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令和3年度東都大学準硬式野球秋季リーグ戦・青学大第2戦
10月19日(火) 朝霞中央公園球場
東洋大9-9青学大
イニングスコア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
東洋大 | 2 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 9 |
青学大 | 1 | 1 | 1 | 0 | 3 | 1 | 2 | 0 | 0 | 9 |
二塁打:上原(一、ニ回)、鈴木海(五回)
本塁打:稲玉(二回)、川嶋(九回)
黒岩(ラ2=板橋)、舩津(ラ2=高輪)ー井田優(文3=東北)、古源(社2=東亜学園)
同点弾を放ち仲間とハイタッチをする川嶋
連投となった先発の黒岩
二回に2ランを放った稲玉
寒空の下、始まった青学大2回戦。終始試合を盛り上げるベンチに応え、主軸が活躍を見せるなど本塁打が飛び交う乱打戦となった。
攻撃は初回、2死から上原(総3=佐久長聖)が左中間へ二塁打を放つと4番の阿部(法3=岡山理科大付)が打球を右前へ運び先制。稲玉(総3=横浜創学館)も四球、続く本多(ラ3=沼田)にも安打が生まれ2点を挙げた。二回には井田優(文3=東北)が四球で出塁し、1番鈴木海(営3=星陵)が送ると相手の失策の間に井田優が本塁に還り1点を追加。攻撃の手を緩めることなく上原が再び二塁打を放ち、さらに1点を追加すると、2死二塁の場面で稲玉。リラックスした表情で右打席は立つと4球目を一振り。思い切り引っ張った打球はレフトスタンドへ飛び込んだ。一塁を回ったところで右手を挙げると、ベンチを飛び出して沸く仲間に迎えられる。四回にも1点を加え、試合は大きく傾くかと思われた。
打線が流れを作ったが、投手陣は連投の先発、黒岩(ラ2=板橋)が初回、ニ、三回に1本ずつソロ本塁打を浴びる惜しい投球。五回から舩津(ラ2=高輪)に継投するも、安打と見方の失策が重なり六回に青学大に追いつかれる展開に。七回にも守備のミスから出した走者を還されるなど2失点でついに逆転を許した。
九回、死球で先頭の百合野(国3=横浜隼人)が出塁し、代走冨丘(社2=横浜隼人)がすかさず盗塁を成功させ、二塁へ。2死となり、最後のチャンスで代打に送られたのは川嶋(済2=習志野)。4球目のストレートを捉えた当たりは左中間スタンドまで届く2点本塁打に。川嶋はガッツポーズを見せ、ホームイン後は弾ける笑顔でチームメイトとハイタッチを交わした。その裏も舩津が抑え9対9で試合終了。
一時は逆転を許したが最後の最後に追いついた価値ある引き分け。提橋学生監督(ラ3=横須賀)は「来年の軸となる選手」と先発の黒岩、同点弾の川嶋に期待を寄せた。なんとしても2部残留で来季につなぐため、チームは正念場を迎える。
※掲載が遅れ、申し訳ございません。
TEXT=小林夏実