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2022.07.07
コラム

第783回 "願い事"執筆者・日置恵真


はじめまして!

新しく入部致しました、1年の日置恵真です。


本日7月7日は七夕ですね。どんな行事なのか漠然とした理解でしたので、広辞苑で調べてみました。以下、その本文になります。


"五節句の一つ。天の川の両脇にある牽牛星と織女星とが年に一度相会するという、七月七日の夜、星を祭る年中行事。中国由来の乞巧奠(きこうでん)の風習と日本の神を待つ棚機女(たなばたつめ)の信仰とが習合したものであろう。奈良時代から行われ、江戸時代には民間にも広がった。 庭前に供物をし、葉竹を立て、五色の短冊に歌や字を書いて飾りつけ、書道や裁縫の上達を祈る。"  

出典:広辞苑(岩波書店)


最近では健康・金運・恋愛・勉学など、さまざまな願い事が書かれた短冊を目にしますが、元は書道や裁縫の上達を祈っていたんですね。

ちなみに、様々な植物があるなかで竹に飾るのは、丈夫で不思議な力を持つとされることからだそうです。竹取物語なども関係しているのでしょうか、竹に不思議な力があるというイメージはなんだか腑に落ちますね。


みなさんはどんな願い事をしましたか?



話は少し変わりますが願い事にちなんで。

わたし自身、自らの願いや夢を口に出すことに抵抗がありました。揶揄われたらどうしようという思いが主な理由でした。もし希望が叶わなかったとしても自己完結できるので、不言実行こそ美徳であると感じておりました。しかし、最近はやりたいことや叶えたい夢をどんどん口に出して実現していく存在が周囲に増え、護りに入っていたことを恥じたのと同時に、"口に出せば叶う"の真意を知れた気がします。自らの想いを言葉にしたり、文章にしたりすることで、同じような想いを抱いた仲間に届く可能性が生まれるのです。また、発言をしたからには努力しなければ、という適度なプレッシャーを自らに与えることもできます。


もちろん、そのような想いが実現するに越したことはありません。しかし、そんなことばかりではないのが人生です。かけた時間や労力が、その時に欲しかった結果に直結しなかったという経験が誰しもあるでしょう。そんな時は悩んだり、無駄だったと思ったりしがちですが、予期せず次の挑戦や機会に繋がっていることもあるんだなぁ〜と身を持って感じております。常套句ですが「無駄なことなんて1つもない」のです。


斯く言うわたしは、文章を書くこと、言葉で表現をすることがとても好きです。良くも悪くも、言葉の持つ力は大きいです。まだまだ未熟ですがこれを踏まえて勉強を続け、将来は言葉を操る仕事に就けたらと思っております。


拙い文章を長々と失礼致しました。

最後までお付き合い頂きありがとうございます。どんなに小さなことでも良いのです。自らの願いを口にすること、文字にすること、に挑戦してみてください。

皆様の願い事が叶うよう祈っております。



終わりに

文字だけでは少し寂しいので紫陽花の写真を載せておきます。わたしは何か良いことや悪いことがあった日には必ず、近所の生花店で目に付いた花を購入して帰ります。帰宅後にその花の花言葉を調べるのですが、不思議なことに意味が感情とリンクすることがよくあります。励まされたり、さらに落ち込んだり。まるで占いのようです。



嬉しくて仕方がない日、悲しくて仕方がない日、ぜひこの「花言葉占い」をやってみてください。