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2021.07.30
サッカー

[男子サッカー]攻守奮闘で駒大完封撃破! 来る後期へ向け大きく弾みつける 

「アミノバイタル®」カップ 2021 第10回関東大学サッカートーナメント大会 順位決定戦

7月25日(日)会場非公表


東洋大3-0駒大



〈得点者〉(アシスト)

47分 飯澤

64分 伊藤(桝谷)

84分 高柳(松田)


〈出場メンバー〉

▽GK

川上康平(国2=JFAアカデミー)


▽DF

土谷大晟(国3=矢板中央)

笠嶋哲太(国4=帝京大可児)

松田佳大(国3=京都橘)

押久保汐音(国3=新潟U‐18)


▽M F

伊藤恵亮(国3=矢板中央)→66分 高柳郁弥(国3=大宮Y)

本間洋平(国2=札幌U-18)→83分 瀬畠義成(国3=JFAアカデミー)

塩澤隼人(国4=前橋育英)→62分 鍵山慶司(国4=青森山田)

飯澤良介(国4=横浜 F C・Y)→73分 町田悠(三菱養和S C・Y)


▽FW

桝谷岳良(国4=川崎U-18) 

小林粋(国4=大宮Y)→51分 井上怜(国3=市立船橋)


公式戦初ゴールを挙げた伊藤


後半追加点を収めた高柳


(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)


※掲載が遅れてしまい、大変申し訳ございません。

 

 「アミノバイタル®」カップ 2021 第10回関東大学サッカートーナメント大会(以下、アミノバイタルカップ)、順位決定戦最後の相手はリーグ戦1部でプレーをする駒大。東洋大は大幅なメンバー変更にもかかわらずこれまで通りの強さを発揮。後半立て続けに3得点を奪う大健闘で勝利し、アミノバイタルカップを総合5位で締めくくった。


 前半、立ち上がりから駒大の攻撃にさらされるが、東洋大も負けじと機会を窺う。18分、中央にいた塩澤が絶妙なスルーパスで前線にボールを送るとこれに合わせた押久保が勢いよくロングシュート。さらに続く28分、同じく塩澤の縦パスを受けた桝谷が相手選手をドリブルで交しそのままシュートまで。どちらも枠こそ捉えきることはできなかったが、積極的にゴールを狙っていく。そして前半終了間際、飯澤からのクロスに小林が頭で合わせにいくがこれは惜しくもポスト。チャンスを演出し続けたものの得点まではあと一歩届かず、0-0で前半を折り返す。


 ゲームを動かしたい後半、早々に東洋大が見せる。開始直後、伊藤が華麗なフットーワークでゴール前まで攻め込むとそのままシュート。これは惜しくも相手G Kに弾かれるが、飯澤がすかさずこぼれ球を押し込んで見事先制点につなげた。さらに64分、右サイドから飯澤、桝谷とつないで最後は伊藤。「いいパスがきたので流し込むだけだった」と冷静にゴール左隅に沈めた。2点リードを許した駒大もたまらず反撃を仕掛けてくるが、徹底した守りでゴールを堅持し得点を与えない東洋大。そして迎えた84分、松田が空いたスペース目掛けてボールを供給するとうまく相手の裏をつく形で高柳へ。ここぞとばかりにループシュートを放つと、ボールは相手G Kの頭上を通り越しそのままゴールへと吸い込まれた。程なくして試合は終了。東洋大はこの後半怒涛の3得点を収め、見事1部駒大に快勝を遂げた。


 この日は攻撃の面で冴え渡った試合となったが、一転その裏で支えた守備陣の活躍にも目を見張るものがある。幾度となくゴール前まで攻め込まれあわや失点かと思われるシーンが多々あったものの、G K川上を中心に鉄壁の守りを見せ強豪相手に失点を許さなかった。東洋大の厚い選手層が明らかとなったアミノバイタルカップ最終戦。今月31日から始まる後期リーグ、また来る総理大臣杯に向け、さらなる躍進を遂げようとする彼らに今後とも期待が高まらずにはいられない。



※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。


◼︎コメント

・井上監督

今日は最初の4試合であまり試合に出る機会が、また出た時間が少なかった選手を中心にメンバー編成をした。試合に飢えている選手たちが試合をやって、彼らの高いモチベーションで1部の駒澤大学さん相手だったが、いい戦いができたと思う。(相手チームの印象)かなりダイレクトにボールに向かってくるという戦術が徹底されているいるチーム。非常に迫力はあるしそれを真面に受けてしまうとちょっと我々のところでは、その部分では劣ってしまうなという相手の分析をしていたので、いかに相手の土俵で戦わないかということにトライした試合となった。(全国大会、また後期リーグ戦へ向けて)今日は試合の出場時間が短い者が主に出たわけだが、チーム全体の底上げにつながる試合だったかなと思う。後期11試合あるわけだが、そこでポジション争いも激しくなってくるだろうし、チームとしてはいい方向に向かって欲しい。


・飯澤(国4=横浜 F C・Y)

立ち上がり、前半何回かチャンスがあった中で決めきれなかったが、後半入って開始すぐ点を取れて、そこから立て続けに2点目も取れて、こっちに流れを持って来れたことは非常によかった。(自身の得点について)伊藤選手がうまくドリブルでシュートしたこぼれだったので、あとは落ち着いて決めるだけだった。(全国大会、また後期リーグ戦へ向けて)後期リーグ東洋は5位と中間順位にいるので、この全国で結果残したことをバネにして、後期リーグでは厚い層っていうのを生かして戦っていけたらなと思う。


・伊藤(国3=矢板中央)

前半どっちに転ぶかわからないようなゲーム内容だった中で、後半立ち上がり先制点とれて、続いて20分くらいに自分も点取って、最後3点目でクリーンシートで収められたのでよかった。(自身の得点について)飯澤選手が収めてくれて、中央にいる(桝谷)岳良選手につないでくれていたので、いいパスがきたのでゴールに流し込むだけだった。(全国大会、また後期リーグ戦へ向けて)来週から後期リーグが始まる中で、勝った流れのまま向かえるので、しっかり準備して勝てるようにしていきたい。



[次節試合予定]

第95回関東大学サッカーリーグ戦(後期)2部第12節

7月31日(土) vs日大 会場非公表 17:30キックオフ

※ジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式Youtubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。


TEXT=松本考史