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2015.05.26
ラグビー

[ラグビー]中大に勝利 ルーキー起用に明るい兆し

2015年度オープン戦

5月24日(日)  中大グラウンド

◯東洋大53{22ー7、31ー21}28中大B

東洋大

スコア

中大

前半

後半

得点

前半

後半

T

G

P

D

22

31

11

17

31

合計

28



 

背番号/ポジション

名前

出身校

学年

1/PR

木田 大雅

国学院栃木

2/HO

岡部 景和

東福岡 

3/PR

古館 康大

盛岡工

4/LO

高野 雅義

報徳

5/LO

野崎 伊織

国学院栃木

6/FL

齋藤 滋基

仙台育英

7/FL

土肥 航

長崎海星

8/No,8

石井 勇輝

日体荏原

9/SH

篭島 優輝

東京

10/SO

村上 晴太

仙台育英

11/WTB

田淵 恵太

昌平

12/CTB

渡邊 大輝

仙台育英

13/CTB

柳井 祐太

荒尾

14/WTB

高橋 亮太

東農大二

15/FB

清原 祥

荒尾

RESERVE

16

村上 俊太郎

熊本西

17

桐山 大輝

御所実業

18

藤倉 拓郎

黒沢尻工業

19

常泉 達

国学院栃木

20

下薗 勇介

国学院栃木

21

荒岡 悟

法政二

22

内野 晃成

長崎海星

23

古川 拓実

目黒

24

菊池 優介

国学院栃木


Image title

素早い攻撃が光ったFB清原


Image title

WTB田淵は一年生ながらトライを決めた


Image title 積極的なプレーでチームをけん引するLO野崎


 

 オープン戦4戦目は中大に53対28で勝利し、先週の慶大戦に引き続き白星を飾った。中大戦もBチームとの対戦であったが、モールで押し込みトライを奪うなど、フォワードの安定したセットプレーで相手を圧倒した。


 

 この試合も、FB清原(ラ4・荒尾)のプレーが光った。試合開始直後、左サイドから敵陣に攻め込み、ゴールライン手前までボールを運ぶ。惜しくもトライすることはできなかったが、素早い攻撃で試合の流れを作った。後半には、「絶対いけると思っていた」とマイボールスクラムからダメ押しのトライを決めた。その一方、「最初はリアクションできていたが、後半途中に気持ちが緩んでしまった」とチームの反省も忘れない。 前半、チームは清原のプレーからそのままゲインし続けると、4分にモールで押し込み先制。その勢いは止まらない。終始敵陣でプレーする有利な状況に持ち込むと立て続けにトライを決め、開始わずか10分で17得点奪う。相手に得点を許さない最高の立ち上がりを見せる。

 ディフェンスではPR古舘(済3・盛岡工業)のアタックが何度も決まり、相手のゲインを阻んだ。しかし、単独走でのトライを許してしまう場面が多く見られた。「いいプレーが続いてポンと相手にボール取られてそのままトライされる」と野崎主将(済4・国学院栃木)が振り返るように、今後の課題が明確になった。

 後半のプレーにも気になる点があった。10分、13分に連続してトライとコンバージョンキックを決められ、一気に6点差まで詰められる。逆転のピンチに再びFW陣が攻め入った。相手のミスでマイボールを得ると、HO岡部(済3・東福岡)が突破して一気にトライ。相手に傾きかけた流れを取り戻した。

 試合終了10分前からは相手のミスが目立ち、そこを突くように連続で3つのトライを決め53対28でノーサイドとなった。

 点差を付けての勝利に収穫も多かった反面、後半では気の緩みからディフェンスが機能していない場面も見られた。逆に明るい兆しも見えた。この試合は一年生3人が先発出場。「チームに欠かせない存在で、それぞれがいいプレーをしてくれるので主力級の戦力」と野崎主将に言わせる活躍を見せた。チーム全体が活気づいてきた今、東洋大ラグビー部はもう一段レベルアップするはずだ。


 

■コメント

・LO野崎主将(済4・国学院栃木)

今日はフォーカスしてきたリアクションとフォワードで取りきることができ、フォワードのセットプレーが安定していたので良かった。(出場した一年生について)チームに欠かせない存在で、それぞれいいプレーをしてくれるので主力級の戦力。まだ経験が足りないところもあるが、チームを引っ張る存在になっている。(試合後のスクラム練習は)ラグビーにおいてスクラムの安定を目指すことは大事なことで、中大もお互いにAチーム、Bチーム同士でできず、練習にならないので対外でAチーム同士やることでいつも以上の精度で練習ができる貴重なものだった。(単独で走られてトライされたが)いいプレー続いてポンと相手にボール取られてそのままトライされるのが東洋大の課題なので、強いチームはそれでも取られきれないディフェンスの力がある。そこはしっかり修正していきたい。(次戦では)反応の速さの精度を上げていくことと、味方がゲインしたときに速いサポートを付けれるようにしたい。

 

・FB清原(ラ4・荒尾)

先週の慶大戦同様、リアクションを意識してプレーした。最初はリアクションできていたが、後半途中気持ちが緩んでしまった。そこは次の試合に修正していきたい。(前半は)リアクションも良かったし、相手もキックが多くて楽になった。その面でフォワードが結構走れたことが勝てた要因だと思う。(個人のプレーは)トライは狙っていたわけではなく、絶対いけると思っていた。コンバージョンは練習していなかったが良かった。(ディフェンス面では)後半フォワードが走れないところもあったので、バックスも同様走って調整していきたい。(次戦に向けて)準備段階としてシーズンにつなげられるように頑張っていきたい。

 

・CTB柳井(済3・荒尾)

自分のミスが多かった。みんなに助けられた部分が多かった。後半に連続でトライを取られた時は、(チームが)緩んでいたと思う。そういう場面で立て直していけるようにしたい。(トライは)決めたけれど、その前に自分がミスして点を取られてしまったので、ここもチームに助けられた。最近はディフェンスで前に出ることを意識してプレーしている。(この試合は)フォワードが前に出てスクラムなど必死にやってくれたので、バックスはトライまで持っていけるようにしなければいけなかった。(今後は)シーズンを見据えて、しっかり調整していきたい。

 

TEXT=畑中祥江 PHOTO=小賀坂龍馬、菅野晋太郎