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2015年度オープン戦
5月5日(火)  東洋大グラウンド
●東洋大46 {20-26、26-33}  59摂南大
 
東洋大  | スコア  | 摂南大  | ||
前半  | 後半  | 得点  | 前半  | 後半  | 
3  | 4  | T  | 4  | 5  | 
1  | 3  | G  | 3  | 4  | 
0  | 0  | P  | 0  | 0  | 
1  | 0  | D  | 0  | 0  | 
20  | 26  | 計  | 26  | 33  | 
46  | 合計  | 59  | ||
 
背番号/ポジション  | 名前  | 出身校  | 学年  | 
1/PR  | 木田 大雅  | 國学院栃木  | 3  | 
2/HO  | 岡部 景和  | 東福岡  | 3  | 
3/PR  | 藤岡 拓郎  | 黒沢尻工業  | 3  | 
4/LO  | 檀上 利弘  | 御所実業  | 4  | 
5/LO  | 野崎 伊織  | 國学院栃木  | 4  | 
6/FL  | 常泉 達  | 國学院栃木  | 2  | 
7/FL  | 渡邊 博文  | 春日丘  | 4  | 
8/No,8  | 石井 勇輝  | 日体荏原  | 2  | 
9/SH  | 篭島 優輝  | 東京  | 4  | 
10/SO  | 村上 晴太  | 仙台育英  | 2  | 
11/WTB  | 木下 翔太  | 御所実業  | 3  | 
12/CTB  | 古川 拓実  | 目黒学院  | 2  | 
13/CTB  | 柳井 佑太  | 荒尾  | 3  | 
14/WTB  | 高橋 亮太  | 東農大二  | 4  | 
15/FB  | 清原 祥  | 荒尾  | 4  | 
 

野崎主将を中心に良い動きを見せたFW陣
 

柳井は力強いプレーで2トライを決めた
 

初のAチームスタメンの木下は早速結果を出した
 
相手は関西大学ラグビーリーグAで昨年6位の摂南大だ。力のある留学生を中心にパワフルなラグビーを展開してくるチームだ。リーグ戦で対戦が組まれている立正大や日大といったところを想定し今試合に臨んだ。
 
多くの選手はセットプレーからモールを組みそのまま押し込んでトライを奪う新たなスタイルに手応えを口にした。前半17分、マイボールラインアウトからモールを形成し、FL常泉(済2・國學院栃木)が押し込んだ。前半終了間際にも同じ形を作りFWで執拗に攻めトライに成功。FWの強さを見せた。
後半に入るとCTB柳井(済3・荒尾)が力強い突破で相手に1点差に迫る。その後コンバージョンキックが決まり27-26で逆転する。14分、Aチーム初スタメンのWTB木下(総3・御所実)がハーフウェイラインから独走を見せリードを広げた。東洋大ラグビー部は80分間を常にハードに戦うことを目標に掲げる。昨シーズンから得点したあとの油断、中盤のスタミナ切れが課題だ。この試合も得点した直後に立て続けに失点し、再度、摂南大にリードされてしまう。その後、柳井の今日2つ目のトライなどで反撃するも、46-59でノーサイド。
 
 格上相手に自分たちの形で得点する場面も目立ち野崎主将(済4・國學院栃木)は「武器にしていきたい」と自信をのぞかせた。昨年まではFWが粘れず、どうしてもBK頼りになってしまった部分があった。しかし、今試合で見せたFWの強さは今までの東洋にはない攻撃スタイルだ。布陣に常泉や石井(法2・日体荏原)なども加わりより一層厚みがました。一方で、得点したあとの直後の入り、後半のスタミナという面で課題も出てきた。来週は昨年も試合を行った慶大との対戦。全国トップクラスの相手にどこまで攻められるか注目だ。
 
■コメント
・野崎主将(済4・國學院栃木)
ディフェンスをフォーカスしてやっていたが、ディフェンスができずに打ち合いのような試合になってしまい、課題が残った。(個人的には)外国人選手へのタックルが決まらなかった。リーグ戦の2部上位は外国人選手いる立正と日大で、それに似た相手だったが、うまく対応できなかった。(チームの雰囲気は)良くなってきた。課題は残るが、練習で取り組んできたことができているし、いい流れで来ている。(収穫は)フォワードのモールが通用したので武器にしていきたい。これから連戦になるが気を落とさずに頑張りたい。
・高橋(済4・東農大二)
練習でやってきたことと、そうでないことが表れた。アタックはできていた。ディフェンスで前に出ることは課題。競ってるところで勝てないというのは、毎年のことなので一番の課題だとは思う。(慶応戦に向けて)今日できなかった課題を修正して、臨む。アタックは通用すると思うので、そこがうまくできたらいい試合になると思う。
 ・木下(総3・御所実)
(Aチーム初スタメン)Bとは違ってフィジカルとかスピードとかレベルが高かった。相手の対応ができなかった。(初トライの感想は)フリーだったので走っただけだったが、いい経験になった。(あと少しの差ではあると思うのですが)アタックの面はよかったが、ディフェンスが課題。上に行くと今日の外国人と同じくらい、フィジカルが強い日本人もいるのでそれに対応していくのはもっと体を強くしたり、体重を増やしていくことが大事。これからの練習でミスした後どう盛り上げるか、だれがカバーするかを練習の中で意識していけば埋まる差ではあると思う。(次戦に向けて)出たら自分の力を出し切りたい。
 
・柳井(済3・荒尾)
全体の入りが悪かった。外国人選手がいて引いてしまった部分があった。(個人的には)みんながしっかりつないでくれたので、トライすることが出来た。(慶大戦に向けて)公式戦同様、緊張感を持って自分のプレーうをすることを考えたい。
 
TEXT=小賀坂龍馬 PHOTO=千野翔汰郎、小賀坂龍馬

						
						
						