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2021.09.30
サッカー

[男子サッカー] 白星連発! 2-1でアミノ優勝の産能大撃破

第95回関東大学サッカーリーグ戦(後期)2部第14節

9月22日(水)会場非公表


東洋大2-1産能大



〈得点者〉(アシスト)

18分 横山 

79分 前田泰(室井)



〈出場メンバー〉

▽GK

青木祐太(国4=狭山ヶ丘)


▽DF

中村勇太(国4=鹿島Y)

神山京右(国4=横浜FC・Y)→83分 平川孟人(国4=市立船橋)

大森大地(国4=帝京大可児)

田頭亮太(国2=東福岡)


▽MF

横山塁(国4=FC東京U-18)→72分 梅津凌岳(国4=京都橘)

瀬畠義成(国3=JFAアカデミー)

高柳郁弥(国3=大宮Y)→85分 押久保汐音(国3=新潟U18)

本間洋平(国2=札幌U18)→65分 山下勇希(国4=昌平)   


▽FW

前田泰良(国3=鹿島Y)

小林粋(国4=大宮Y)→71分 室井彗佑(国3=前橋育英)


P Kの場面から先制点を奪った横山


 後半追加点につなげた前田泰


(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)





※掲載が遅れてしまい、大変申し訳ございません。


 関東大学サッカーリーグ戦(以下リーグ戦)第14節の相手は、今年の「アミノバイタル®」カップ優勝校の産能大。ゲームは後半に失点を許したものの横山、前田泰の活躍もあり2−1。連勝の流れからさらに白星を重ねた。

 

 立ち上がりからいきなり攻撃を仕掛けていく東洋大。枠こそ捉えきれなかったものの開始まもなく本間から先制シュートが飛び出す。さらに12分、今度は横山のクロスに合わせた小林がダイレクトシュートを放つなど積極的に得点を狙うシーンが見られる。試合が動いたのは18分、P Kのチャンスからキッカー横山が冷静に右隅に沈め先制点とした。その後相手F Kからゴールを狙われるが場面がありつつも、G K青木の好セーブにより失点を回避。そのまま1−0で前半を終えた。


 後半、相手の勢いが増す。攻撃に耐える時間帯が続く中、東洋大は守備陣を中心に堅い守りを展開。そんな中、再び試合を動かしたのは東洋大だった。79分、カウンターの場面から室井が前線までボールを運ぶと、右サイドから駆け上がっていた前田泰へスルーパス。そのまま前田泰がゴールへと押し込みうれしい追加点を挙げた。しかし喜んでいられるのも束の間、依然としてペースを握る産能大の攻撃に耐える。そして81分、一瞬の隙を突かれ裏をとられるとそのまま相手にゴールを許してしまう。無失点試合を重ねてきた東洋大だったが、ここで後期初の失点を喫(きっ)した。その後2−1で試合は終了。連勝の流れを止めることはなかったが、井上監督が言う通り「気の抜けないゲーム」となった。


 後期これまで負けなしときている東洋大。今節も相手の攻撃こそ激しかったが、チーム一丸となって守り切り勝ち点3につなげた。目指すは「1部昇格」。悲願の目標へと着実に歩みを寄せるチャレンジャーに今後も期待がかかる。



※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。



◼︎コメント

・井上監督

延期になっていた産能さんとのゲーム、今シーズン前期は0−0で引き分け、もう1つはアミノバイタルカップ1−2で負けている相手なので、我々の方がチャレンジャーとして勝ちを掴み取ろうということで試合に挑んだ。前半はP Kを得ての得点だったが、全体的にはゲームの運びとしても悪くなかった。後半になって、産能さんは最後の最後まで気の抜けない相手なので、特に後半、終了間際にも得点を重ねているチームなのでなので、そこには注意しようということで挑んだ。しっかり守ってカウンターから1−0にしたところまではよかったが、その後少し相手が攻撃的にきたところで耐え凌ぐ時間がすごく長くなったなという試合。失点はもったいなかったが、最終的にしっかりとそのままゲームを閉じることができたのはポジティブに捉えているが、なかなか気の抜けないゲームだった。(中大戦に向けて)また中3日のゲームで、今度は勝ち点が非常に近いチームとの対戦。我々はいかに上のチームに離されないで勝ち点3を積み上げていくか、ということに集中して戦おうと毎試合選手たちと話をして試合に挑んでいる。中大さんも非常に力のあるチーム。中3日というスケジュールは言い訳にせずに、全てをぶつけて勝ち点3を取りにいきたい。


・横山(国4=FC東京U-18)

(産能大には)リーグ戦の前期とアミノバイタルカップ関東予選でともに勝ってなかったので、なんとしてでも今日は勝利が欲しいという1戦。自分たちも1部昇格を目指していて、今日なんとしてでも勝ち点3をとりたかったゲームで、すごく難しい試合だったが勝ち点3を全員でとれてすごくよかった。(自身のP Kでの得点について)P Kはセンターバックの神山が攻撃参加をして、いい時間でP Kをもらうことができたので、自分はそれを落ち着いて決めるだけだった。京右(神山)の得点と言っても過言ではない。キャプテンに感謝している。(次節へ向けて)今4連勝とチームにいい波がきているので、それを止めないで、慢心しないで、しっかりチーム全体として謙虚に戦って次も勝ちたい。


・前田泰(国3=鹿島Y)

今節は連戦の中での産能さんということで、難しくなることは予想していた。きびしい戦いの中で前半まずP Kという形で先制できたことは本当によかった。前半1点取れたことによって楽にゲームを運ぶことができたと思う。(相手はアミノバイタルカップ優勝の産能大、チームの印象は)去年からなかなか勝ちという結果を産能大さん相手にとれていなかったので、今回は自分たちがチャレンジャーという気持ちで挑むことができた。その中でしっかり結果を残して、勝ち点3を積み重ねてリーグ戦の結果につなげることができて本当によかった。(次節へ向けて)中央大さんも本当に強敵だと思う。ただ自分たちは曲げないで、目指すべきところは勝利という1つの目標しかないので、また次の1戦も集中して、応援してくれている方だったり、支えてくれている方々に結果として恩返しできるように全員で頑張っていきたい。




TEXT=松本考史