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2021.11.12
アイススケート

[アイスホッケー] 大東大に攻撃の隙さえ与えず 大量シュートで5対0

2021 関東大学アイスホッケーリーグ戦(特別大会)

11月7日(日) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ

○東洋大5ー0大東大


[ゴール(アシスト)]

05:04藤原(中島)

19:24川岸(武部、中島)

23:48中島(根本、宮田)

47:06大友(佐曽谷、根本)

48:07小堀(久米、中島)



POS背番号名前
GK44佐藤(社2=白樺学園)
GK35石川(社4=八戸工大一)
DF12福田(社4=日光明峰)
DF9木村(社1=武修館)
FW19前田(社3=白樺学園)
FW27小堀(社4=白樺学園)
FW14久米(社4=駒大苫小牧)
DF23武部(社3=苫小牧工業)
DF6佐々中(社1=駒大苫小牧)
FW29川岸(社2=八戸工大一)
FW39中島(社2=駒大苫小牧)
FW21宮田(社3=白樺学園)
DF26根本(社1=清水)
DF22今(社4=武相)
FW10阿部(社3=駒大苫小牧)
FW17大久保(社1=駒大苫小牧)
FW45橋本(社2=駒大苫小牧)
DF3駒田(社1=日光明峰)
DF8石田(社3=武修館)
FW18佐曽谷(社2=八戸工大一)
FW13藤原(社3=武修館)
FW41大友(社1=白樺学園)


※ 掲載が遅れまして、大変申し訳ございません。


今季初得点となる先制ゴールを決めた藤原


試合を確実にする5点目を挙げた小堀



 関東大学アイスホッケーリーグ戦(特別大会)(以下、リーグ戦)は、シーズン折り返しとなる4戦目。いまだ勝ち星のない大東大を相手に終始、圧倒的な攻撃力を見せ、守っては無失点。危なげない勝利で無傷の4連勝を飾った。


 試合の立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けていく。第1ピリオド開始5分、FW藤原(社3=武修館)が、ゴール前の激しい攻防の中、パックを押し込む。これが藤原にとって今季初得点。開始早々の先制ゴールが、チームに勢いをもたらした。その後も、積極的なパス回しとゴール付近での攻めによって優位な状況が続くが、相手の好守備を前になかなか追加点が奪えない。先制から10分以上が経過したところでチャンスが訪れる。大東大に反則があり、この試合初めてPP(パワープレー)の状況になると、DF武部(社3=駒大苫小牧)とFW中島(社2=駒大苫小牧)のアシストからFW川岸(社2=八戸工大一)がゴール。2点をリードして第2ピリオドへ挑む。

 

 第2ピリオドも勢いは変わらず、開始とともにコート全体を使ってパスを回していく。ここでも早々に試合が動いた。開始4分手前、第1ピリオドで2つのアシストを決めた中島がゴール後ろからのパスを見事に押し込む。さらにリードを広げた東洋大は果敢にゴールへ攻めるも、10分を過ぎた頃、反則をとられSH(ショートハンド)の状況に。ここで相手が攻めへと転じ、守りを強いられてしまうが、踏ん張ることに成功。それ以降、一段と攻撃に激しさを増したが、このピリオドも追加点が入らない。15分には再びPP(パワープレー)の状況を迎えたものの、相手の守備に余計な乱れはなく、加えた得点は序盤の1点のみ。3対0のまま第2ピリオドを終えた。

 

 第3ピリオドは、第2ピリオド終了間際の反則によってSH(ショートハンド)から始まった。慎重な立ち上がりから勢いを取り戻すと、攻撃力を弱めることなくシュートを連発していき、ゴール前で果敢に押し込む場面もつくる。しかし、ここでも相手GKの好セーブは光り、ピリオドをまたいで20分も追加点を奪えない時間が続いてしまう。開始7分、ようやく得点が動く。FW大友(社1=白樺学園)がゴールを決めると、そのわずか1分後にはFW小堀(社4=白樺学園)も続く。1年生と主将の連続ゴールで相手を突き放し、試合を決定づけた。その後は、SH(ショートハンド)、PP(パワープレー)の状況が続くなど激しい攻防戦となり、惜しいシュートが何本も見られた。しかしながら、やはり6点目が遠く、5対0で試合終了となった。

 

 終わってみれば、大東大10本のシュートに対し、東洋大は92本。相手の好守備に阻まれ5得点しか奪えなかったものの、全体としてはそれを上回る攻撃力があり、失点も許すことはなかった。次回の相手は、同じく4戦4勝、そして計40得点を挙げている明治大。リーグ優勝に向けて、全勝対決の大一番を迎える。

 



TEXT=青木智哉