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2021.12.18
アイススケート

[アイスホッケー]インカレ直前特集①「インカレ優勝」悔しい思いを糧に自信へと繋げる~大友宏太選手~

12月25日から北海道帯広市で第94回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が行われます。そこで、インカレ直前特集と題してスポトウが選出したチームの注目選手にインタビューを行いました。今回はFW大友宏太選手です!



先日の2021年度関東大学アイスホッケーリーグ戦(以下、リーグ戦)で宿敵である明大戦では先制点を取られてしまいビハインドの展開の中、点数を決めチームに貢献した大友宏太選手。今回はそんな大友選手にリーグ戦の振り返りと共に、大学生活についてとインカレへの意気込みなどのお話を伺いました。(取材日・12月9日、聞き手=窪田真夕)


ーー秋のリーグ戦を振り返っていかがでしたか。

秋のリーグ戦を振り返って、それこそ自分はパワープレーの部分でしか正直使ってもらえることが少なかったんです。少ない部分でもそのチャンスだったりで得点することができました。自分にとっては春で結果を残せなかったし、秋で結果を残さなかったら、今年のインカレとか→は出れないって思っていたので。本当に、今年の秋のリーグ戦はそういう部分で少ないチャンスをものにすることが出来ていたので、よかったなと思います。


ーー宿敵である明治との試合で、先制点をとられてしまい1点を追う形となっている中、大友選手のゴールが決まった時、ガッツポーズをしていましたが、その時の心境を教えてください。

他の秋のリーグ戦の試合では、あまりチームに貢献できていなかったです。そんな中での明治戦では、1点ビハインドの展開で自分が同点弾を入れることが出来て、チームに貢献できた気がしたので嬉しかったです。


ーー春大会に続き2冠を達成した時の気持ちを教えてください。

多分、東洋大学以外はもう3冠とか2冠のチャンスは春に優勝しない限りはなかったと思います。そういう部分では2冠を達成できたってことは、インカレで優勝したら東洋大学しか3冠はできないことだと思う。そういう部分では、2冠できて3冠に大きなチャンスをもたらすことができたので、よかったと思います。


ーーリーグ戦優勝できた要因は何でしたか。

チーム一丸となって、やるべき東洋らしさ、プレースピードの面でほかのチームに劣らないで60分間、東洋大学のやりたいホッケーをやることが出来たことです。その結果がついてきたのかなと思います。


ーーどういうきっかけでアイスホッケーを始めましたか。

自分のお父さんが子どもの頃アイスホッケーをやっていて、その影響で楽しそうだなと思って始めてみたのがきっかけです。

 

ーー東洋大学への入学を決めたきっかけはありましたか。

自分は小さい頃からアイスホッケーをやっていて、やっぱりアジアリーグなどの実業団に行きたいという一つの目標があります。その目標に近づくためにはやっぱり一番環境が整っている東洋大学が一番いいかなと思って決めました。


ーーアイスホッケーで悔しかったことなどはありますか。

それこそ2つあります。1つ目が、去年の高校の時の準優勝だったインターハイです。個人的な試合とかじゃないんですけど今回U20とかの合宿とかは行けたんです。でも、落とされちゃって、正直に強い思いがあって秋のリーグ戦で結果を残して見返してやろうと思っていました。代表になれなかったけど見返してやろうっていう気持ちが強かったです。だから今回の秋リーグ戦では、そういう悔しい思いとかもあって結果を残すことが出来ました。


ーー試合前のルーティーンなどはありますか。

自分はあんまりないです。まあ、試合前のルーティーンっていうか氷上にのって毎回エンジンを組むときの自分の場所を決めてそこで絶対にスティックを叩くようにします。

 

ーー大学入学前と大学入学後の練習の変化はありましたか。

高校までは正直自分で追い込めることが少なかったんです。大学に入学してからは先輩がいて当たり前なんですけど、その追い込むことがまた高校の時よりも自分に追い込みをかけられるようになりました。運動量とかも高校の時に比べて増えてきたから、いい結果が出てきているんじゃないかなって思います。


ーー4月から今までで、1番印象に残ってる試合はどの試合ですか。

秋のリーグ戦の明大戦で1点負けている状態で自分が同点ゴールを決めたところです。そこからチームを勢いづけられた部分では、その試合が自分の中では一番印象に残っている試合です。


ーー1年生の中で今のところ最高の2得点を挙げていますが、今後、何点を取りたいと目標にしていますか。

毎試合ポイントが取れればいいかなって思うんですけど、2試合に1から2得点はしていきたいなって思います。


ーー1年生と過ごしてもう少しで1年となりますが、大友選手からみてどんな学年ですか。

それこそ、佐々中学人(社1=駒大苫小牧)とか根本怜汰(社1=清水)とか、1年生は全体的にお調子者の人たちが多いんです。でも、いざプレーするってなった時にちゃんと切り替えて自分のやるべきところとか、ちゃんとやっている部分がいいかなと思います。

  

ーーチーム内でも、学年の中でもライバル的存在の選手はいますか。

まあそれこそ、今代表行ってる大久保雅斗(社1=駒大苫小牧)かなって思います。同じ1年生で試合に出てて、春の時も、もともといたポジション取られちゃったんです。そこから試合とか出れなくなっちゃった部分とかあって、普段は仲いいかもしれないけど、氷上にのったりしたら正直負けないぞっていう気持ちとかはあります。


ーー大友選手から見たライバルの大学はありますか。

個人的に思うのは、中大の堤と種市なんですけど…。まあ個人的に言ったらそうなっちゃうけど、中央大学と明治大学ですね。やっぱり今年インカレで勝たなきゃダメな中で敵になると思います。


ーー1年間を振り返って東洋大学の強みとは何だと思いますか。

春のリーグ戦は、基本有利な展開で進められることが多くて、ビハインドの状況から逆転とかそういう形で試合を進めることがなかったんです。それこそ秋の大会とかは負けている展開から逆転することがありました。多分このチームはどこの大学よりも得点力とか勝負強い部分があると思うのでそこが東洋大学の強みだと思います。

 

ーーインカレまでに強化したいことはありますか。

秋のリーグ戦でもチャンスを決めれる場面と決めれない場面のほうが多かったので、そういうところは、これからある全日本選手権とか、練習から含めて精度をあげてインカレでも点数を入れられるようにしていきたいなって思います。

 

ーー海外遠征で少し人数が少ない中でのインカレとなりますが、チームのムードはいかがですか。

その代表組が選ばれたときにインカレに出れないことが決まっていて、それでもチーム人数がいる人数でしか試合できないと思うんですけど。いないはいないでもう仕方ないので、いるメンバーで優勝に向けて毎日頑張ろうと思います。


 

ーーインカレでの目標を教えてください。

個人的な目標では、ちゃんと試合に出て、ちゃんとスコアとかポイントをしつつ、チームの勝利に貢献することができたらいいかなって思います。

 

ーー4年生とできる最後の試合となりますが、4年生に対する思いなどはありますか。

入学当初は、正直怖いと思ったり、苦手だなと思ったりした先輩とかもいました。でも、なんだかんだ言って1年間、短い期間だったけど、優しくしてくれました。その4年生とあとちょっとしかできないって考えたら、2冠してるし、3冠っていうのが4年生に対しての1番の恩返しだと思うので、絶対にインカレで優勝したいなと思います。


ーー今後の試合で注目してほしいプレイなどはありますか。

この先やっぱり監督とかにも期待されているのは、攻撃面です。やっぱり評価してもらっている部分があるので、ちゃんとゴールに向かっていく姿勢とかに注目して観てもらえたらなと思います。

  

ーー最後に、今後3年間の大学生活はどのような目標をもっていますか。

これから学年あがるにつれてチームをまとめていかなきゃいけないこととかも、増えていくと思うんですけど、自分が自分がっていうプレースタイルとかにしないで、チームのことを一番に考えられるようにしたいです。下級生は思いっきりプレーしていかないといけないなと思うのですけど、上級生とかになったらやっぱり自分が自分がっていうプレースタイルになっていっちゃう人もいると思います。チームが勝てれば一番だと思うので、そういう部分は、学年が上がっていくにつれてチームのことを考えたプレーをしていけたらいいかなって思います。



◇プロフィール◇

大友宏太(おおとも・こうた)

身長・体重/167㌢・65㌔

血液型/A型

出身校/白樺学園