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2021.11.23
サッカー

[女子サッカー]試合終了間際の劇的弾!山学大に1-0勝利

第35回関東大学女子サッカーリーグ戦後期1部第9節


 11月3日(水) 東洋大板倉グラウンド




東洋大1-0山学大


   〈得点者〉

90+3分 宮本



 <出場メンバー> 


▽GK

今井佑香(食3=常盤木学園)


▽DF

澁澤光(食4=常盤木学園)

根間陽彩(食3=大商学園)→ 22分 宮本妃菜里(食1=大商学園) 

落合依和(食1=十文字)

西垣内由唯(食4=大商学園)→ 22分 鈴木陽奈(食3=JFAアカデミー)  


▽MF

北村美羽(食2=ジェフ千葉LU-18)

林みのり(食4=大商学園)

塩谷瑠南(食4=前橋育英) 

北川愛莉(食3=常盤木学園) 


▽FW 

門脇真衣(食2=JFAアカデミー) 

牛久保鈴子(食4=岡山作陽)


               

宮本の先制点に沸く東洋なでしこ


                  

値千金の決勝ゴールを決めた宮本

                 

                            (提供:東洋大体育会サッカー部女子部) 


※掲載が遅れてしまい申し訳ございません。


 第35回関東大学女子サッカーリーグ後期第9節の相手は山学大。 前半はゴールまであと一歩のところで攻めきれない惜しいシーンが続くが、試合終了間際の劇的な一撃で粘る山学を振り払った。



 前節、早稲田大学相手に創部史上初めての勝利を挙げ、調子の良い東洋大の今節の相手は山学大。まずは前半、東洋大は開始2分から山学大にコーナーキックのそらしからシュートを放たれる。これはサイドネットに外れたが、ヒヤヒヤする入りとなった。13分、サイドにいた落合が前線の塩谷にロングパス。それを受け取った塩谷がクロスを上げるもこれは味方FWには通らず。17分には、相手DFからのロングボールがサイドのフリーでいた相手に通り、サイドから中央の相手MFにボールを通されループパスからヘディングされピンチを迎えるが、今井ががっちりキャッチ。39分、フリーキックのチャンスもヘディングの競り合いに行った際のファールを取られてしまい得点ならず。前半は山学の堅い守備とカウンターに苦しめられ、点を取ることはできなかった。


 後半、東洋大は奪われてカウンターになりそうなシーンでも即時奪回を試みて、相手にチャンスを生ませない。57分、右サイドからのシュートによって得たコーナーキックのチャンス。澁澤が後ろに逸らしたボールを走りこんでいた林がミドルで狙うも惜しくもゴールバーに弾かれてしまう。59分、スローインの競り合いのこぼれ球を北川が拾い持ち上がる。そして、サイドの根間に渡し、根間のクロスにヘディング、更にそれの弾きを詰めるがゴールには届かず。その後も、ゲーム自体は支配できているものの、あと一歩のところで試合を決めることが出来ない東洋大、しかし、勝利の為、貪欲にゴールを目指し続けた東洋大に勝利の女神がほほ笑む。90+3分、鈴木がスローインからのワンツーパスを受け、クロスを上げる。ゴール前で混戦になった後、最後は宮本が詰め、これが劇的な決勝点となって東洋大が勝利を手にした。


 今回の試合ではボールを保持しつつ、即時奪回の守備で安定感のある試合を見せた東洋大。これで破竹の5連勝となった。

しかし、石津監督の「軽いプレーが散見され、チームとしての甘さが出てしまった」とのコメントの通り、現状に満足せず

更なる高みを目指す。これからも女子サッカー部の活躍に注目していきたい。



※感染症拡大予防のため、現地での取材を行わず映像をもとに作成しています。



◼︎コメント 

・石津監督 

山梨さんが我々に対して普段とは違う守備のやり方で前半は少しやりづらさがありました。また、前節の勝利で気が抜けたのか、軽いプレーが散見されチームとしての甘さが出てしまいました。後半は持ち直し決定機を多く作れましたし、得点は交代で入った選手たちで生み出してくれたのでそこは収穫です。終了間際まで諦めないところも良かったと思います、と振り返る。(得点を決めた宮本選手に対してどのような声掛けや指示をしましたか?)もともと技術のある選手でしたが、怖さが足りなかったのでゴールに向かうプレーを普段から求めていました。最近のトレーニングでその部分が良かったので、とにかくライン間で前を向いて違いをつくるプレーをするように指示しました。ゴール以外にもいいプレーがあったので継続してポジション争いを活性化して欲しいです。( 次節にむけて) リーグ最終戦ですが、勝ってインカレに繋げられるようにしっかり準備していきたいです。


・根間(食3=大商学園)

前半を終えてハーフタイムに喝を入れられたのもありますが、自分達の中でもっと出来るっていう自信があって、それを交代選手も含めチーム全体で勝ちに行く姿勢でゴールを狙い続けたことが勝利の要因だと思います。スタートメンバーの変更や交代選手の活躍だったり、チームの組織力に自信を持てた試合になりました、と振り返る。(守備において意識したことは何ですか?)相手にプレスをかける所より、蹴らせた後のファーストとセカンドを拾うことを意識しました。( 次節にむけて)インカレに自信を持って挑めるように、チーム全員で最後まで闘い抜きたいです。


・宮本(食1=大商学園) 

難しいゲームではありましたが、全員が勝ちに拘り闘ったことが勝利に繋がったと思います、と振り返る。(リーグ戦初ゴールを決めた時の心境をお聞かせください)決めた瞬間にチームのみんなが喜んでくれてすごく嬉しかったです。( 次節にむけて)次節が最終節となるので、チーム一丸となって必ず勝ちにいきます。









TEXT=髙橋生沙矢