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第52回少林寺拳法関東学生大会
5月4日(月) 於:日本武道館
◆本選入賞
3位 女子初段の部 金子・松岡ペア
6位 単独有段の部 河野
◆本選出場
女子茶帯の部 斎藤・大門ペア
団体の部
斎藤・大門ペアは本選へ進むも入賞ならず
3位入賞を果たした本選の金子・松岡ペア
力強い演武を見せた河野主将
今季初戦となる第52回少林寺拳法関東学生大会が開催された。東洋大白山は8部門に出場し、4部門が予選を突破。本選では金子(文3・柏南)・松岡(社3・駒場)ペアが3位、河野主将(文4・葺合)が6位に入賞を果たした。
東洋大白山は今大会出場した8部門中4部門が本選へと進んだ。本選では斎藤(文2・函館)・大門(文2・石神井)ペアと団体は惜しくも入賞を逃す結果に終わる。
入賞した女子初段の部の松岡は予選で力んでしまったところを修正し、万全の状態で本選に挑む。本選では直前のペアの完成度の高い演武に気圧されてしまい、緊張から満足のいく演武はできずに終わった。しかしそれでも見事3位を勝ち取った。二人とも「次は優勝」「1位を」と、次の大会に向けて今から気合は十分だ。
河野主将は初の単独演武に出場し、一人で戦う緊張やプレッシャーと戦いつつも予選を2位で通過。本選では6位に入賞し、「形として残せた」と喜びを見せる反面、自らが目標としていた3位には届かず「あと一歩足りなかった」と悔しさも滲ませた。
年々出場拳士の演武のレベルが上がってきている中で、本選に進みなおかつ入賞するのは容易なことではない。実際今大会で本選に進めたのは出場した8部門のうち半分であった。「これから入ってくる1年も含めしっかり指導し、全組本選に進めるようにしたい」と河野主将は語る。2部門入賞という結果にも満足しない東洋大白山の拳士たちにはこれからの活躍に期待が高まる。
■コメント
・河野主将(文4・葺合)
単独有段に出るのはとにかく初めてで、どういう動きがいいのかわからないことが多かったので予選は普段の練習通りにやった。本選では速くキレのある動きをした方がいいのかと思って予選とは違う動きをするように心がけた。(団体戦については)うちは部員も有段者も少ないので8人出られるとこを6人で出場したが、やはり8人でやる迫力との壁は厚いと実感した。
・松岡(社3・駒場)
4月に黒帯を取ったばかりで初めての大会だった。初段の部になると経験者ばかりで格段にレベルが上がり、賞を取れるか不安だったので嬉しい。来年は二段以上の部に出場するつもりなので、さらに厳しい戦いになる。自分は厳しさが持ち味だが、上の段ではそれに加えて技のきれいさも求められる。金子はとてもきれいな演武をするので、自分ももっといい演武をして次は優勝したい。
・金子(文3・柏南)
今まで一か月近く練習してきた成果が出せた。だが、もっと全力を出せていたらもっと上を目指せた。メダルを取れたことは嬉しいがそこは悔しい。(主将については)さすがだなと。4年生は先輩一人だけで、すごく上手で入賞してほしいと思っていた。入賞してくれてよかった。(11月への意気込みは)今回失敗したところを完璧にできるようにしたい。あと、早く洗練された動きをできるようになるのが目標。順位を上げて、1位をとってトロフィーもいただきたい。
TEXT=吉川実里 PHOTO=美馬蒔葉、吉川実里