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2022.03.27
硬式野球

[硬式野球] 石上泰、宮本から1発が飛び出し、桐蔭横浜大に勝利!

春季オープン戦

3月26日(土)東洋大グラウンド

〇東洋大5-0桐蔭横浜大


桐蔭横浜大
東洋大×


〇松澤、野澤、岩崎、柿本ー後藤聖


本塁打を放った宮本は仲間に笑顔で迎えられた


石上泰も本塁打で活躍を見せた


先発の松澤は6回無失点だった


(写真提供:東洋大学硬式野球部)


桜が咲き始めたグラウンドで戦う相手は桐蔭横浜大。無失点で流れを作った先発の松澤(営4=帝京)と石上泰(営3=徳島商業)、宮本(総3=大阪桐蔭)の本塁打もあり、勝ちをつかんだ。


 打線は初回からあっさり三者凡退とされ、嫌な雰囲気が立ち込めたものの三回、後藤聖(法3=京都学園)と松本憲(営2=成田)が出塁し、チャンスを作り出すと、続く松本渉(営4=龍谷大平安)で相手投手の悪送球間に先制に成功。続く水谷(営3=龍谷大平安)の打席間に2点目とすると、この流れに続こうと石上泰が打席へ。そして放った打球はアーチを描き、右翼へ放り込む本塁打となり、石上泰は嬉しさをのぞかせた。この回3点をもぎ取り、先発の松澤に大きな援護を与えた。


 この日の松澤は「自分の狙った通りの投球ができなかった」と安打を許しながらも、粘りの投球で6回無失点。その後は強風の影響や内野の失策でリリーフ陣が何度かピンチを迎えるものの、松澤のベンチからの声掛けもあり、最後まで0に抑えた。


 八回には矢吹(総4=聖光学院)が右中間へのあたりで塁に出ると、代打で宮本が登場。「1発で仕留める」との思いで打席に立ち、握りしめたバットから放たれた打球は風に乗り、そのままライトに着弾。この日チームとして2本目の本塁打に、ベンチは盛り上がりを見せた。


 この日も5対0で完封勝利。3年の2人から1発が飛び出した一方で、内野の失策もあったが「辛抱強く守れたのが攻撃につながった」と小口(法4=智弁学園)主将はチームの粘り強さを評価。リーグ戦で「全勝」を果たすために、これからも勝ちにこだわり続ける。



■コメント

・小口主将(法4=智弁学園)

(今日の試合を振り返って)ピンチを防いだ後に点が取れたと思います。辛抱強く守れたのが攻撃につながりました。(内野の失策もありましたが)今日は守備のミスが目立ちました。送球エラーは僕もカバーできたのでピッチャーにもサードにも申し訳ないです。記録ではエラーにならないミスも何個かあったので、練習で確認をして減らしていきたいと思います。(風の影響はありましたか)声が聞こえにくかったです。(次戦に向けて)勝ちにこだわってやっていきたいと思います。


・松澤(営4=帝京)

(今日の投球を振り返って)無失点で抑えることができたのは良かった。味方のミスもカバーできたことも良かった。しかし自分の狙った通りの投球ができなかった。(相手に粘られた印象を持ちましたが)粘られたというか、追い込んでからの球を投げきれなかったりと、詰めの甘さが出ていたのかなと思います。(ヒットを出されても無失点に抑えました)ヒット(単打)を打たれる分には、問題ないと考えています。ランナーが出てからのピッチングが大事だと考えているので、その点ではしっかり落ち着いて投げれたかなと思います。(ベンチでも声掛けされていましたが)長打を打たれないように、低めに集めるように声を掛けてました。(次戦に向けて)勝てるように準備していきます。


・石上泰(営3=徳島商業)

(ホームランとなりました)嬉しかったです。(内野の失策がありましたが)リーグ戦で失策しないようにもっと練習していくしかない。(次戦に向けて)チームが勝てるように全力で自分の出来ることをしていく。


・宮本(総3=大阪桐蔭)

(ホームランとなりました)ちょっと詰まったかなと思ったのですが、風に乗ってくれたので入って良かったです。(代打での出場でしたが)とにかく初球を1発で仕留める意識を強く持ってます。(次戦に向けて)まだまだアピールして、試合に出れるようにしていきたいです。



※学年は新年度のものです。


TEXT=宮谷美涼