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2021.10.31
サッカー

[男子サッカー]関学大に勝利、一部昇格へ王手

第95回関東大学サッカーリーグ戦(後期)2部第21節 東洋大VS関学大


10月24日(日)会場非公表




東洋大4-2関東学院大


<得点者>

26分 横山塁

36分 前田泰良

39分 横山塁

77分 横山塁


〈出場メンバー〉

▽GK

青木祐太(国4=狭山ヶ丘)


▽DF

田頭亮太(国2=東福岡)→87分 高橋亮(国3=FC東京U-18)

神山京右(国4=横浜FC・Y)

中村勇太(国4=鹿島Y)

大森大地(国4=帝京大可児)




▽MF

高柳郁弥(国3=大宮Y) 

横山塁(国4=FC東京U-18)→ 84分 井上怜(国3=市立船橋)

瀬畠義成(国3=JFAアカデミー)→ 57分 山下勇気(国4=昌平)

梅津凌岳(国4=京都橘)




▽FW

前田泰良(国3=鹿島Y)

佐々木銀士(国3=青森山田)→ 70分 室井慧佑(国3=前橋育英)



ハットトリックを達成した横山


追加点をあげた前田


                    (写真提供:東洋大学体育会サッカー部)




 関東大学サッカーリーグ戦(以下リーグ戦)後期第21節、1部昇格に向けて負けられない戦い。相手は、関東学院大。横山、前田らの攻撃陣が活躍し、90分間全員で戦い抜いた東洋大。関東学院大学に4-2で4試合ぶりの勝利を飾り1部昇格に向けて王手となる。




※掲載が遅れてしまい申し訳ございません。




 前半少し固さが感じられる立ち上がり。試合序盤からお互いに守備陣を中心とした堅い守りと勢いの感じる攻めの姿勢を見せ、一進一退の状況が続く。そんな中、試合を動かしたのは東洋大。26分味方のパスを受け取った横山がペナルティーアークの手前から力強く放ったシュートがゴールに吸い込まれ先制。続いて36分、前田泰が相手からボールを奪い、相手陣地深い位置までドリブルで持っていき、ゴール左隅へ冷静にシュートを決める。試合の主導権を握った東洋大はさらに、39分梅津凌がドリブルでゴール付近まで突破しゴールエリア手前にいた横山にアシスト。そのボールを横山が頭であわせ3点目を得る。横山も「このゴールは印象に残っている」と振り返る。その後も互いにいっそう集中した時間が続く。41分相手のゴールエリアからのシュートで関学大にゴールを許す、この失点を監督は「我々の甘さが出た」と言っている。1失点をしたものの。良いリズムでゲームを作り、3―1で前半を折り返す。




 後半、相手の勢いが増す。攻撃に耐える時間帯が続くなか、東洋大は守備陣を中心に全員で我慢強く戦う時間が続く。相手は両サイドからの攻撃が多くなる。47分、相手が右サイドからゴールエリア付近にいる味方に合わせてシュートを狙うも、東洋大の身体を張った守備でゴールを割らせない。その後も相手がボールを保持する時間が続く。55分、相手がペナルティーエリア内にいる味方にパスをするも神山が落ち着いてクリアをする。61分にも再び右サイドからヘディングを狙ったパスがゴール付近にいる味方に通るが、中村が跳ね返す。その後も変わらずなかなか試合が動かない時間が続く。そんな中、再び試合を動かしたのは東洋大。77分前半2得点している横山が井上からのロングパスに、自らペナルティーエリアへ侵入しそのまま流し込み4点目を挙げる。81分左サイドからのボールが真ん中に走りこんできた選手に渡りそのままシュートされ相手に得点を許す。そのまま試合は4-1で終了した。




 1部昇格に向けての大切な試合を白星で飾った東洋大。井上監督はこの試合「今日の試合はサイドからの崩しで点をとるというところが良く、相手の両サイドからの攻撃に対してもある程度我慢強く守れたことが勝因であった」と振り返る。残るは最終節、四年生にとっては引退試合となる。相手は前期負けを許した東国大、チャレンジャーとして全員で挑む東洋大の最終節に注目したい。


 




※感染症拡大予防のため、現地での取材を行わず映像をもとに作成しています。






■コメント


・井上監督


ここ3試合なかなか勝っていく序盤は少し堅さもあったが先制したことで徐々に良さが出てきた前半だった。3得点した後に、簡単に失点したところは自分たちの甘さがでた。後半は、相手にボールを持たれる時間が長かったが、守備陣を中心に非常に我慢強く戦えた。自分たちがボールを持っている時間が短くストレスはあったが、それでも勝ち点3で終わらせたことは良かった。(次節に向けて)次は最終節ということで、今の順位をしっかりと維持して、前期負けている相手のしっかりと挑戦して、自分たちのゲームが出来ればおのずと結果はついてくると思う。






・前田(国3=鹿島Y)


リーグ終盤ということで、結果にこだわって価値を取るということを前提とした中で、前半の入りから相手を押し込んでいこうということを意識して試合に入った。自分は前線の選手なので得点だったりアシストというところは意識している。前線にボールが入った時に、周りの選手を自分が使いに行くというところがイメージ通りにできたが、多くのチャンスがあった中で、もっと点数をとれたとも感じる。2失点したことは成長につながると思う。(自身の得点について)相手と競り合って、背後にうまく抜け出すことができたので二人目の相手をかわして、コンパクトに振り抜けたということが得点につながった。(次節に向けて)最終節で今年のチームの集大成でもあり、4年生にとっては引退試合にもなるので最後に勝って笑って終われたらなと思う。






・横山(国4=FC東京-18)


チームとして入りが良くない状況で、個人でシュートを決めれてそれがチームとして流れに乗れた。前半を3-1で折り返せたことが良かった。後半も1失点したが最終的にゲームを4-2終えることが出来、結果を持ってくることが出来たのが良かった。(自身のシュートについて)印象に残っているのは2得点目のゴール。梅津のアシストに自分は頭で合わせるだけだったので梅津選手には感謝もしていますし、ずっと話していたことなので嬉しい。(次節に向けて)相手は東国ということで、1位2位対決となり厳しい戦いにはなると思いますが。全員で戦いたい。そして、東洋大学を一部昇格させたいという気持ちが一番強い。










TEXT=飯塚望