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2021.11.27
準硬式野球

[準硬式野球]入替戦3年生ラストマッチ惜しくもサヨナラ負けで3部降格に

[準硬式野球]令和3年度東都大学準硬式野球秋季リーグ戦2部3部入替戦3回戦・学習院大戦

11月19日(金) 朝霞中央公園野球場

●東洋大9ー10×学習院大


イニングスコア


10
東洋大
学習院大4×10×

(10回より延長タイブレーク)

 

二塁打:稲玉(二回)、冨丘(四回)

バッテリー:加藤(文2=横浜隼人)、大戸(ラ2=花咲徳栄)、橋爪(社3=前橋南)、舩津(ラ2=高輪)ー古源(社2=東亜学園)


          

     十回に適時打を放った本多


  惜しくもサヨナラ負けを喫してしまった東洋大


 秋晴れの中、2部残留をかけた学習院大との最終戦。3年生にとって最後の試合が朝霞中央公園野球場で行われた。


 初回東洋の先発加藤(文2=横浜隼人)は1死からヒットを許すも後続を断ち切り無失点で抑える上々の立ち上がりを見せる。

 

 二回の表、東洋の攻撃は4番稲玉(総3=横浜創学館)から。その稲玉が左前ヒットで出塁すると6番阿部(法3=岡山理科大付属)のショートゴロの間に三塁に進み2死ながら先制点のチャンスを迎える。そして7番石川(ラ2=沼津東)が左前に適時打を放ち東洋が序盤で先制点を奪う。

 

 四回の表、追加点が欲しい東洋は1死から5番百合野(国3=横浜隼人)が四球で出塁。6番阿部が中堅飛に倒れるも7番石川が2打席連続となるヒットで出塁し二死一、二塁で追加点のチャンスを迎える。ここで百合野がすかさず三盗を決め、チャンスをさらに広げ、8番渡辺のサード失策の間に百合野がホームインし貴重な追加点をあげた。その後相手投手の暴投もありランナー二、三塁とすると9番古源がショートの失策を誘い二者が一気にホームインしこの回3点の追加点を奪い点差を4対0に広げた。


 しかしその裏、学習院大に打者一巡となる猛攻を浴び4対5と逆転されてしまう。その後学習院大に1点追加され何としても追いつきたい東洋は、迎えた八回の表、先頭打者の8番渡辺(法3=横浜隼人)が四球で出塁。続く9番古源(社2=東亜学園)が死球で出塁すると1番冨丘(社2=横浜隼人)が犠打を決め一死二、三塁のチャンスを迎える。このチャンスに2番上原(総3=佐久長聖)がセンター前へヒットを放ち2塁走者の古源も一気にホームイン。上原の2点適時打で東洋は9対9の同点に追いついた。


 最終回は両校ともに無失点に終わり試合は延長タイブレーク式に突入する。延長十回東洋の攻撃は無死一、二塁から9番古源が犠打を成功させる。次のバッター1番富丘がショートゴロに倒れるもその間に三塁走者がホームイン。2塁ランナーも3塁に進みツーアウトながらスコアリングポジションにランナーを置いた。1点でも多く追加点が欲しい東洋は続く2番上原が四球を選び、出塁すると盗塁を決めさらにチャンスを広げる。ここで3番本多(ラ3=沼田)がライト前に2点適時打を打ち、この回東洋は3点をあげた。その裏の学習院大の攻撃を抑え何としても勝利をあげたい東洋であったが学習院大の連続タイムリーを許し4点を奪われゲームセット。9対10のサヨナラ負けを喫してしまった。


 3年生のラストマッチとなったなった今シーズン最終戦。サヨナラ負けという悔しい結果となり来シーズンは3部スタートなる東洋大学。杉本学生監督は「3部からのスタートになりますけど、上を目指してやっていくしかないので頑張ります」と今回の結果を受け止め新体制での再スタートを語った。


■コメント

・杉本学生監督(ラ2=一宮)

(試合を振り返って)2部残留がかかっていた大事な試合だったんですけど、今日の試合だけは本当に結果が全てなので。(投手陣について)加藤と舩津は結果的にピッチャーが背負っちゃうんですけど、あいつらのせいで負けたわけではないので。(チームの雰囲気は)雰囲気は良かったと思います。(四回の失点は)あの失点が結果的に一番だめだったんですけど、流れが悪いところで切れなかったり、ずるずる行っちゃうのが良くないところで、そこで防げなかったのが大きいです。(上原選手の同点打については)本当は上原さんは引退していて、今日のために戻ってきてくれたので、「俺たちが戻ってきて欲しいとお願いして戻ってきてもらただけなので責任を感じずにやって欲しい」ということは伝えて、結果的にああやって打ってくれました。(タイブレークは初)初めてです。やったことがないので、難しいなというのは感じて、何点取ったらいいのかとかがわからなくて、3点取ってセーフティかなと思ったんですけど…。(来年に向けて)3部からのスタートになりますけど、上を目指してやっていくしかないので頑張ります。



TEXT=松山瑞希