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2021.09.04
サッカー

[女子サッカー]奮闘するもゴールネット揺らせず、日体大に敗れる

第35回関東大学女子サッカーリーグ戦後期1部第2節


8月29日(日) 日体大健志台キャンパスサッカーグラウンド




東洋大0-1日体大




<出場メンバー>


▽GK

今井佑香(食3=常盤木学園)


▽DF

澁澤光(食4=常盤木学園)→69分 西垣内由唯(食4=大商学園)  

根間陽彩(食3=大商学園)→78分 佐々木葵(食4=花咲徳栄)

落合依和(食1=十文字)


▽MF

北村美羽(食2=ジェフ千葉LU-18)

林みのり(食4=大商学園)

鈴木陽奈(食3=JFAアカデミー)

塩谷瑠南(食4=前橋育英)→69分 牛久保鈴子(食4=岡山作陽)

北川愛莉(食3=常盤木学園)

藤生菜摘(食2=播磨)


▽FW

村岡由梨(食2=村田女子)→45分 門脇真衣(食2=JFAアカデミー)



                             

攻守で活躍した北川


                            

攻撃の姿勢を見せた門脇


(提供:東洋大体育会サッカー部女子部)




※掲載が遅れてしまい申し訳ございません。




 第35回関東大学女子サッカーリーグ第2節の相手は前回引き分けた日体大。試合は一進一退の攻防が続く。東洋大は幾度も相手陣地まで攻めあがり得点を狙うがゴールネットを揺らすことなく終わった。



 前半、立ち上がりから一進一退の攻防が続く。8分北村からのスルーパスに塩谷が抜け出し打ったシュートが相手に当たりコーナーキックを獲得する東洋大。互いにボールを取られても徹底的な守備を見せる。試合が動いたのは24分、相手がロングパスを受け取り、放ったシュートに一瞬の隙をつかれ失点。悔しい先制点を奪われる。27分村岡からの横パスを受け取った北川が相手をかわしシュートを打つが惜しくもGKの正面。その後も得点に結びつかず、1点を追う形で前半を終える。


 


 後半、何としても逆転して勝利を収めたい。立ち上がりから積極的に攻め込む姿からその思いが伝わる。ボールを支配する時間が多い東洋大だが、日体大のDFが固くなかなかゴールを割ることが出来ない。51分根間の横パスから門脇が自らペナルティーエリアに進入しシュートを打つがポストに当たり相手GKがキャッチ。さらに、59分北川からパスをもらった北村がシュートを放つがクロスバーに弾かれる。その後も73分、落合がゴール前にクロスを上げ、牛久保が反応しシュートを打つが相手の守備に阻まれる。それでも最後まで怒涛の攻撃を見せる東洋大は88分林の積極的な仕掛けによってペナルティーエリア外でのフリーキックを獲得。だがキックはゴールの枠をとらえられない。最後まで全員で貪欲にゴールを狙う東洋大だがゴールネットを揺らすことは出来なかった。




 リーグ戦未だ負けなしの東洋大だったが、石津監督が「支配的にプレーできていたし、決定機も多くあった」と振り返るように東洋大にとって非常に痛い敗戦となった。また同様に北川も「チャンスは多くあったものの決めきれなかったことが負けにつながった」と振り返る。次節に向けて門脇は「チームとして今シーズンの目標を達成するためにも、勝ち点を落とすわけにはいかないので、全員で勝つ準備をして試合に挑みたいと思う」と意気込んでいる。今日の悔しさを次節で晴らして欲しい。


 




※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。






■コメント


・石津監督

 90分通して支配的にプレーできていたし、決定機も多くあっただけに非常に痛い敗戦であった。(イメージ通り出来た部分と出来なかった部分)ボールを握るという部分ではある程度想定していた。PAに入っていくプレーもありましたがフィニッシュの部分に課題が残った。失点の場面はアラートさに欠けるプレーだったので非常に残念だ。(次節にむけ)今節はリーグ戦負けなしという部分が悪い方に出たかなと思う。次節は一瞬の隙も見せず勝ちたい。



・門脇(食2=JFAアカデミー)

 正直、チャンスを作れていた中でFWとして点を取ることができず自分の実力不足だと感じた。また、ボールを受ける前に状況を認知して判断することができていなかったことが原因で、ボールを受けた後にミスをする回数が多くなった。しかし、これらはチャレンジした結果見えた課題だと思うので、そこは前向きに捉えて来週の試合に向けて改善していければいいかなと思う。(どのようなことを意識してピッチに入ったか)負けている状況だったので、点を取るために、ゴールに向かって積極的に仕掛けるということを意識して入った。(次節に向けて)個人としては、今節より少しでも成長したプレーができれば良いと思う。そのために、トレーニングで課題に対して意識して取り組んでいきたい。また、チームとして今シーズンの目標を達成するためにも、勝ち点を落とすわけにはいかないので、全員で勝つ準備をして試合に挑みたいと思う。



・北川(食3=常盤木学園)

 得点チャンスが多くあったにもかかわらず、決めきれなかった事が、負けに繋がったと思う。自分達の弱さが出た試合であった。(前半のシュートについて)相手を交わす所までは落ち着いていましたが、シュートを打つ時に少し力が入ってしまった。一点の重みを改めて感じた。(次節に向けて)今回の試合で出た課題を改善し、次節は一瞬の隙も見せずに、勝ち点3を取りに行きたい。






[次節試合予定]


第35回関東大学女子サッカーリーグ1部後期第3節


9月5日(日)vs帝平大  17:00 キックオフ


※無観客試合となります。






TEXT=飯塚望