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2015.05.05
バスケ

[バスケ]王者東海大戦 果敢に戦い挑むも壁高く完敗

第64回関東大学バスケットボール選手権大会

5月4日(月)国立代々木競技場第二体育館

 

東洋大52-111東海大

   16|1Q|27

   9|2Q|25

   17|3Q|30

   10|4Q|29

 

スタートメンバー

2 山口(済3・桐光学園)

10 鷲見(ラ3・千葉英和)

11 中村(済3・幕張総合)

28 佐久間(済1・東海大相模)

88 山本(済3・市立船橋)


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中村は東海大の強いディフェンスに負けじと攻め込んだ

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ゴール下から果敢にシュートを狙ったエリック

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山口は積極的な攻めの姿勢でチームを鼓舞した


 トーナメント2戦目は、昨年度の今大会覇者であり1部リーグ優勝チームの東海大を相手に迎えた。絶対王者を前に自分たちの力がどこまで通用するのか。選手たちはこの対戦に向けて練習を積み、チャレンジャー精神を持って挑んだ。しかし高いリバウンドの壁や強力なディフェンス、的確な得点力に成す術なく完敗。強い悔しさと共に、大きな経験を得た一戦を終えた。


 立ち上がりは順調だった。相手の攻撃を速いディフェンスで阻止すると果敢にシュートを狙っていく。山口の初得点を皮切りに中村の連続スリーポイントでリードを奪い、接戦を予感させる試合展開となった。しかし、「体の当たりで負けたり判断が遅れるとターンオーバーにつながってしまう」と中村が振り返るように、一つのミスが流れを変えてしまう。何とか立て直しを図るも、精度の高いリバウンドやディフェンスに阻まれ流れをつかむことはできない。そのまま反撃の余地なく点差はみるみる開き、完敗を喫した。

 「何もできなかったし、させてもらえなかった」。山口は悔しさを口にした。それでもこの一戦が東洋大にとって大きな財産になったことは確かである。格上の力を対戦することで身をもって体感し、選手たちからはより明確な課題が多く挙げられた。今試合で味わった悔しさを忘れることなくチームのレベルアップにつなげたいところだ。


 また今試合でも、佐久間やエリック(国1・デイナ)を筆頭に新入生の活躍が目立った。佐久間は目監督が「センスも能力もある」と評価する逸材であり、エリックもリバウンド、シュートともに即戦力となった。来月行われる新人戦への手応えは十分だ。

 山口が語った次なる目標は「2部全勝で1位通過して入れ替え戦に勝って、もう一回東海大と当たりたい」。これまで敗戦から得たことを成長へつなげてきたチームだ。闘志を燃やす東洋大の躍進はここから始まる。



■コメント

・目(さっか)監督

相手はやっぱり強かった。ディフェンスもオフェンスも精度が違う。今、現状だとうちはあれぐらい。やることはやっていなかった。あと通用するプレー、しないプレーがわかった。チームで動いているときはいいが、個人の力はたかが知れている。(東海大との違いは)選手の質もある。ただ今年のメンバーは鍛えれば強くなる。今、これぐらいの点差でも秋までにはチーム力は上がる。対策としてリバウンドをやってきたが、取れなかった。(新人戦は)いいところ狙わないと。ポジションもいいので。佐久間には期待している。あれは相当良くなる。センスも能力もある。リーグ戦は1位を狙う。1部昇格、インカレ出場。


・中村(済3・幕張総合)

1部が相手ということで、力の差を見せつけられた。もっとやれたかなと思うけれど、結果は結果なので。トップチームはディフェンスが激しいので、体の当たりで負けたり判断が遅れるとターンオーバーにつながってしまう。(監督からは)もっとアグレッシブにチームを引っ張れと指示された。(反省点は)自分的にはもっとアグレッシブにプレーをして、相手のシュートが入っても落ち込んでしまうのではなくて、もっと周りに声をかけて盛り上げれたらと思った。相手との差はやっぱりディフェンス。また体の強さやシュート力の高さ。これが今回の結果につながってしまった。(収穫は)トップチームと試合ができたので、まねできるところはまねしていこうと思った。(リーグ戦にむけて)この経験を生かして、改善しなければいけないところを改善して、いい結果にしていきたい。


・山口(済3・桐光学園)

もう悔しいの一言。何もできなかったし、させてもらえなかった。納得のいったプレーは一つもない。相手のディフェンスやオフェンス、体つきなどはまねするべきところだと思う。(監督には)こういう機会にちゃんとシュートを決められるプレイヤーにならなきゃいけないと言われた。(リーグ戦の目標は)2部全勝で1位通過して入れ替え戦に勝って、もう一回東海大と当たりたい。今年は本当に大事な1年だと思う。(新人戦の注目選手は)佐久間。同じ神奈川で、兄貴とも仲が良くて入学前から知ってたので、頑張ってほしいし注目してほしい。


・山本(済3・市立船橋)

力不足。相手のディフェンスの姿勢やプレッシャーは、いつも自分達が練習していたのとは全く違う。それを感じた。相手はディフェンスを張ってくるので、あまり出せなかったがパスをどんどん出して早めのオフェンスで攻めようとした。相手のサイズが大きくて、中でプレーしたかったがあまりボールをもらえなかった。それも力の差。(課題は)外のシュートはそれなりに入ったが、中のプレーをもっと技術をつけて中で点を取れるような選手になりたい。(今試合で得たものは)ディフェンスの当たりが違うが、1部のチームはどこも同じくらいディフェンスをやっている。負けてしまったが、いい経験になった。課題だった入りは良かったが、相手の方が一歩上だった。(リーグ戦に向けて)この負けを生かして、リーグ戦全勝。そして1部昇格、インカレ出場を目指したい。


・佐久間(済1・東海大相模)

相手はディフェンスから試合をつくっていく感じで、ミスしても関係なく続けていたところが強さだと思った。(反省点は)点を取れないときにベンチもコート内も沈んでしまっていたところ。ミスしてもディフェンスで取り返したり、その後の切り替えができていなかった。新人戦では入りから声を出して、すべてにおいて反省を生かしたい。(今試合を通して得たものは)体の使い方など。技術面以外でも強い相手とやれていい経験ができた。今後はディフェンスもオフェンスも向上できるようにしたい。


TEXT=石田佳菜子 PHOTO=木谷加奈子、木田友、山下華歩