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2021.06.10
コラム

第740回 光をみつめて 執筆者・青木智哉

みなさま初めまして。2年の青木智哉です。今回のコラムから新入部員も担当させていただくことになりました。どうぞよろしくお願い致します。


コラムを執筆するという話をいただいて、さっそく迎える初回。書きたいことが浮かんでは消え、まとまりそうでまとまらず、そんなこんなで時間だけが過ぎてゆきます。残すは1日。果たして納得のいくコラムは書きあがるのでしょうか。せっかくいただいた機会ですので、大切に、丁寧に。自分の思いを文章という形でお伝えできればと思います。


肝心の初回、まずは自分について書くことにしましょう。とはいいつつ、あまり自分を表に出さないタイプの人間です。あれこれ語れる自信がないので、ひとまず「スポーツ」を軸にお話させていただきます。


これまでを振り返ってみますと、ありがたいことに、いくつかのスポーツを経験させてもらいました。小学生のときには硬式テニスと水泳、体操、中学になると軟式テニス、そして高校ではバレーボール。いわゆる一筋ではなく、さまざまな競技に触れてきています。しかしながら、とくに成績を残すこともなければ、続けようとすることもなく、いってしまえば中途半端がほとんど。それゆえ、いまも昔もスポーツには向いてないと思っています。ただ、なんだかんだ十数年もスポーツを続けてきました。なぜなのでしょう。さまざまな理由があるはずですが、いま考えるに、「スポーツがもつ力、そしてスポーツを通して得られる価値を大切にしたかった」ということが一つあるような気がします。


そういうわけで、これまでの経験と得られたものを、もっとお伝えすべきなのですが、ただいま時間と分量に不安を抱えております。詳しくは今後のコラムにて、といったところにしておきましょう。とにかくスポーツを続けてきて、後悔はない、はずです(笑)。


そして、こうした「スポーツの力、価値」というものを、昨年から続くコロナ禍、あるいは7月からの東京五輪・パラリンピックを直前に控える中で、強く考えさせられています。やはり状況が状況である以上、どうしても五輪・パラリンピックに対して、前向きな意見もあれば、それを否定する意見もあります。それは当然だと思いますし、どちらが正しいとも言えません。ただ、個人的に「スポーツの力、価値」だけは否定してはいけないと感じています。こういうときだからこそ、スポーツを通して、同じ時間や気持ちを共有する、前を向く必要があり、それは行う側も、観る側も一緒だと思います。昨年、五輪・パラリンピックの延期はもとより、多くの大会、イベントが中止、または規模を縮小を余儀なくされ、部活動などの活動自粛も求められました。スポーツ界においても、さまざまな方々が大変な思いをされたことでしょう。それがいま緩和されてきているところです。ここ最近、国内外での嬉しいニュースを耳にする機会も多くなりました。ひたむきに努力を重ね、活躍する選手たちの姿が、とても輝いて見えると同時に、なにか背中を押されるような気持ちを受けます。


そのような中、東京五輪・パラリンピックの開幕まで43日。開催が決定してから楽しみにしてきた自分としては、どこか複雑な思いもあります。開催すべきとも言えず、中止すべきとも言えず。ただただ、感染状況が改善されることを願うばかりです。次のコラム担当は秋ごろでしょうか。どんなお話ができるのか注目して待っております。


自分について書き始めたコラムが、やはり違った方向へ進んでしまいました。申し訳ございません。ただ、こうして思ったことを文章にしてみると、さまざまことが頭をよぎります。それこそ部活動の記憶であったり、コロナ禍での大学生活であったり。いま思えば、あのときの厳しい練習、大会、どれほどしあわせなことだったのでしょう。毎日のように登校して、友だちと過ごして、帰りに買い食いをして。当たり前など存在しないと、改めて気づかされました。そうこうして過ぎ去った大学1年生、もう2年生です。4月には20歳を迎えました。10代の最後、大学の最初、どちらをとっても大きな大きな一年、もちろんやり残したことばかりです。しかし、これは二十歳というタイミングで再出発できるということ。こうして、念願だったサークル、スポトウにも入ることができています。まだまだ制約は多いですが、そのなかで出来ることを、少しずつ、楽しんでいきたいものです。


最後になりますが、改めまして、今後ともよろしくお願い致します。これから担当する部会が決まりますので、次回のコラムにて、お伝えさせていただくことになると思います。


初めてのコラムということもあり、かなり長めに書かせていただきました。また、拙い文章でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。



青木智哉




ようやく大学生になれたのでしょうか。ここから3年制の大学、そう思った方がよいのかもしれません。とにかく感謝を忘れずに。