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第63回日本選手権(25m)水泳競技大会
10月16日(土)~17日(日) 東京辰巳国際水泳場
(1日目・予選)
◆女子200m自由形
1組
4着 山本葉 2'00"65
3組
4着 永島 1'58"74
白井 DNS
◆男子200m自由形
3組
3着 宝田 1'45"38
→全体4位で決勝進出
◆女子100m個人メドレー
2組
3着 今井 1'00"25
→全体4位で決勝進出
田中佑 DNS
◆女子50m背泳ぎ
3組
1着 酒井 27"04
→全体3位で決勝進出
◆男子50m背泳ぎ
1組
6着 川端 25"52
◆女子400m個人メドレー
1組
4着 田中佑 4'40"72
→全体7位で決勝進出
2組
何澤 DNS
◆女子200m背泳ぎ
3組
白井 DNS
◆女子200mバタフライ
3組
4着 何澤 2'10"62
◆男子200mバタフライ
1組
1着 阪本 1'53"54
→全体4位で決勝進出
(1日目・決勝)
◆男子200m自由形
3位 宝田 1'44"32
◆女子100m個人メドレー
3位 今井 58"85
◆女子50m背泳ぎ
2位 酒井 26"74
◆女子400m個人メドレー
6位 田中佑 4'39"90
◆男子200mバタフライ
4位 阪本 1'51"39
※掲載が遅れまして大変申し訳ございません。
最後まで諦めない泳ぎを見せた今井
表彰台を飾った宝田(右)
(写真提供:日本水泳連盟)
インカレの興奮と余韻が残る中、第63回日本選手権(25m)が開幕した。第1日目、5名が決勝の舞台に望んだ。男子200m自由形で宝田(法4=東福岡)が3位、女子100m個人メドレーで今井(法3=豊川)が3位、女子50m背泳ぎで酒井(法2=武南)が2位と表彰台を飾った。また、女子400m個人メドレーで田中佑(国4=明星学園)が6位、男子200mバタフライで阪本(国4=三重)が4位で終えた。
男子200m自由形で決勝進出を果たした宝田は、決勝の舞台でも好スタート。前半から攻めのストロークを見せた。後半も先頭の背中を最後まであきらめず猛追するが、惜しくも一歩及ばず、2位でフィニッシュ。
続いて、女子100m個人メドレーに出場した今井。予選を全体4位で通過し、見事決勝進出。決勝では、得意の「バックのバサロ」で先頭に食らいつく粘りで、実力者の意地を見せる。見事3位入賞を果たし、表彰台で笑顔を見せた。久しぶりの短水路。細かい動作に着目し、インカレで準優勝した200mでも、表彰台を狙う。
さらに、女子50m背泳ぎに出場したのは東京五輪代表の酒井。予選を難なく3位で通過すると、決勝でも、スタートから先頭の選手と肩を並べる迫真の泳ぎを見せる。一瞬も目を離せないレース展開であったが、惜しくもタッチの差で2位。今日も「積極的なレースをしたい」と早くも前を見据えていた。
次に決勝進出を決めたのは、女子400m個人メドレーに出場した田中佑。決勝では得意のバタフライと自由形でトップを追いかける。最初の100mでは、5位でターン。後半背泳ぎで後れを取り、自由形で最後の追い上げを見せるも、6位で試合を終えた。
最後は、ラストゲームとなる阪本。男子200mバタフライに出場し、決勝に駒を進めた。「狙っていたレース」と決勝では好スタート。前半積極的に攻める泳ぎを見せたが、後半少しずつ疲れが見え始めブレーキがかかる。惜しくも4位で終了し、悔しさもにじませた。今日は、現役ラストレース。「ベストを出す」と意気込む。
インカレから1週間というタイトなスケジュールをものともせず、東洋大の戦士たちの練習の成果、そして活躍が際立つ大会となった。本日大会最終日を迎えるが、少しでも多くの笑顔の花を表彰台に咲かせられるよう、さらなる東洋大の活躍に期待だ。
■コメント
・今井(法3=豊川)
(今日のレースを振り返って)58秒台だったので、最低限のことはできたと思う。(レース中に意識していたこと)最初のスタートで少し遅れてしまうのは分かっていたので、バックのバサロでできるだけ差を縮められるよう意識して泳いだ。(明日のレースに向けて)明日も久しぶりの200ブレの短水路になるので、細かい動作をうまく行えるように頑張る。
・酒井(法2=武南)
(今日のレースを振り返って)最近の中ではいい動きだ。(インカレからわずか1週間ほどしか経っていませんが、今日までどのように調整されてきましたか)短水路なので、スピードが上がるように意識していた。(明日のレースに向けて)積極的なレースをしたい。
・阪本(国4=三重)
(今日のレースを振り返って)狙っていたレースなので悔しい部分はある。(見つかった課題などはありますか)練習が積めなかった分体力面での課題が出たと思う。(明日のレースに向けて)明日はベストを出して大学ラストレースを終えたい。
TEXT=中嶋千聡