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2021年12月30日 富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場
総合13位 東洋大(43.4km)2:30’04
1区(4.1km)下里芽依(4位通過・区間4位)
2区(6.8km)萩原結(8位通過・区間14位)
3区(3.3km)後藤藍子(8位通過・区間8位 )
4区(4.4km)佐竹結衣(5位通過・区間5位 )
5区(10.5km)立迫望美(12位通過・区間14位 )
6区(6.0km)渡辺早紀(13位通過・区間16位)
7区(8.3km)江口春姫(13位通過・区間13位 )
富士山のもとに鉄紺女子が輝いた
1区・下里芽依(食2=白鵬女子)
(レースプランは)なるべく前の位置でいつレースが動いてもいいように構える。得意な登りではなるべく足を使わず楽に登り、下りでレースが動くことを予測して溜めることを考えていた。(レースを振り返って)スタート前は色々テンパってしまったが、いざスタートしてみると自分でも不思議なくらい集中できた。登りはジョグの時より楽に登れて、あまり斜面を感じなかった。下りでは力まずただ前を目指して無我夢中で走っていた。全てを出しつくせたので後悔はない。最後のカーブを曲がって商店街の直線に入ったことろで、自分に負けそうだったが監督が「もう1回!もう1回いけ!」と言ったのが聞こえて目が覚めた。(区間4位という記録について)練習が思うように積めていなかったので、正直調子だけでの勝負だった。蓋を開けてみないとどうなるか分からない中の4位だったので、まずまずの結果だったと思う。前半の1kmまでは前の方に行けなかったが、冷静に判断して無理に前に行こうとしなかったところは良かったと思う。ラストの粘りが足りず、きついところからのもう一段階が出来ないところだ。筋力不足が主な原因だと思っている。(今シーズンを振り返ると)1年前よりもけがが長引いてしまい、夏合宿では全く走ることができなかった。10月に入ってから走り出し、ポイント練習も11月からやっと行えるようになったので練習が積めず、ずっと我慢続きの1年になった。本当はもっとトラックレースや記録会で自信をつけていくべきなところ、それが出来なかったのが悔しかった。(今年のチームは)渡辺先輩はいつも明るく、笑顔でいてくださったのでそのおかげでチーム全体も明るい雰囲気になった。(来シーズンの抱負は)トラックレースからガンガンに走れるように、また1から体を鍛え直してチームの軸になる。(4年生へ)4年間お疲れ様でした。辛いことも楽しいこともたくさんあったと思います。今まで培ってきたことをこの先の人生で存分に活かして、頑張ってください。応援しています。
2区・萩原結(食1=城西大城西 )
(レースプランは)最初と4km付近に上り坂があったので、最初あまりあげすぎず2回目の上り坂あたりから仕掛けるつもりだった。(レースを振り返って)プラン通り最初は落ち着いて入ることができたが、1区の下里先輩が4位というかなり好位置で持ってきてくれた順位を下げる形になってしまい申し訳なかった。最後下り坂で仕掛ける予定だったが足が全然動かなかった。走っている時、たくさんの方が「東洋頑張れ」と声をかけてくれて頑張ることができた。高校時代は一度も抜かせなかった他校の知り合いを抜かすことができた。(1区・下里が)笑顔で襷をくれて、背中も押してくれてとても嬉しかったし自然と笑顔になれた。良かった点は笑顔でタスキ渡しができたことと、最初落ち着いて走れたので後半切り替える余力を残せたこと。課題点は自分のところで順位を大幅に下げてしまい、他大学の選手との実力の差を感じたので6.8km走れる身体作りをしなければいけないと感じた。(東洋大での1年目を終えて)関カレや駅伝などたくさんの試合に出していただいたが、個人の面では満足ができる結果が残せず経験しただけで終わってしまったので2年目ではしっかりと結果を残せるようにしたいと思う。(今年のチームは)学年問わずチーム内でのコミュニケーションが多く、みんなが家族のようなチームで笑顔もたくさんあった。来シーズンではただ速いだけではなく強い選手を目指し、トラックでは長い距離から短い距離まで対応できるようにし、駅伝では駅伝メンバーとしてチームのシード権獲得に貢献する。(4年生へ)短い間でしたが本当にありがとうございました。いつもチームのために色々なことを計画してくれたり普段もたくさんお話ができてとても楽しかったです。これからも頑張って下さい!
3区・後藤藍子(食3=須磨学園 )
(レースプランは)1年の時の反省とスピードが得意ではないのとで始めから抑えずに入ろうと考えていた。(レースを振り返って)チームや自分の弱点が大きく出たレースになった。とにかくたくさんの人の顔が頭に浮かんだ。それほど前回に走らせてもらってからのこの2年ほどでたくさんの人がお世話になったのだと改めて感じた。(タスキを受け取った時の心境は)1年半思うように行かなかった分やっとここにまで来れたという想いと、いい流れでもってきてくれたので、自分のできる限りの走りをして後につなげようと考えていた。(良かった点と課題点は)自分のことを把握したレース展開ではあったが、始めのスピードについていけなかったのは自分の弱さだと改めて感じた。その部分が改善点だと痛感した。(主将・渡辺選手が率いた今年のチームは)コロナ禍でまとめるのはとても大変だったのではないかと思う。その中でチームのことを考え、みんなのために行動をとり、そんな渡辺さんがいてくださったからこそ全日本は逃してしまったが富士山に向けてもう1度チームの士気があがったのではないかとおもう。(来シーズンは)最終のシーズンとなる。チームのために自分のために、覚悟を持ってどの駅伝も過去最高の順位を狙いたい。また個人としても結果と行動でチームを引っ張っていきたい。(4年生へ)結果や取り組み、考え方、それぞれの方からそれぞれのことを学ばせていただいた。そんな先輩の姿を見て3年間過ごせてとてもよかった。
4区・佐竹結衣(食3=東海大山形 )
(レースプランは)集団であればついていこうと思った。(レースを振り返ると)集団について我慢強く走ることができたと思う。ラスト1kmあたりで集団を抜けたところが印象的。(タスキを受け取った時は)みんなの顔が思い浮かんで、みんなのために全力で走ろうと思った。(区間5位という結果については)自分としての昨年のリベンジはできたと思う。集団で負けずについて行くことができたのはよかったと思う。1人でも自信を持って流れをつくるレースができれば、さらにいい結果になっていたと思う。(今年のチームは)1人も欠かさず全員で闘うことができたチームだったと思う。来シーズンも自己ベストを出して、チームに貢献できるように頑張る。(4年生へ)3年間ありがとうございました。社会人としての先輩方のこれからも応援しています!
5区・立迫望美(食2=国分中央 )
(レースプランは)10.5kmという自分がレースで走ったことの無い距離だったので、前半は落ち着いて走って、後半粘ろうと考えていた。抜かれてもついて行くを繰り返して自分の力を出し切るレースプランを考えていた。(レースを振り返って)風が強い中でのレースだったが、前半区間の人達がいい順位で持ってきてくれたので、落ち着いてスタートすることができた。自分のところで順位を落としてしまったが、自分たちの力をだしたレースはできたと思う。9km地点くらいで監督とコーチに声をかけて頂いて、きつい中だったがもう1度切り替えて走れた。(タスキを受け取ったときは)こんなに前の順位で他校のエースたちと走ることが出来る!というワクワクした気持ちが90%で、大丈夫かなと不安な気持ちが10%だった。良かった点は、自分の力を出し切ることが出来たことです。たくさんの人に抜かれてしまったが、今の自分の力は出し切れたと思う。課題点はやはり他のチームのエースとの差がハッキリと見えたので少しでも埋めて追いついて追い越したい。(主将・渡辺選手が率いた今年のチームは)明るくて楽しいチームだった。(来シーズンは)個人としては、大きな大会で力を発揮し、結果にこだわってレースをする。また、3000〜10000mまで全てで自己ベストを30秒更新する。そして、東洋の柱になり、チームを引っ張っていけるように頑張る!(4年生へ)今までありがとうございました!これからは任せてください!
7区・渡辺早紀(食4=新潟中央)
(富士山女子のレースプランは)6区で選んでいただいて、コース的にはすごく真っ直ぐなコースだったので、とりあえず前との距離を詰めて少しでも速い順位で速いタイムで渡せるようにとレースに挑んだ。(レースを振り返ってみて)当日はコース的にはコの字のコース。最初は追い風で最後は向かい風で、風も強めでペースを掴むのが難しかった。その中でも今まで群馬の練習でも風が強い練習もあったのでそれを思い出して、どういう天候でも「走ろう!」という気持ちで走った。朝はそうんなでもなく良い天気だなくらいだったが、アップ行く時に外にでたら強風でびっくりした。(レース中の印象的なシーンは)沿道での応援は自粛となっていたが、地元の方が沿道で応援してくださっていた。東洋大だけを応援しているというより駅伝が好きでどんなチームを応援してくれる方が多かったと思うが、そういう方たちが応援してくださって励みにもなりました。今回の駅伝では4年生1人だけの出走になったが、他の出れない同期の思いも含めてそのような気持ちを込めて走ることができた。(スタート前に同期からの言葉などは)「頑張れ」とか応援してくれた。付き添いで伊東明日香(食4=順天)が付き添ってくれたので、隣にいてくれるだけで心強かった。(全日本関東予選でも共に引っ張った伊東選手の印象は)1年生からずっとチームの駅伝も走っていて、走りでも練習でもこなしていく選手。私も一緒に走りたいという思いで伸びて頑張ってこれた。あんまり怪我をしなかった選手だが、4年生になってからは怪我したりとかして練習を外れたり戻ったりを繰り返していた。しかし、怪我がある中でも練習を頑張っている姿などを見て私も刺激を受けて一緒に頑張ろうという思いでここまで来れた。(5区・立迫からタスキを受け取ったシーンについて)立迫は今回7区間の中で1番長い距離を2年生という2年目で任せてしまって、その区間は各校のエースが走るのに2年生に任せてしまった。申し訳なさを感じるとともにでも本人も着実に力をつけていたので良い流れで持ってきてくれるというのを信じて待っていた。タスキのシーンではすごい精一杯走ってきてくれる姿をみて、気合いが入った。練習でも伝わってはいたが、走ってくるのを見て「こんなに頑張っているから」と私も気合いが入った。(立迫が最長区間の配置は)本人も長い距離が好きというのもあったし、他の5000mのレースでも自己ベストも更新していて、長い距離にも対応できる体力もあるし、起用にはみんな納得だった。(今回のレースの良かった点は)東洋大としては最後の駅伝に出走させていただいたということが嬉しかったし、いままで一緒に練習してきた仲間とタスキを繋いでチームの結果として現れる走りをしようという思いでは知れたのは良かった。課題点は区間16位というあまり良くない結果だったので、チームの結果に貢献できたかどうかはわからないこと。しかしこれまでの全部の力は出し切った。(東洋大での4年間は)けがが遠かったので年に1回は1〜2ヶ月は怪我をするっていう大学生活でメンタルにも来る面はあったが、その分走れてからはレースで記録を出したり楽しい嬉しい面も味わえて、辛いことも楽しいことも味わえた4年間だったなと思う。(嬉しかったことは)駅伝で全日本や富士山女子でメンバーとして走るということが大きな目標だったので、その中学高校では駅伝でも全国大会という舞台にた立てていなかったので、そういう面で大学では大きい舞台に代表として立てたこと。(辛い面は)けがをしていた時期に走れない、でもその中他の同期とかは練習を積んで自己ベストを出していて…という姿を見ているとすごく辛かった。(初めて立った当時の全国の舞台は)他の選手がすごく強く見える。記録会では、失礼かもしれないけど、そこまで感じないのにみんなが強く見えちゃう現象が起きちゃって萎縮しちゃう部分もあった。しかし、そこに立てているんだから「思いっきり楽しもう」という思いは常に少しでも持ちながら走れたかなと思う。(永井監督は)一言で言うと「優しい」。全然怒るということはなくて、常に気にかけてくださったり、ちゃんと選手を見てくださる監督だと思います。(永井監督へ)4年間ご指導くださってありがとうございます。私はずっとけがの多い大学生活だったんですけど常に気にかけてくださって練習メニューも考慮してくださって、私たち選手のためにご指導くださったことが励みになり成績にも繋がっていたと思います。大きな活躍はできなかったけど、東洋大に来て陸上をすることができて楽しい嬉しい4年間でした。(後輩選手へ)ずっと、特に今年1年は支えてもらってその面ではすごい感謝しています。今回の富士山女子でも1区の下里からすごい良い流れでみんなタスキを繋いできてくれて、私のところにタスキが来る前まで良い流れで来てたのでこっちも「やってやるぞ!」という気持ちになると同時に「みんなが成長したな」という気持ちになってみんな頼もしいなと思いました。みんなは着実に力は着いているから4年生が抜けた来年以降も新チームで新たに目標を立てて目標を立てて突き進んでいって欲しいなと思います。(同期の4年生について)4年間苦楽を共にしてきて、一人ひとりが順風満帆に過ごせたかと思うとそうではないと思うし。そんな中でも辛い顔を見せず、見せた部分もありますが(笑)、支え合って来れたことが1番良かったし、5人が入学から欠けずに引退まで来れたことが良かったことだと思う。私自身も他の4人に頼らせてもらったことも沢山あるし、支えになってくれたので、とても良い仲間に出会えたなと思う。(競技人生を終えて今後の抱負)陸上競技では中学高校大学含めて競技の面でも自分なりに成長できたと思うし、精神的にも自分を作れてきたかなというのは感じていて。この約10年で得たものは今後の社会人の生活で生きることも沢山あると思う。辛い時には「こんな練習よりも全然辛くない!」みたいな、良いようにバネとして自分を奮い立たせて、これからの社会人生活を送っていきたいと思う。
8区・江口春姫(食1=愛知 )
(レースプランは)あまり考えず、流れに任せて走ること。(レースを振り返ると)最後の方の坂がものすごくきつかった。最後にトラックに入った時にチームメイトの姿が見えた時がとても印象的だった。(タスキを受け取るときは)頭が真っ白であまり覚えていない。良かった点は、1度動きが止まってしまったけど立て直せたことで、課題点は完全に動きが止まってしまったことだった。(東洋大での1年目を終えて)あっという間だった。充実した年になった。(今年のチームは)学年関係なく、互いに思いやりのあるチーム。(来シーズンは)大きく飛躍する1年にしたい。(4年生へ)大変お世話になりました。優しい先輩方にたくさん救われました。
一丸となり富士山出場を勝ち取った