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「アミノバイタル®」カップ 2021 第10回関東大学サッカートーナメント大会準々決勝
7月16日(金)会場非公表
東洋大1-2産能大
〈得点者〉(アシスト)
82分 室井 (押久保)
〈出場メンバー〉
▽GK
青木祐太(国4=狭山ヶ丘)
▽DF
田頭亮太(国2=東福岡)
高橋亮(国3=FC東京U-18)
神山京右(国4=横浜FC・Y)
大森大地(国4=帝京大可児)→75分 押久保汐音(国3=新潟U-18)
▽MF
横山塁(国4=FC東京U-18)→75分 室井彗佑(国3=前橋育英)
山下勇希(国4=昌平)
本間洋平(国2=新潟U-18)→45分 高柳 郁弥(国3=大宮Y)
梅津凌岳(国4=京都橘)
▽FW
前田泰良(国3=鹿島Y)
佐々木銀士(国3=青森山田)→82分 桝谷岳良(川崎U-18)
右足を振り抜きゴールを決めた室井
主将としてチームを引っ張る神山
(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)
「アミノバイタル®」カップ 2021 第10回関東大学サッカートーナメント大会準々決勝の相手は産能大。前半に2点を決められ厳しい状況の中、後半途中出場の室井が点数を決めるが追いつくことが出来ず1-2で敗戦。
立ち上がりから激しい球際の攻防が繰り広げられる。大森のパスに梅津凌が抜け出すがシュートまでは持っていけない。右サイドでパスを回しクロスを上げるが合わない。徐々に東洋大がボールを握り始める。ペナルティエリア近くまでボールを運ぶがシュートを打つことができない。ボールを取られてもチーム全体で攻守の切り替えが早く相手に思うような攻撃をさせない。16分、山下から梅津凌へとつなぎ体を反転させシュートを打つが枠の外。試合が動いたのは23分、右サイドから侵入されフリーになった相手がシュートを放ち失点。まずは追いつきたい東洋大は36分、中央突破から梅津凌が運ぶが相手にクリアされる。前半終了間際、追加点を許し2点ビハインドの厳しい状況で前半を終える。
後半開始早々、横山のキックフェイントに梅津凌がシュートを狙うが相手DFに阻まれる。53分、ロングボールから抜け出した横山がゴール前にラストパスを流すが合わず。横山のクロスに佐々木が頭でゴールを狙うが相手にクリアされる。69分、絶好の位置でFKを獲得、キッカーは前田泰。ボールはクロスバーの上を通過し得点ならず。80分、室井がドリブル突破からシュートを放つが相手GKに止められる。残り時間も少なくなり、2点ビハインドの東洋大は攻撃の枚数を増やし攻め上がる。82分、左サイドから来たボールを室井がシュートをしゴールネットを揺らす。追いついて延長戦に持っていきたい東洋大はロングボールを前に蹴り攻め続けるが相手の堅い守りを崩すことができずタイムアップ。
勝てば全国大会への出場権を獲得する一戦。前半の2失点が響き1-2で敗北。中2日の試合を2連続やっているだけあって疲労が溜まっているという厳しい状況の中での試合だったが、後半のピッチ全体を大きく使ってボールを保持し攻撃を展開する東洋大サッカー。これを中1日で迎える順位決定戦で出し切ることができれば全国大会出場が見えてくる。順位決定戦に向けて神山は「総力戦でチーム全員で戦って全国に行きたい」と東洋大サッカー部全員で次の勝利を掴みとる強い意志が伺える。勝てば全国大会が決まる次の試合、チーム全員で勝ちを目指す姿に期待したい。
※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。
■コメント
・井上監督
中2日、中2日と1回戦、2回戦と110分戦ってきた中でかなり消耗してる感はあった。前半プレーが少し消極的であった中で2失点。後半早く盛り返したが攻めてる時間が長かった。1点しか返せずという形。(2点ビハインドで迎える後半、ハーフタイムでどのような指示を)少し頭が下がった状況だったので0-2という状況は変わらないのでどうするか、失うものはないから一つずつ返していくしかないと指示した。(順位決定戦に向けて)勝てば全国大会の出場権を得られる訳だが、1週間で4試合目なのでそう簡単にはいかないと思う。交代選手含めてそこにチャレンジして選手たちが求める結果に結びつけたい。
・神山(国4=横浜FC・Y)
今日の試合は全国が懸かった試合ということで勝てば全国が決まる試合だったが、入りから行こうと話していたが前半うまくいかない場面が多くて、後半は自分達のペースで進められた。前半2点ビハインドの中で始まったのが改善点。(産能大とたたかっての印象は)自分は出てなかったが、リーグ戦でもやっていて相手の特徴をある程度わかってた中での試合だっただけに、もっと自分達がうまく進められたのではないかと思う。(順位決定戦に向けて)連戦でみんなきついと思うが全国へのモチベーションは高いので総力戦でチーム全員で戦って全国に行きたい。
・室井(国3=前橋育英)
立ち上がり、入りが悪かったのでそこで2失点して試合展開的にも厳しい試合展開だった。後半は自分たちのサッカーが出来たが追いつくことができなかったので入りの部分では自分たちの課題だと思う。(自身の得点について)途中からだったのでフレッシュな状態で自分も点を求められて試合に出されたと思うのでそこで点を取れたことは良かった。(順位決定戦に向けて)日曜日勝てば全国大会行けるのでしっかり今回の課題だったりを克服して中1日だがしっかり準備して東洋のサッカーをして勝ちたい。
TEXT=友寄慈温