Article

記事


2021.12.27
アイススケート

[アイスホッケー] 10対0で慶大を撃破し、インカレ2連勝!

第94回日本学生氷上競技選手権大会2021 アイスホッケー ファーストディビジョン(2回戦)

12月26日(日) 帯広の森アイスアリーナ

○東洋大10ー0慶大


[ゴール(アシスト)]

01:09 石田(久米、宮田)

11:32 前田(川岸、駒田)

11:56 福田(宮田、小堀)

12:26 阿部(大友、武部)

13:02 前田

16:53 石田(福田、久米)

19:31 武部(木村、中島)

22:50 佐曽谷

36:01 中島(阿部、木村)

50:34 大友(中島、木村)


POS背番号名前
GK44佐藤(社2=白樺学園)
GK31中野  (社1=苫小牧東)
DF12福田(社4=日光明峰)
DF8石田(社3=武修館)
FW14久米(社4=駒大苫小牧)
FW27小堀(社4=白樺学園)
FW21宮田(社3=白樺学園)
DF23武部(社3=苫小牧工業)
DF9木村(社1=武修館)
FW10阿部(社3=駒大苫小牧)
FW39中島(社2=駒大苫小牧)
FW41大友(社1=白樺学園)
DF3駒田(社1=日光明峰)
DF22今(社4=武相)
FW19前田(社3=白樺学園)
FW29川岸(社2=八戸工大一)
FW13藤原(社3=武修館)
DF15吉川(社4=武相)
FW18佐曽谷(社2=八戸工大一)
FW45橋本(社2=駒大苫小牧)
FW11山崎  (社1=武修館)


※ 掲載が遅れまして、大変申し訳ございません。


第94回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)2回戦の相手は秋リーグ戦でも激突した慶大。東洋大は得点力が爆発し、10対0で完勝した。

 

第1ピリオドの序盤から王者は実力を発揮する。開始1分過ぎ、FW久米(社4=駒大苫小牧)とFW宮田(社3=白樺学園)のアシストを受けたDF石田(社3=武修館)がゴールの右からパックを流し込み、うれしい先制点を挙げた。その後はしばらく得点することができず、苦しい時間が続く。しかし、後半からエンジンがかかったかのようにシュートがさく裂する。11分を過ぎた頃、FW前田(社3=白樺学園)も石田と同様に、ゴール右側から鋭いシュートを決めた。すると、立て続けにDF福田(社4=日光明峰)が距離のあるロングシュートを見事に決め、選手たちは肩を組み喜びを表現する。その後もFW阿部(社3=駒大苫小牧)、DF武部(社3=苫小牧工業)らの活躍により、4点を追加。第1ピリオドで7点もの大量得点を挙げ、第2ピリオドに挑む。

 

迎えた第2ピリオドでも、コートをいっぱいに使いゲームを展開。開始2分には、龍谷大戦にてMVPに選ばれたFW佐曽谷(社2=八戸工大第一)がフリーシュートを放ってゴールネットを揺らし、歓喜に湧いた。追加点を挙げたい東洋大は積極的にパスを回していくものの、得点には結び付かず。一方で、慶大のシュートを阻止するなど守備面が冴え、得点を許さない。終盤にはリーグ戦でも活躍が目立ったFW中島(社2=駒大苫小牧)が試合を決定づけるシュートを放ち、9対0とした。勝負は最終ピリオドへと移る。

 

最終ピリオドでも追加点を奪えない時間が長かったが、選手たちは必死にパックを追い続けた。PP(パワープレー)の状況で、開始10分が経過すると中島、DF木村(社1=武修館)がアシストを決め、パックはFW大友(社1=白樺学園)の元へ。すると、大友がシュートを流し込み、2桁得点の大台に乗せた。東洋大は相手に隙を与えることなく、着々と得点を積み重ね、10対0で2連勝を飾った。

 

この日も持ち味の攻撃力を発揮し、一昨年のインカレ王者そして今秋リーグ戦王者として強さを見せつけた。また、無失点で終えるなど、鉄壁の守備が光った。東洋大が目指す学生日本一まで、あと3勝だ。一戦一戦を大事に戦い抜けば、悲願の3冠を達成できるはずである。




※ 新型コロナウイルス感染症への対策により、現地での取材は行わず、配信をもとに作成しています。 



TEXT=浅野琴美