Article

記事


2021.10.14
コラム

第756回 私とスポトウのお正月の思い出 執筆者・宮谷美涼

駅伝シーズンがついに開幕し、硬式野球部の秋季リーグ戦もあり、非常に楽しい日々を送っている宮谷です。陸上長距離界隈が盛り上がってくる季節になりましたね。ですので、お正月に私が楽しみにしていたスポトウとの思い出を語ろうと思います。


私はテレビで流れていた箱根駅伝で柏原選手が五区の山登りで大活躍をしていたことがきっかけで東洋大のファンになりました。最初はテレビで見ていましたが、気づいたら現地観戦でその場の雰囲気を楽しむようになり、しまいには八区から大手町まで電車で追いかけてゴールを見届けるくらい熱中するようになっていました(笑)。

 

箱根駅伝を現地観戦する際、私には密かに楽しみにしていることがありました。それは大学のスポーツ新聞をゲットすることです!!


ビル風や海からの冷たい風が体に吹き付け、ブルブルと震えながら走ってくる選手を待っている中、各大学のスポーツ新聞の方たちが新聞を配りにくると「ここで観戦していてよかった」と何時間も待っていた辛さが吹き飛び、とてもワクワクしながら貰っていた記憶があります。


私は高確率でスポトウをゲットすることができていました。ずっと大好きな大学だったのでスポトウを手に入れられたときは特に喜んでいましたね(笑)。



その新聞は大事にファイリングし、今でもたまに見て読み返します。箱根駅伝現地観戦の良い思い出です。


今考えると、スポトウを配っていた方々は私の大先輩ということになりますね。スポトウを貰って大喜びしていた中・高校生頃の私は、数年後東洋大に入り、そしてスポトウに入部するとは思っていもいませんでした。当時、新聞を配っていた方々を見て、手の届かない存在のように思っている自分がいましたが、現在スポトウに在籍し、東洋大ファン歴10年の私がこうして記事を書いていることがいまだに夢のように感じることもあります。


東洋大に入学が決まったとき、即座に「絶対にスポトウに入ろう」と思いました。きっと、東洋大の陸上部を知るには欠かせないスポトウの存在に自然に惹きつけられていたんでしょうね~。


話は変わりますが、来週行われる予定の箱根駅伝予選会が無観客開催となってしまいました。予選会が終わった後に色鮮やかな昭和記念公園で食べる大きな団子がとてもおいしくて、「今年こそは」と楽しみにしていたんですが、叶うことはありませんでした。観客を入れた予選会で結果発表を一喜一憂しながら楽しんでいたあの頃の世界に早く戻ってほしいです。


実は、私にはスポトウに在籍している間に箱根駅伝で新聞を配りたいという密かな夢があります。今後状況がどのようになるか分かりませんが、この願いが叶うよう、コロナウイルスの一日も早い終息を願っています。