場し、決勝に駒を進めた。阪本は、大きく肩を回す勢いのある泳ぎで、前を猛追しようと試みるも抜かされてしまう。少しでもいい結果で終わろうと、後半の追い上げに期待したいところだったが、無念の7位となった。今大会では200mバタフライでも決勝進出を果たした阪本。10月に行われるインカレでは、チームを引っ張る存在になるだろう。阪本の今後の活躍から目が離せない。
最終種目、男子200m平泳ぎ決勝に出場したのは花車。予選を3位で突破し、決勝の舞台に立った。100m平泳ぎ決勝と同様に、佐藤翔馬の隣のレーンを泳ぐ。好調を保つ花車は、トップをひたすら追う。100mを過ぎた時点で3位につけ、優勝を狙える位置にいた。後半に入ると、150mのターンで2位に躍り出る。トップと1秒差になったが、惜しくもタッチの差で敗れた。しかし、自己ベストを更新。「今出せる最大限のパフォーマンスができた」と嬉しそうに振り返る花車は、100m平泳ぎに続いて準優勝に輝き、表彰台にあがった。五輪代表選手に全く引けを取らない泳ぎを発揮した花車。次戦のインカレでは、「もっと高いレベルを目指す」と常に上を見続ける。
インカレ前の主要大会であるジャパンオープンが閉幕。今大会では、多くの選手が決勝・B決勝に出場した。各々が感じた良かった点や反省点を踏まえ、国体予選そしてインカレに臨みたい。また、白井と酒井は目の前の東京五輪に向けて準備していきたいところだ。これからの東洋大の活躍に期待がかかる。
◼︎コメント
・花車(文4=丸亀)
(今日のレースを振り返って)レース展開としても完璧で、今出せる最大限のパフォーマンスを発揮できたので、良かった。(決勝はどんなイメージで)予選がとても楽に泳げたので、ベストは更新できるかなと思っていた。とにかく泳ぎを崩さないように気をつけて泳ぎ切った。(自己ベストを出せた感想は)2分08秒まで出せると思っていなかったので、少しびっくりした。(好調をキープ出来ている要因は)選手権が終わってからも、気持ちを切らさず練習ができていることだと思う。練習の出来も以前に比べてよくなっていると感じる。(五輪代表選手と並んで表彰台に上がってみて) 2人とも本調子ではないと思うが、良い勝負ができて良かったと思う。 (次戦に向けて強化したいところと意気込み)今大会は調整をしていなかったので、引き続き筋力や体力に関しては強化していく。次の主要大会はインカレなので、そこで2種目とももっと高いレベルを目指して頑張ります!
TEXT=浅野琴美