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2021.10.25
硬式野球

[硬式野球] 中軸から快音響く 逆転勝ちで東農大に連勝

東都大学野球秋季2部リーグ戦・東農大2回戦

10月24日(日)  上尾市民球場

〇東洋大4-2東農大


東農大
東洋大×


二塁打:佐々木(一回)

本塁打:矢吹(四回)

〇一條、野澤、河北、石上祐、柿本、羽田野ー山本翔、後藤聖


・打者成績

打順守備名前
(二)石上泰(営2=徳島商業)
(指)水谷(営2=龍谷大平安)

打指松本渉(営3=龍谷大平安
(右)佐々木(営4=帝京)
(一)小口(法3=智弁学園)
(左)矢吹(総3=聖光学院)

打左宮本(総2=大阪桐蔭)
(三)加藤響(総1=東海大相模)
(遊)松本憲(営1=成田)
(二)山本翔(営2=成田)

大髙(営2=常総学院)

後藤聖(法2=京都学園)
(中)左向(営3=智弁学園)

打中橋本吏(総2=花咲徳栄)


3310


・投手成績

名前球数四死球三振
一條(総1=常総学院)

34
野澤(総2=龍谷大平安)22
河北(営3=浦和学院)12
石上祐法2=東洋大牛久)19
柿本(営1=東洋大姫路)
羽田野(法3=汎愛)30



初回、小口の同点打で生還する佐々木


四回、勝ち越しの本塁打を放った矢吹


八回、2本目の安打をマークした小口

(写真提供:東都ベースボールWeb)



 昨日に続いて、秋の日差しが眩しい上尾市民球場。2戦目となる東農大相手に、中軸が打線を引っ張る。矢吹(総3=聖光学院)の本塁打を含む2桁安打で、見事に逆転勝ちを収めた。


 まずは、期待のルーキー一條(総1=常総学院)が初の先発マウンドに。試合ごとに成長を見せてきた一條だったが、立ち上がりの2球目をいきなり右翼手の前に運ばれてしまう。犠打とゴロで三塁まで進められると、痛恨の暴投。その間に三塁走者が生還し、先制点を献上する形となった。

 直後の攻撃、簡単に2死とされるが、佐々木(営4=帝京)の左前二塁打から反撃を開始する。まず、小口(法3=智弁学園)が左前打を放ち同点。続く矢吹は右翼手前に打球を落とす。この処理で相手にミスがあり、小口が一気に本塁へ。すかさず逆転に成功した。

 リードをもらった一條は、三回、四球で先頭打者の出塁を許し、犠打で送られる。続く打者に中前打を浴びると1点を追いつかれ、さらに安打と犠打で逆転のピンチも招く。しかし、ここは乗り切り、マウンドを降りた。

 再びリードを奪いたい打線は、四回、矢吹の当たりが右方向へ伸びる。これがスタンドへと入り、勝ち越しの本塁打に。前回の東農大戦以来となる一発は、同じように貴重な1点を加えた

 守備では五回、小口が一塁線への強い打球をゴロアウトにするなど、野手の好守備で投手陣を助ける。その結果、四回以降は相手に流れを渡さないままゲームが進んだ。

 1点リードが続く七回、内安打で出塁した橋本吏(総2=花咲徳栄)は、石上泰(営2=徳島商業)の右前打で三塁に。そして、代打・松本渉(営3=龍谷大平安)の犠飛から追加点をもぎとる。

 そのまま逃げ切りたい終盤は、八回、柿本(営1=東洋大姫路)が三者連続で飛球に打ち取る。最終回、羽田野(法3=汎愛)がマウンドへ。1死から右越二塁打、さらに四球で同点の走者を背負ったものの、後続を確実に抑え、試合を終わらせた。

 先制点や同点を許してしまう展開も、今日の打線には反撃する力があった。とりわけ佐々木と小口が2安打、矢吹は3安打と中軸に快音が響いた。これで単独2位。戦いの舞台は神宮へと移り、ラスト2戦に挑む。


TEXT=青木智哉