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2022.07.28
コラム

第786回 「正解」をつくる 執筆者・青木智哉

みなさまこんにちは。3年の青木智哉です。セミの声、人々の声。夏のにぎやかさも、遠いようで近く、近いようで遠い、日常。こうしてまた、過ぎ去ってしまうのでしょうか。やはり夏とは儚いもの。そんなことを考えてしまいます。


前回のコラムから5か月。思っていた以上に期間が空きました。まさに嬉しい誤算。それもそのはず、新しい仲間がたくさん増えたからです。ちょうど先週、新入部員10名による初コラムが一巡しました。いかがだったでしょうか。改めまして、大きなピースが加わった"新"東洋大学スポーツ新聞編集部もよろしくお願いいたします。


さてさて、春シーズンが終わりました。いまだ制約は大きいものの、現地での取材を再開できた競技も多くありました。やはり「生」ですね。会場の雰囲気も、試合の空気感も、選手の気持ちも、一瞬、一球、一回、一点、一秒、一センチに込められた思いも、目に映る以上の何かを感じます。スポーツ取材に限らず、オンラインに慣れてしまった私たちですが、今一度、大切にしたいものがあるようです。


珍しく、スポーツから離れましょう。ただいま絶賛、3年の夏。高校受験に大学受験、「3年の夏」といえば、いろんな思いが入り混じるシーズンです。さて、大学はというと。なんとなんと、「シュウカツ」とやらものが。そんな現実を前に、最近、過去や自分のことを振り返るという場面が増えてきました。


そうした中で、ふと、大学に入学した当時の思いを考えることがあります。正直、思いどおりの道ではなかった。だからこそ、4年間の目標は「『正解』をつくる」と決めていました。この道を選んだからこそ挑戦できた、経験できた、得たものがあった、そう思える4年間でありたい、そんな気持ちです。


それから2年と少し。どうでしょうか。口だけになってしまっているような気がします。大学生活を折り返し、原点に立ち戻る機会が多い今だからこそ、もう一度、見つめ直さなければいけません。あと、1年9か月"も"ある。「やり残した」ということがないよう、ここに記して、言い聞かせておきます(笑)。


その意味では、スポトウも「正解」の一つかもしれません。東洋大に入ったからこそ、出会えたサークルであり、仲間であり、そして何より、経験できた活動である、と。そう自信をもって語れるよう、残りの半年、ラストシーズン、全力で駆け抜けていきたいと思います。改めまして、よろしくお願いします。


ただひたすらに個人的な、しかも重たい内容となってしまいました。ちょうど期末レポートの締め切りが近いものでして、課題なのか、コラムなのか混乱しております(笑)。ご了承くださいませ。拙い文章ではありましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。次回のコラムでお会いしましょう。



青木智哉




「大学生になったらやりたいこと」も思い出しました。"甲子園"に行きたい。中止、無観客、そしてこの夏。やっとですね。そう、諦めたくない。