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平成27年度熊谷市陸上競技春季記録会
5月3日(日)熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
一般・高校男子100m
1組
4着 森下 10"88
3組
5着 西澤 11"15
8組
DNS 笠原
一般・高校男子400m
1組
4着 池田 48"91
2組
5着 櫻井 48"66
8着 金田 51"75
3組
1着 赤川 49"07
4着 四家 49"57
6組
2着 吉野 50"61
一般・高校男子走幅跳
小川 7m26
大学2戦目となった小川はすでに存在感抜群だ
得意のスタートダッシュを成功させた森下
熊谷市春季陸上競技記録会に短距離陣が出場。中でも男子走幅跳の小川(法1・大阪桐蔭)が自己ベストに迫る跳躍を見せ、調子の良さをのぞかせた。
男子100mでは1組の森下(総1・浜松市立)が得意のスタートで瞬時にトップに立つ。中盤以降は思うようにスピードに乗れず先着を許したが、向かい風の中でも力強い走りを見せた。本人はスタート能力が生かされるリレーの1走を狙っており、今後はスタートのさらなる成長と共に、後半での課題克服が求められる。
6名の選手が出場した男子400mでは2組の櫻井(総1・国学院栃木)がスタートから果敢に先頭を奪い合う。150m過ぎには苦しい走りになったが、チームトップの記録をマークした。3組では四家(法2・西武台千葉)が前半から積極的に飛び出し好機をうかがう。中盤には赤川(ラ4・西武文理)もポジションを上げ始め、トップ争いに加わる。ラストは胸の差での決着となったが、赤川が最上級生らしく組トップでゴールした。自己ベストは出なかったものの、先日の岩壁杯からタイムを縮めている選手もおり調子が上向いている証といえるだろう。
男子走幅跳の小川は1本目から7mを超え好調を確認する。しかし「踏み切り足が板に乗っていなかったのでまだまだいけるなと思った」と2本目ではタイミングを修正し、自己ベストまで残り2㎝となるジャンプを披露した。会場に手拍子を求めて臨んだ3本目はファールになったものの、関東インカレではベスト8を目標にしており、ルーキーイヤーでの入賞に向けて期待が高まる。
新入生の活躍が目立った今回の記録会。関東インカレまで2週間を切った中、彼らが結果を残すことでチームは活気づいていくだろう。リレーのメンバー争いも大詰めを迎えており、1年生がどれだけメンバーに絡めるか注目だ。
■コメント
・小川(法1・大阪桐蔭)
大学2戦目ということで1戦目よりはうまくできたかなと思う。1本目から7m20を出せたが、踏み切り足が板に乗っていなかったのでまだまだいけるなと思った。(風も吹いていたが)追い風だったので、これに合わせれば自己ベストも狙えるなと思った。(3本目に手拍子をお願いしたのは)2本目でほぼベストだったので、ラストは記録を狙っていこうと思って、調子を上げるために手拍子をお願いした。(関東インカレに向けて)自分の跳躍ができるように精一杯頑張ってベスト8を目標にしていきたい。
・森下(総1・浜松市立)
最初のスタートはうまく出られたが、その後に体が少し上がってしまい走りも浮いた感じになり、後半はたれてしまった。(タイムに関しては)この前の岩壁杯ではあまり調子は良くなかったが、今回は向かい風の中でこのタイムを出せたので良かったと思う。(今後に向けて)まずは関東インカレのリレーメンバーに入ること。得意のスタートに磨きをかけ、後半にも落ちないようにして、1走を狙っていきたい。
TEXT=伊藤空夢 PHOTO=吉川実里、野原成華