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2021.09.01
サッカー

[男子サッカー]室井の決勝点を守り抜き、ベスト4進出!

2021年度第45回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント 3回戦

9月1日(水)会場非公表


東洋大1-0大体大


<得点者>

28分 室井彗佑 


〈出場メンバー〉

▽GK

青木祐太(国4=狭山ヶ丘)


▽DF

田頭亮太(国2=東福岡)

神山京右(国4=横浜FC・Y) 

中村勇太(国4=鹿島Y)    

大森大地(国4=帝京大可児)→86分 押久保汐音(国2=新潟U-18)


▽MF

高柳郁弥(国3=大宮Y)→89分 本間洋平(国2=新潟U-18) 

山下勇希(国4=昌平)

瀬畠義成(国3=JFAアカデミー)

梅津凌岳(国4=京都橘)

前田泰良(国3=鹿島Y)→85分 佐々木銀士(国3=青森山田) 


▽FW

室井彗佑(国3=前橋育英)→44分 小林粋(国4=大宮Y) 



90分間集中した守備をみせた東洋大イレブン


無失点で守り切った青木


要所要所で存在感を発揮した高柳



(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)


  2021年度第45回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント3回戦の相手は、大体大。前半28分、室井がGKとの競り合いに勝ち先制点を決める。これが決勝点となり準決勝に駒を進めた。


 前半立ち上がり、左サイドを中心に攻め上がる東洋大。高柳が裏のスペースを狙う前田泰へパスをするがオフサイドの判定。15分、相手にシュートされるが中村が必死のスライディングでシュートブロックをしチームを救う。25分、CKを獲得し中村がゴールを狙うが相手GKに阻まれる。試合が動いたのは27分、相手GKとの競り合いに勝った室井が得点を奪う。前半終了間際に相手にCKを与えるがチーム全員で守り抜き、1点リードで試合を折り返す。


 1点リードで迎えた後半、左サイドから高柳がゴールを狙うが相手に阻まれる。51分、攻撃参加を仕掛けた大森のクロスに高柳が合わせるが相手GKとの衝突でファールの判定となり、追加点ならず。相手にボールを持たれる時間も増えるが、DF陣を中心とした守備でゴールを守る。69分、山下、高柳とボールを回し右サイドから駆け上がってきた田頭がシュートを打つが枠を捉えきれない。相手が人数をかけて攻めてくるがゴール前で身体を張った守備で守りきり試合を終える。


 前半の室井が決勝点となって守り切った大体大戦。井上監督は「相手の狙い通りのところにボールを運んでしまうというところがあった」と課題を振り返る。後半、相手が人数を仕掛け攻撃してきた場面では「ボールを弾き返すところ、握るところというゲーム運びができたのは良かった」と語る。中1日で迎える準決勝の相手は山学大。チームの目標である優勝を達成するべく総力戦で戦う東洋大に期待したい。



※感染症拡大予防のため、現地での取材を行わず映像をもとに作成しています。


■コメント

・井上監督

2回戦に比べて試合の入り自体はそんなに硬くなくスムーズに入れたが少し相手の守り方、守備の狙いに自分たちの試合運び、作りのところでうまく行かない。また、相手の狙い通りのところにボールを運んでしまうというところがあったが、徐々にそこは改善できたかなと思う。その中でサイドからの攻撃で点を取ることが出来て、少し落ち着いて展開することが出来た。後半になって相手が前がかりに来る中で少し圧力に消極的になる時間帯もあったが、最終的にはゴール前ではよく体を張って失点しなかったことは良かった。(今節の収穫と課題)相手の守り方というのをよく見た中でどこから攻めるか、どこを狙って攻めようかという話をしているなかで、そこがうまく出来た時間帯もあったが、まだそこを狙い通りのところにボールを持っていき失った場面があったのでそこは改善すべきところ。あと、相手の途中からかなり長いボールを送ってきたがタフなゲーム展開になったがその中でしっかりボールを弾き返すところ、握るところというゲーム運びができたのは良かった。(準決勝に向けて)中1日のゲームになるのでどれくらい回復させられるか、あとはメンバー選考を含めて少し変化しなければいけないのかというのは時間をかけてというよりも、時間がない中で考えて準備をしたいと思う。試合に出ている者も控えにいる者また、今日メンバーに入っていない者も非常に良い準備は出来ているので、誰が出たとしても良いゲーム、または拮抗(きっこう)したゲームになるのではと思う。



・青木(国4=狭山ヶ丘)

トーナメント形式というので勝てば準決勝、負ければそこで敗退ということで、自分たちが優勝目指してる中で目の前の試合を勝利するというのをチーム全員で共通認識持って立ち上がりから相手を圧倒する気持ちで試合に挑んだ。前半の良い時間帯でゴールを奪えたことで落ち着いたゲーム運びができたが、まだまだ相手に押し込まれたりする時間があったりと課題もあるのでそこをしっかり突き詰めて準決勝に挑みたい。(どのようなことを意識したか)目の前の試合に絶対勝つという気持ちと相手の特徴だったりをしっかり自分たちで分析、把握した中でしっかり戦おうということで、立ち上がりからアグレッシブに強い気持ちで入った。(準決勝に向けて)優勝という目標に対して、まず目の前の試合を勝利することだけを考えて中1日だがしっかりと準備して次につなげるための準備をして駒を進めたい。



・高柳(国3=大宮Y)

前半の早い時間帯で先制することが出来て、そこから追加点取ることが出来なかったが、全員で守り切って無失点で勝つことが出来て良かった(相手の戦ってみての印象)すごい前に人数をかけてきたり、ロングボールを入れてきたりしてくるチームでそういったところの怖さ、セットプレーの強さは怖かった。(準決勝に向けて)チームとしての目標である優勝に向けて決勝に進めるように、一つずつ勝利を積み重ねていけるように、中1日と短いがしっかりと準備していきたい。




TEXT=友寄慈温