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2021.08.19
コラム

第749回 時代なのか。。 執筆者・友寄慈温

走って汗をかき自分を追い込むことでストレス発散している友寄です。


今朝、いつものようにSNSチェックをしていたら「アジア最終予選アウェー戦は地上波での放映はなし」というのが目に入った。どういうことだろうと寝起きの私にはすぐに理解ができませんでした。サッカーワールドカップ出場を争うアジア最終予選、子供の時からテレビで見るのが当たり前だった。しかし、それがアウェー開催の試合は地上波で放送されないのだと思うとなんだか切ない気持ちになった。昔はサッカーやっていない人でも日本代表の選手の名前や顔はわかっていただろうに、今では日本代表にだれが選ばれているのかすらわからない人が多いはず。これは、「時代だから」の一言で片づけられるのか。近年、Jリーグの試合を地上波で生中継で放送することは少ないのが現状である。私の中ではスポーツ中継といえばDAZNという認識が強くなっている。実際、DAZNはJリーグの全ディビジョン全試合を生中継している。サッカーファンにとっては月額料金を払って応援したいチームの試合がライブで見れるのであればうれしいことだが、サッカーの新規ファンを獲得するのは難しい。数年後には、テレビをたまたまつけたら日本代表の試合をやっているという時代はなくなってしまうのか。


地上波でのサッカーの放送がなくなっているのは過熱する放映権争いからの放映権料の高騰があるといわれている。テレビ離れが進むこの時代に高額な放映権を取得するメリットよりかデメリットのほうが大きくなってしまうのだろう。


中学校の時に日本対オーストラリアで試合終了間際に本田圭佑選手がど真ん中に蹴ったPK、次の日学校に行くと朝からサッカー部ではない友達と盛り上がった「ケイスケ・ホンダ、メンタル最強だな」というあの会話も今を思うと当たり前ではなかったのかもしれない。


このコラムを書いている今も、小さいころから見てきた日本代表の名場面が頭の中を駆け巡り、懐かしい思いに浸っています。。。