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2021.06.15
サッカー

[男子サッカー]中盤までの流れ守り切れず、専大とドロー

第95回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第9節

6月12日(土)千葉県総合スポーツセンター東総運動場


東洋大3-3専大


<得点者> (アシスト)

2分 横山 (山下)

16分 山下

57分 中村


〈出場メンバー〉

▽GK青木祐太(国4=狭山ヶ丘)


▽DF

田頭亮太(国2=東福岡)

中村勇太(国4=鹿島Y)

高橋亮(国3=FC東京U-18)

大森大地(国4=帝京大可児)


▽MF

横山塁(国4=FC東京U-18)→72分 高柳郁弥(国3=大宮Y)

山下勇希(国4=昌平)→73分 本間洋平(国2=札幌U-18)

瀬畠義成(国3=JFAアカデミー)

梅津凌岳(国4=京都橘)


▽FW

前田泰良(国3=鹿島Y)→82分 桝谷岳良(国4=川崎U-18)→89分 鍵山慶司(国4=青森山田)

佐々木銀士(国3=青森山田)→後半開始 室井彗佑(国3=前橋育英)



チーム一丸となって挑んだ



3点目を挙げた中村を中心に喜びを分かち合う


(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)


 前節で中大を破り1位となった東洋大の第9節の対戦相手は、専大。開始早々横山が先制点、16分には山下が2点目を挙げ、さらには57分には中村が3点目を挙げる。しかし後半、相手に3得点を許してしまい3-3で試合を終えた。


 東洋大ボールでキックオフ。開始早々、山下からスルーパスをうけた横山がゴールを狙うと、ボールは相手GKの右横を通過しゴールネットへ。先制点を獲得する。16分には山下がミドルシュートをきめ、追加点を挙げる。しかしその後、専大が巻き返しをはかろうとゴール前まで上がっていく場面がみられるもDF陣によってゴール前を守り簡単には割らせない。一方、東洋大は3点目を狙うため、31分にゴールを狙う姿がみられるも得点には至らず。


 2点リードで始まった後半戦。57分にはCKのチャンスを獲得し、前田泰がゴールサイドにあげたボールを相手DFの裏をとった中村がヘディングであわせゴールネットを揺らす。3-0とさらにリードを広げた東洋大だが、ここから相手の反撃が始まる。70分にゴール前の反則から相手にPKのチャンスを与えてしまい、失点。80分、相手選手が左サイドからゴールを狙うがここはGK青木がナイスセーブをみせる。しかし直後、相手のCKから追加点を許してしまう。そして90分には、FKに対しゴール前に7人の壁で一度ははじくもそのこぼれ球に反応した相手選手が右足を振りぬき、3-3の同点となる。その後、ゴールを脅かされる場面があったものの守り切り、勝ち点1を分け合った。


 中盤まで3得点を挙げ後半に追いつかれるも、それぞれ別の選手で別の得点の取り方をできた今節の東洋大の収穫は大きい。次節は、延期となっていた東京学大との一戦だ。準備期間はわずかとなるが、今節で新たに得た収穫と反省を活かし、前期残り3試合を勝ち切り勝ち点3を積み重ねたい。



※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。


■コメント

・井上監督

ミーティングで前半の立ち上がりでのファーストチャンスをそのまま得点になるようにと話しをし、試合本番での入り方としては狙い通りの形で点が取れた。少し緩い流れになったが、2点目にいいミドルシュートが決まって、その後は我々のペースでゲームができたのではないかと思う。後半になって、相手が戦い方を変えてきた中でPKもあったが3-1にしたところまでは良かったが、選手を入れ替えながらやっている中で、相手に追加点を取られて決定機の阻止ということで退場者もロスタイムにでたりして終わり方としては良くなかった。(別の選手で3得点挙げたことについて)狙い通りの形から1点目を取れてミドルシュートもあってようやくコーナーキックから得点が取れてという形で、人が違うということもそうだが得点のバリエーションがでたことは非常にポジティブに捉えている。(次節へ向けて)延期になっていた東京学大とのゲームが水曜日に入ってくるので、中3日という短い準備の期間で、今節は退場者もでていることからメンバーも少し変わってくるかと思うが残念な勝ち点2を失ったというゲームをしているので、きちっと勝ち点3を積み重ねることができるようにゲームに挑みたい。


・横山(国4=FC東京U-18)

最初に監督から、自分たちの中では最初のチャンスと次のチャンスでしっかり2点決めるという指示があって、前半立ち上がりに1点取れて2点目も続けて取れたのでそれをしっかりできた。しかし後半に中村が3点目をいれてから、相手にPKを与えてしまって3-1となり、その後も選手たちが入れ替わる中で最後に相手の勢いに負けてしまって3-3と引き分けになってしまったので悔しい形になった。(自身の得点シーンについて)監督から最初のチャンスをしっかり決めきるという指示があった中で、山下がちょうどいい所にスピードを殺さずいいパスをしてくれたので、中大戦では左足でうった分、縦は空いているかなと思ってそのまま縦にいって、いい形でゴールを決められたので良かった。(次節へ向けて)今日は悔しい引き分けという形になってしまったので、水曜日とあと2連戦あるので、この引き分けを引きずらずにしっかり皆でチームの底上げをして誰が出ても強いチームになって前期あと3試合しっかり勝ち切りたい。


・中村(国4=鹿島Y)

前半にいい形で先制できて入り自体はすごく良かったが、自分たちのミスで失点をしてしまって最終的に勝ち点3を取りこぼしてしまったというのはとても悔しい試合だった。(自身の得点シーンについて)去年からセットプレイは練習の中でも得点することがあって、個人的にも今年は得点にこだわってやろうと思っていたが、本番ではなかなか得点を取れずにいた。なので、個人的には今節で得点を取れたことは良かったがそれよりもチームの勝ちに結びつけられなかったというのがとても悔しい。(次節へ向けて)最近の試合では失点をしているのでまずは失点をせずに勝ち切るというところをチーム全体で意識し、また今日の引き分けをいいものにできるようにしっかり皆で反省してよりいいチームになれるようにやっていきたい。



[次節試合予定]

第95回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第5節

6月16日(水) vs東京学大 会場非公表 15:00キックオフ

※ジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式Youtubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。


TEXT=長岡祐希