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2022.06.28
硬式野球

[硬式野球] 「いい刺激に」社会人との交流試合で実力差を実感

東都大学野球2部選抜交流試合

6月26日(日) 大田スタジアム


26日、2部の選抜チームと社会人チーム(トヨタ自動車・NTT東日本)との交流試合が大田スタジアムで開催された。2部の各大学からそれぞれ6名が選出され、東洋大からは宮下(総1=北海)、橋本吏(総3=花咲徳栄)、加藤響(総2=東海大相模)、柿本(営2=東洋大姫路)、野澤(総3=龍谷大平安)、石上祐(法3=東洋大牛久)が出場。また、マネージャーとして芳賀(法4=宮古)主務が選手と共にベンチ入りした。


得点に喜ぶ2部の選抜メンバーたち



・第1試合・トヨタ自動車戦

●東都2部選抜1―4トヨタ自動車(交流試合規定により、7回終了)


2四死球で出塁した橋本吏


社会人相手に無失点に抑えた野澤


1年ながらも出場した宮下


梅雨の時期とは思えない真夏の暑さの中、後日に都市対抗野球大会を控えたトヨタ自動車と対決。緊迫した公式戦とは違い、終始穏やかな雰囲気が流れていた。

 

 東洋大からは、2番・中堅手に橋本吏、5番・二塁手として、宮下が先発で出場した。

 

 初回の守備では、橋本吏が相手の打球をダイビングキャッチし、好守備で見せ場を作った。四回まで3点を献上し、五回には野澤がマウンドに上がる。1安打を許すも、2三振を奪い無失点で切り抜け、社会人相手に強さを見せた。


 一方で、東都2部選抜チームは、3点ビハインドの五回裏、打線がつながり、ようやく1点を返したものの反撃もここまで。さらに1点を追加され敗戦となった。

 

 この日は橋本吏と宮下は無安打と、社会人チームの強さに圧倒された模様。「自分に足りないものが見つかったので、真似をしてだんだん上手くなっていきたい」と宮下。公式戦ではライバルとなる選手たちと仲間になる戦いで、のびのびとプレーをする中、いい刺激になったようだ。



・第2試合・NTT東日本戦

●東都2部選抜2ー7NTT東日本(交流試合規定により、7回終了)


チーム初の安打とした加藤響


1点を献上した石上祐


気温が上がり、日差しが強く照りつける第2試合目は、都市対抗野球大会に7年連続出場を決めたNTT東日本との戦いだった。


 東洋大からは加藤響が6番・三塁手として先発出場。加藤響は、二回にチーム初安打となる、三遊間を抜ける左安打を放ち、一塁上で表情を緩ませた。


 五回には、石上祐がマウンドへ。先頭打者に左前打を浴びると、2四球を与え満塁としてしまう。続く打者にも四球とし、押し出しで1点を失った。


 攻撃では、六回に外山(専大)の三塁打と相手の暴投で2点を奪ったものの、9つの四球を選んだNTT東日本の選球眼と堅い守備の前に敗れた。


 試合後、選手たちには笑顔が見られ、2部残留が決まった後の試合ではあったが、貴重な社会人チームとの対決を楽しんだようだった。1部昇格に向けて、再び走り出した彼らの活躍にこれからも目が離せない。



最後は補助のメンバーとも


みなさんお疲れ様でした!!


TEXT=一ノ瀬志織・青柳そよか PHOTO=宮谷美涼