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2022.06.15
サッカー

[男子サッカー]オウンゴールで先制も逆転 総理大臣杯のリベンジならず

第96回関東大学サッカーリーグ戦(前期)1部第1節延期分 東洋大VS法大

5月22日(日) 非公開


東洋大1-2法政大


〈得点者〉

6分 オウンゴール



〈出場メンバー〉

▽GK

川上康平(国3=JFAアカデミー)


▽DF

田頭亮太(国3=東福岡)

高橋亮(国4=FC東京U-18)

稲村隼翔(国2=前橋育英)

押久保汐音(国4=新潟U-18)→山之内佑成(国1=JFAアカデミー)


▽MF

高柳郁弥(国4=大宮Y)

井上怜(国4=市立船橋)→82分 南雄大(国2=日本体柏)

瀬畠義成(国4=JFAアカデミー)

伊藤恵亮(国4=矢板中央)→45分 本間洋平(国3=札幌U-18)


▽FW

前田泰良(国4=鹿島Y)→ 90+1分 佐々木銀士(国4=青森山田)

室井彗佑(国4=前橋育英)→78分  小野田龍剛(国3=常葉大附橘)


                

相手とボールを奪い合う田頭

              

CKを蹴る高柳

                                        (写真提供:東洋大学体育会サッカー部) 


※掲載が遅れてしまい、大変申し訳ございません。 


 関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)第1節は法大、東洋大両校にコロナ陽性者が出たため、延期となり5月22日開幕となった。東洋大にとっては昨年の総理大臣杯決勝のリベンジともいえる一戦。試合はオウンゴールで東洋大が先制するも、後半に2点を一気に返され、1-2で敗北を喫(きっ)した昨年の総理大臣杯を思い起こさせる結果となった。


 延期第3節の流経大との試合で敗北してしまった東洋大は、連敗を避けるためにも序盤から積極的な攻めを見せ、試合開始早々にF KとC Kのチャンスを迎えるもゴールにはつながらず。しかし前半6分、こぼれ球を井上が拾い、サイドからのドリブルで相手ペナルティーエリアまで切れ込み、そのままシュート。シュートをクリアしようとした相手D Fが中途半端にボールを処理し、ボールはそのままゴールへ。オウンゴールという形で先制となった。28分には、前田泰がアタッキングサードでサイドにボールを出し、その折り返しをシュートまで持ち込むも、相手G Kに防がれてしまう。前半は昨年苦汁を舐めた相手に対し、しっかりペースを握ってゲームを進めた。


 後半もリードを守りつつ追加点を狙いたい東洋大だったが、78分に相手D Fからのクリアボールの競り合いに自陣で負け、フリーで左サイドの相手にボールが渡る。サイドからのクロスボールに対して相手F Wが2人いたが、最初にクロスに走りこんだ1人にマークが集中してしまい、フリーになったもう1人の相手F Wに押し込まれ失点。ここで負けずに2点目を奪いにいきたいところだったが、81分に左サイドからクロスを上げられ、ヘディングでクリアした先にいた相手選手にシュートまで持ち込まれるも、井上がブロックしてC Kに持ち込む危ない場面も。しかし、安心したのも束の間、この相手C Kからピンポイントで合わせたヘディングを決められ失点し、逆転を許してしまう。残り時間がわずかという中で逆転されてしまった東洋大は、何とか勝ち点1を取るためにその後もゴールを狙うが1点が遠く、そのまま試合終了となった。


 流経大戦に続き、連敗となってしまった東洋大。そして今節は総理大臣杯での法大戦と同じく、前半先制しながらの後半一気に2点決められての敗北。悪夢のような試合の再現となってしまう形となったが、前回の法大戦の次の試合では神大に快勝している。この試合を引きずらず、次節以降の連勝街道に期待だ。



TEXT=髙橋生沙矢