スポトウ｜東洋大学スポーツ新聞編集部

2021年度関東大学リーグ戦　２部

９月19日（日）　

 東洋大 58{29－３、29－７}10 国士大

※掲載が遅れ、申し訳ございません。

　関東大学リーグ戦２部（以下、リーグ戦）開幕戦の相手は、国士大。得意とするモールからの攻撃で得点を積み重ねる。スコアは58－10と強さを見せ勝利を飾った。

　立ち上がり、スローインから攻め上がる東洋大はパスをつなぎ神田（済３＝東筑）が駆け上がる。しかし、自陣で守る時間が増え、9分キックから失点。追いかける東洋大は、モールを形成し相手陣地深くまで攻め込み反則をもらい、スローインからトライに成功。26分、トライとキックを成功し相手を突き放す。さらに、スローインからモールを形成しトライに成功。スペースのある右サイドでボールをもらった石本（済２＝日体荏原）がトライ。石原（済４＝高鍋）が相手にタックルされながらも突き進みトライを決める。29－３で前半を終える。

　後半立ち上がりも相手陣地まで攻め上がり、得点を狙う。梅村（総３＝関商工）がタックルしながら前進する姿勢をみせる。それが相手の反則につながり、キックを獲得。そして、スクラムから左サイドにボールをつなぎ杉本（ラ２＝東京）が相手がいるなかトライを決める。自陣深くで相手にスローインを与えるが耐え凌ぐ。さらに、モールを形成し深くまで攻め上がり最後にトライを決める。相手に中央突破されトライを許すが、石山（ラ３＝日本航空石川）が相手のディフェンスを跳ね除けトライ。

　念願の１部昇格に向けて開幕したリーグ戦。武器の一つであるモールからの得点で流れをつかみ勝利。ゲームキャプテンの神田は「自分達の強みであるＦＷやＤＦから流れを作ることができ、チーム全員で勝利を掴み取ること」が出来たと振り返る。力強い攻撃を見せる東洋大ラグビーに注目したい。

※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。

■コメント

・福永監督

素直な気持ちですが、今年度も無事に公式戦をスタートできる喜びを感じております。たくさんの皆様のサポートがあり今日があることを一同実感しており感謝致します。(リーグ戦に向けて、夏の期間チームとして取り組んだこと)２年ぶりに夏合宿を行うことができました。ラグビーに集中できる環境の中で、強豪校ともトレーニングマッチを実施することができ自己の向上につながりました。また仲間同士、お互いを深く知る時間を持つことによって更に私達の強みであるチームワークも成長しております。(次節に向けて)大変な状況の中、次節を迎えられることに喜びと感謝の気持ちを強く持って、チームの準備をさせていただきます。今シーズン、皆で力を合わせて一歩一歩進んでいきます。あたたかいご声援のほど、宜しくお願い致します。

・神田ゲームキャプテン（済３＝東筑）

コロナ禍というなかリーグ戦を開幕できることに、OBや関係者各位に感謝申し上げます。シーズン開幕戦という緊張感や渋滞により３時間近くバスに乗ったりするハプニングで前半は自分達のテンポに上手く乗り切れなかった反省点がありました。後半以降は、自分達の強みであるＦＷやＤＦから流れを作ることができ、チーム全員で勝利を掴み取ることができました(モールからの得点について)私達の強みであるＦＷが力強く前に出てくれたので、チームにいい流れを持ち込んでくれました。モールは東洋の武器の１つなので、更に仕上げていきたいと思います。（次節に向けて）前半の入りの部分や気持ちの面でで改善できる部分が多くあるので、しっかりと修正して次戦に向けいい準備をしたいと思います。

TEXT＝友寄慈温