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2021.09.26
サッカー

[男子サッカー]チャンス決めきれず、中大とスコアレスドロー

第95回関東大学サッカーリーグ戦(後期)2部第17節


9月26日(日)会場非公表



東洋大0-0中大



〈出場メンバー〉

▽GK

青木祐太(国4=狭山ヶ丘)


▽DF

中村勇太(国4=鹿島Y)   

神山京右(国4=横浜FC・Y)  

田頭亮太(国2=東福岡) 

大森大地(国4=帝京大可児)   


▽MF

梅津凌岳(国4=京都橘)→67分 高柳郁弥(国3=大宮Y) 

横山塁(国4=FC東京U-18)→77分 本間洋平(国2=札幌U18)    

瀬畠義成(国3=JFAアカデミー)

山下勇希(国4=昌平)    


▽FW

前田泰良(国3=鹿島Y)

佐々木銀士(国3=青森山田)→60分 室井彗佑 



果敢な攻撃参加で攻撃の幅を広げた大森


最後の砦として無失点に抑えた青木


(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)



※掲載が遅れてしまい申し訳ございません。 


関東大学サッカーリーグ戦(以下リーグ戦)第17節、後期開幕から全勝の東洋大の相手は中大。ボールを保持しながら相手陣地に攻めるがなかなか得点を決めることが出来ない。相手のカウンターに苦しめられる時間もあったが試合はスコアレスドローに終わった。



 

 東洋大ボールでキックオフ、GK青木が相手陣地に大きく蹴り出し攻撃の姿勢を見せる。右サイドから田頭がクロスを上げるが相手にクリアされる。下から組み立てる相手に対し、連動した守備でボールを奪う。10分、相手に縦に一本のパスを通されゴール前まで運ばれるが神山がシュートブロックし得点を許さない。相手陣地でプレーする時間が増え始める。31分には、横山のクロスに佐々木がヘディングでゴールを狙うが枠を捉えきれない。さらに35分、大森が梅津凌にスルーパス、中に切り込みラストパスを送るが相手に当たり先制点とはならない。スコアは動かず前半を終える。


 まずは、立ち上がり先制点を取って優勢に出たい東洋大は52分、裏に抜け出した前田泰から山下が足を伸ばしてシュートするがクロスバーの上。その後、相手に自陣ペナルティエリア内まで侵入されるプレーが増え、苦しい時間が続く。交代で入った室井が裏に抜け出し、難しい体勢のままシュートを打つがポストに弾かれる。攻撃の流れをつかみ始めたのは70分、相手に弾かれても何度も攻撃を続けるがゴールネットを揺らせない。80分、前田泰が絶好の位置でFKを獲得する。前田泰がゴールを狙うが枠の外。全員で最後まで得点を目指すがタイムアップ。


 後期開幕してから初めての勝ち点1となった東洋大、試合を終えて井上監督は「両チームともに戦術的な戦いになった」と振り返る。GKの青木はこの結果に対し「無失点で終えたということは守備側の人間はポジティブに捉えたい」と口にした。次節は、中2日で迎える専大戦、前期は3点リードを追いつかれ悔しい勝ち点1を味わった。慌てることなく自分たちのサッカーを貫き勝ち点3を積み上げたい。




※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。



■コメント


・井上監督

中央大学さんは非常に力のあるチームで何とか勝ち点3を取りたいと挑んだが、両チームともに戦術的な戦いになった。前半は少ない回数だったが、決定的な場面が2回。1点は決めたかった。ボールを握られる時間もあったが、守備のところは前線の選手、中盤の選手が賢く対応できた。後半、カウンターで得点を狙いに行ったが、狙い通りボールを奪ってカウンターを仕掛けてまでは良かったが、決めきれなかった。残り15分くらいはお互いにカウンターを仕掛けて少し間延びをしたような試合になった。勝ち点3が取れなかったのは残念だが、勝ち点1もそんなネガティブではない。(次節に向けて)中2日と引き続き厳しい日程ですが、前半戦はリードしているゲームを最終的に追いつかれて最後バタバタしたような終わり方ゲームになったのでもう少し試合運びを含めてコントロールできるゲームにしたい。そして、勝ち点を積み上げていきたい。


・大森(国4=帝京大可児)

今日の試合は攻守において拮抗(きっこう)した試合になった。攻撃としては、点を取りきれなかったというのが課題で、守備としてはピンチは何回かあったが結果的にゼロに抑えたのは収穫。(攻撃参加について)サイドのスペースが空くというがスカウティングからわかっていたのでそのスペースを自分が攻撃的に関わって使っていくという最初の気持ちであったので意識した。(次節に向けて)専修大とは前期3-0から追いつかれている相手なので、まず先制点を取ってそこからなお、ギアを上げて完封したい。


・青木(国4=狭山ヶ丘)

順位が近い相手ということで自分たちは勝利だけを見て試合に挑んだが、お互いチャンスもありピンチもありという中で勝ちきれなかったのは悔しい。しかし、無失点で終えたということは守備側の人間はポジティブに捉えたい。(中大と戦って)少しボールを保持される時間も多かったがそこはネガティブに捉えず、自分たちが嵌めてタイミングよく奪えてるシーンもあったので、攻撃が何度も起こってきたのであとは決め切るだけだった。(次節に向けて)変わらず目の前の試合に勝つことだけを意識して自分たちは中2日たが、精一杯勝つための準備をして勝ち点3が取れるように頑張りたい。





TEXT=友寄慈温