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2022.04.25
コラム

第773回 脳内博物館 執筆者・大塚早百合

どきどきの新年度!新学期!新生活!

「新」続きの4月も気付けばあっという間に下旬、そして5月が来ればあっという間に夏気分です。年々時の流れの早さに驚いていますが、皆さんの「新」はどのようなものになっていますか?


私たち大学生も対面授業が原則となり、ようやく学生気分を味わえている気がします。そんな私には「新」抱負が出来ました!それは、“博識”になることです。


ところで私の将来の夢はなんでしょう。

1.学芸員

2.報道記者

3.教師


正解は……。


さて、私が博識になりたいと思ったきっかけは、他ならず「新」学期、初授業での出会いです。私は史学科に属していまして、西洋史を専攻しているのですが、とある教授の話が、まあ面白いんです。何が面白いって、「脱線。脱線。脱線。」。2回目の授業では、前回の授業アンケートへの回答と解説に1時間も費やしたほどです。

その内容というのも、歴史上の話に止まらず、関連したアニメ・漫画・映画・ドラマ・小説に関してのもの。そして最近のものばかりではなく、広大な時代に及ぶ知識や面白エピソードなのです。まさに、歩く博物館です。


今、「え、それ大丈夫?」って思った方もいると思いますが、これが授業の本質と要所、要所でつながっていて、本題の終わりになると感動するほどでした。


真面目な話をずっとしているよりも、その人にしかない特別な知識を、その人の言葉にして、本当に伝えたいことを伝える。すると自然に生徒も話に引き込まれて、勉強が楽しくなる。こんな素晴らしいことありませんよね。


私も早く、こんなに面白い授業ができる先生になれるように、「新」知識をたくさん増やしていきます!