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第95回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第10節
6月20日(日)会場非公表
東洋大0-2東国大
〈出場メンバー〉
▽G K
青木祐太(国4=狭山ヶ丘)
▽D F
田頭亮太(国2=東福岡)
高橋亮(国3=FC東京U-18)
中村勇太(国4=鹿島Y)
大森大地(国4=帝京大可児)→稲村隼翔(国1=前橋育英)
▽M F
高柳郁弥(国3=大宮Y)→本間洋平(国2=札幌U-18)
山下勇希(国4=昌平)
瀬畠義成(国3=JFAアカデミー)
梅津凌岳(国4=京都橘)
▽F W
前田泰良(国3=鹿島Y)→伊藤恵亮(国3=矢板中央)
町田悠(国1=三菱養和S C・Y)→室井彗佑(国3=前橋育英)
後半チャンスを作り続けた伊藤
試合に向かう東洋イレブン
(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)
※掲載が遅れてしまい申し訳ございません。
関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)第10節、中3日で迎えた今節の相手は現在首位の東国大。東洋大は前半でチャンスをつくり続けるも決めきれず、後半で更なる失点を重ね無念の連敗を喫した。
前半、立ち上がりから積極的に攻め込む東洋大だったが、相手守備陣の突破に苦戦する。 開始早々ゴール前まで上がるも相手D Fにカットされる。東国大も負けじとゴールを狙ってくるが、こちらもチーム一丸となって割らせない。そんな一進一退の時間が続く中、試合を動かしたのは東国大。39分、不覚にも相手に裏を取られるとそのまま突破を許す。一対一の状況に流石のG K青木も対応しきれず、悔しい先制点を奪われた。その後もチャンスをものにできず、1点を追う形で前半を終える。
後半、なんとしても同点に追いつきたいところだが、開始まもなく不運が襲う。46分、相手F Kから得点を阻止しようとした中でまさかのファウル。これには井上監督も思わず「おかしな判定」。結果はP Kに。相手の放ったボールはゴール左へと突き刺さり、悔しい2点目を献上することとなった。無得点で終わるわけにはいかない東洋大は、66分、C Kのチャンスから中村が頭で合わせにいくがこれはクロスバー。続く83分には梅津凌からボールを受けた伊藤がゴールまで駆け上がるもG Kに阻まれ、思うようにいかない。チャンスをつくり続けた東洋大だったが、結局試合を巻き返すことはできず、0-2という悔しい結果で試合を終えた。
短いスパンの中での3連戦を戦い抜いた東洋大。結果は1分2敗と決して満足のいくものではない。次回はいよいよ最終節となる産能大戦。前期を勝ちで締めくくり、後期への足掛かりにできるか。
※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。
◼︎コメント
・井上監督
前半20分くらいまで何度かいい形があったが、最終的にシュートを打って終わるという回数が、攻撃している回数に比べると少なくなっていたなと思う。ある程度自分達のゲームをしている中で、何もないところからというか、完全に崩されたわけではないが、相手の長いボールがディフェンスラインの背後に入ったところからの失点なので、非常に前半としてはもったいない戦い方をしたなと思う。後半に入って立ち上がり2分のところでペナルティキックを取られたわけだが、これもレフリーのおかしな判定で、相手のチームの監督と話をしてもおかしな判定だって相手が言うくらいだったが、それでも審判はその判定をしているので、それで大きくゲームが左右されるのは選手にとってちょっとかわいそうかなという気はする。0−2のところからなんとか得点を生もうとしたが、攻撃が最終的に相手のディフェンスラインの前で止まってしまっているところはまだ我々の力不足かなと。背後をとってキーパーと一対一になったシチュエーションがあったが、これも最終的に決めきれていないので、まだそこの部分は我々が足りないところかなと感じている。(相手の印象は)相手はこれまでリーグ戦非常に失点少なく戦っているが、それ以上に前線に個人の身体能力に長けている選手がいて、その選手達を起点に攻撃する、またその選手たちが点をとるという特徴がはっきりしていたチームだと思う。(次節へ向けて)前期の前半戦はいい形というか、いいゲームができていたので、前半戦最終節、もう一度自分たちの戦い方を見直した上で、勝ち点3をどうやって取っていくか、一週間選手達と話しをしながら取り組みたい。
・大森(国4=帝京大可児)
今節は相手が自分たちが高いラインにいるということは知っていたので、背後に出す攻撃が多くなるというのは分かっていた。裏の対応をして、自分たちのサッカーをして、しっかり点取って勝とうというのがスタンスだったが、1点目のところで自分たちの準備不足で失点してしまって、後半の立ち上がりは不用意なファウルでP Kになってしまい、2点目決められて。そこからチャンスはあったがそこも決めきれず。守備の背後の対応と、最後の失点してしまうところが今日の敗因を招いたのかなと思った。(見つかった課題は)自分たちの守備のラインをあげて、高いラインを維持しながら攻撃を展開していく中で、高いラインにする分背後のスペースが空くので、そこをやっぱり相手も狙ってくると思う。今日そこも自分たちの対応の悪さで失点しているということで、そこを改善して、守備の対応をもっとこだわってやっていかないとなというのはあった。(次節へ向けて)前期最終節になるので、ここで負けて終わるのと勝って終わるのでは次のモチベーションに差も出るし、最後の試合というのはいろんな意味で大きく変化するような試合。この一週間で自分たちの今日出た課題やこれまでの課題を見つめ直して、しっかり調整していって、勝ち点3を無失点で取れるようにしていかないといけない。
・梅津凌(国4=京都橘)
チームとして悪くはなく、自分たちのやりたいことはできていたが、その中で前半先制されて。自分たちの課題ではそこから巻き返すっていうところで、ちょっとみんな気持的に落ちてしまって、それができなかった。後半不運にも審判の判定でP Kを取られてしまって、ゲームが決まってしまった感があったかなという風に思うので、やはり自分たちがうまくいっていない時間帯とか、もっとチーム全体として巻き返せるとこ巻き返していこうっていう気持ちというか、そういうところが大事になってくるなという風に感じた。(見つかった課題は)自分達の気持ちの面で負けている時も巻き返すということと、あとはハイラインにしている分そこの裏を蹴ってくる相手が多いが、そこで対応した後のセカンドボールを拾う意識だったり、そこで拾ってからしっかりつないで、自分たちがボールを持つ時間をもっと長くすれば、いい攻撃というか、自分たちのゲームに持っていけるんじゃないかなという風に感じた。(次節へ向けて)チームとしていっぱい課題が出てきているので、今すごいチームとして変わる大事な時期だなと感じている。産能戦、今日とか前の試合とかでも出た課題をしっかりと克服して、勝てたらもっとチームとして成長できていくので、絶対勝ちたい。
[次節試合予定]
第95回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第11節
6月27日(日) vs産能大 会場非公表 14:00キックオフ
※ジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式Youtubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。
TEXT=松本考史