2022.04.29
アイススケート
[アイスホッケー] リードを守れず、大学公式戦21試合ぶり黒星
2022秩父宮杯 第69回関東大学アイスホッケー選手権大会
4月23日(土) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ
●東洋大4-6明治大
[ゴール(アシスト)]
05:13 大久保
11:55 大友(阿部、中島)
13:46 大友(宮田、前田)
55:32 宮田(大和)
POS | 背番号 | 名前 |
GK | 44 | 佐藤(社3=白樺学園) |
GK | 50 | 米津(社1=駒大苫小牧) |
DF | 22 | 今(社3=武相) |
DF | 23 | 武部(社4=苫小牧工業) |
FW | 10 | 阿部(社4=駒大苫小牧) |
FW | 39 | 中島(社3=駒大苫小牧) |
FW | 41 | 大友(社2=白樺学園) |
DF | 26 | 根本(社2=清水) |
DF | 6 | 佐々中(社2=駒大苫小牧) |
FW | 19 | 前田(社4=白樺学園) |
FW | 29 | 川岸(社3=八戸工大一) |
FW | 21 | 宮田(社4=白樺学園) |
DF | 24 | キム(社1=北海道栄) |
DF | 14 | 大和(社1=武修館) |
FW | 11 | 山崎(社2=武修館) |
FW | 17 | 大久保(社2=駒大苫小牧) |
FW | 43 | 森田(社1=駒大苫小牧) |
DF | 3 | 駒田(社2=日光明峰) |
FW | 13 | 藤原(社4=武修館) |
FW | 45 | 橋本(社3=駒大苫小牧) |
FW | 38 | 柚木(ラ1=H.C.栃木日光アイスバックス) |
FW | 16 | 小川(社1=武修館) |
試合終了後、肩を落とす選手たち
先制ゴールを決めたFW大久保
この試合2点目となるFW大久保のゴールを喜ぶ
昨年末のインカレ(全日本大学氷上選手権大会)決勝の再戦となる明大戦。立ち上がりで主導権を握り、3点をリードする東洋大だったが、第3ピリオドで逆転を許す。残り5分で追いつくも、明大の勢いは止められず。一昨年の秋リーグ戦(関東大学アイスホッケーリーグ戦)で中大に敗れて以来、大学公式戦では実に1年5か月ぶりの黒星となった。
明大は予選を不戦勝で勝ち上がっているため、この試合が今大会初戦。その影響もあってか、立ち上がりは相手の反則も重なり東洋大ペースで進んでいく。開始5分、FW大久保(社2=駒大苫小牧)の先制ゴールで流れを引き寄せると、早くも3回目のPP(パワープレー)となった12分手前に追加点。その2分後にはFW大久保がこの試合2本目のゴールを決め、序盤3点リードと試合を優位に進める。しかし17分、GK佐藤(社2=白樺学園)が明大のシュートをブロックするも、はじかれたパックはゴールの中へ。これが東洋大にとって今大会初失点。2点差に縮められ、第1ピリオドを終えた。
昨年末のインカレ決勝と同様、2点リードで迎える第2ピリオド。重要な立ち上がりだったが、いきなり反則でSH(ショートハンド)となると、その1分後にも反則。1分間、プレーヤー数が2人少ない不利な状況を抱えることになる。ここを何とか耐えた東洋大だったが、1分後、再びSH(ショートハンド)。その隙を狙われ、2点目を献上してしまう。立て直そうとするも、わずか20秒後、同点のゴールを許した。短時間での同点劇を経て、本来の勢いを取り戻した明大。その相手を前に、なかなかチャンスも回ってこない。そのまま今大会初めて無得点のピリオドとなり、同点で最終ピリオドへ向かった。
前のピリオドの反則により、両チーム1名欠けた状態で始まった第3ピリオド。その後のSH(ショートハンド)もしのいだ東洋大だったが、44分30秒、明大のFW石井(明大)にパックを運ばれると、そのまま鋭いシュートを放たれる。これがゴールに突き刺さり、ついに逆転を許した。中盤は一進一退の攻防が続くも、残り5分となったところで、FW宮田(社4=白樺学園)が待望の同点ゴール。勝利に望みをつないだが、明大の勢いは衰えない。残り2分で、再びFW石井に勝ち越し弾を浴びると、東洋大はGK佐藤を下げ、6人攻撃に転じる。しかし1点は遠く、最後は明大が無人のゴールにパックを流し込んだ。ここで勝負を決められた東洋大。白熱した戦いを4対6で終えた。
立ち上がりに成功したものの、第2ピリオド以降、反則による退場明けの失点が目立ち、相手に勢いづかせてしまった。シュート数も第1ピリオドでは圧倒した一方、その後は明大を下回っている。3年ぶりに明大に敗れ、大学公式戦の連勝(不戦勝を含む)は20でストップ。2年連続の無敗とはならなかったが、3冠を逃したわけではない。リーグ戦である以上、優勝の可能性も十分にある。キャプテンマークをつけたDF武部(社4=苫小牧工業)の「もう負けるわけにはいかない」との言葉通り、残り2戦を全力で戦い抜く。
■コメント
・DF武部(社4=苫小牧工業)
(試合を振り返って)3点差をひっくり返され負けてしまって、3点で満足しないで追加点を逆転される前に取りたかったです。(チームとしての課題点は)反則が多いので無駄な反則をしないことと、得点力をもっと上げることです。(次戦に向けて)もう負けるわけにはいかないので必ず勝ちます。
■決勝リーグ次戦以降の日程
4月29日(金・祝) 17:30 中央大
5月1日(日) 12:30 早稲田大
※ 時刻は練習開始予定時刻です。前の試合の状況によっては変更の可能性もございます。
※ 会場はいずれもダイドードリンコアイスアリーナ(西東京市)です。
TEXT/PHOTO=青木智哉