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2021年第33回関東学生ラクロスリーグ戦・大東大戦
10月30日
会場:非公表
○東洋大9ー5大東大
※掲載が遅くなり大変申し訳ございません。
第33回関東学生ラクロスリーグ戦(以下、リーグ戦)2戦目の相手は大東大。第1Qからリードを保ち、1度も逆転を許すことなく9対5で勝利を掴んだ。
第1Qが開始数分でMF土屋がゴールを破り、幸先よく先制。すると、間もなく相手のファールによりAT川崎がフリーシュートを決め、テンポよく2点目を挙げた。ゴールを狙う相手を必死に追うが、あと数歩捕らえることができず、2対1とする。その後も、ゴール付近までボールを運ぶが得点には結びつかない。1Q終盤、AT髙田がシュートを放ったが惜しくも弾かれた。
第2Qが始まると早々にAT髙田が3点目を奪取する。またもや相手ファールでチャンスを得た東洋大はAT工藤がフリーシュートを打ち、相手ゴールを割った。試合の主導権を握ると、続けてAT根岸もゴールネットを揺らし、4点リード。これにより、ATの4年生全員が得点を奪い、最終学年としての意地を見せつけた。後半ではDF山野がボールをキープし、パスをつなげMF上田に渡ったが、これは6点目とはならなかった。
5対1で挑んだ第3Q。開始わずかで相手にゴールを決められてしまう。徐々に点差が縮み、8分にはゴールを目掛けて駆けていくがシュートは決まらず。追加点が欲しいところで残り4分、MF佐藤らんが貴重な6点目を挙げた。次々とボールを回し、お互いに攻防が続く。3Q終了間際になると、再びMF佐藤らんがゴールを破り連続得点。一気に盛り上がりを見せた東洋大は7対2でラストの第4Qを戦う。
東洋大はこの1戦を大差をつけて勝利しなければ下入替戦の可能性がある。ここから大量得点を積み重ねたい第4Qでは相手に連続ゴールを決められ、3点差に。1点でも多く突き放したい場面で、点取り合戦が始まった。またもやAT髙田のシュートが炸裂し8点目を奪うと、相手も負けじとシュートを決める。点を取られたら取り返す白熱した展開に。ラスト2分になり、AT中島がフリーシュートを放つが失敗してしまう。あと20秒で決着がつく際に相手ファールで契機を得る。緊張に襲われる中、ゴール前に立ったMF上田がフリーシュートを叩き込んだ。大差での勝利とはならなかったが、9対5でリーグ戦初白星を挙げた。
初戦の横国大戦で大敗を喫してから、課題を潰した東洋大。苦しみながらもチーム全員で勝利を収めた。他のブロックの結果によっては、入替戦の可能性も見えている。この日連続ゴールを決めたMF佐藤らんは「自分たちのプレーを最大限にする」と語る。入替戦に挑む際は東洋大女子ラクロス部の活躍に期待したい。
◼︎コメント
・MF佐藤らん
(今日の試合を振り返っていかがですか)まず、今まで練習試合含め、なかなか勝つことが出来ていなかったので、この公式戦で勝利できたことがとても嬉しいです。ですが、自分達で目標としていた"圧勝する"という部分では達成することができず、まだまだ課題があると感じたので、また1日1日の練習を大切にしながら日々頑張りたいと思います。(自分が2連続ゴールを決めた瞬間を振り返ってみていかがですか)試合スタートからあまり自分らしいプレーが出来ず、仲間の得点が嬉しい半面自分も決めなきゃいけないという焦りと悔しさもあったので、自分の強みであるスピードと粘り強さを活かして2点決めることができたのは、練習の成果が出せた瞬間だなと思います。(初戦を終えてからどのような練習をしてきましたか)前回の負けた試合で出た課題を一つずつビデオ見をしたり話し合ったりと、少しずつ潰していきました。また、技術面だけでなく組織面でもmtgを重ね、自分達が目指すべき所を明確にし、日々の練習から常にゴールを意識して取り組んでいました(他のブロックの結果次第では入れ替え戦の可能性もありますが、それについてはどのように考えていますか)今回の試合では東洋らしいプレーができた部分もありながら、悔しさの残る場面もあったので、入れ替え戦となった時は、自分達のプレーを最大限に出し、4年生にも思いっきりプレーしてもらえるような試合にしたいです。
TEXT=浅野琴美