Article

記事


2015.06.15
サッカー

[サッカー]同点弾決めるも追加点奪えず…リーグ戦前期4位で折り返す

第89回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(前期)

第11節 6月13日(土) 流通経済大学サッカー場

東洋大1-1筑波大


<得点者>

31分  仙頭


<警告>

13分 沖野


<出場メンバー>

▽GK

沖野泰斗(国4・幕張総合)

▽DF

今井裕基(国4・埼玉栄)82分→石坂元気(国4・広島Y)

郡司昌弥(国4・柏U-18)

瀧澤修平(ラ4・東洋大牛久)

長谷川優希(国4・帝京)

徳市寛人(国3・東福岡)75分→勝野瑛(国1・浦和Y)

▽MF

小山北斗(国4・帝京)

田中舟汰郎(国3・横浜FC・Y)

坂元達裕(国1・前橋育英)85分→佐藤仁紀(国3・武南)

▽FW

仙頭啓矢(国3・京都橘)

遊馬将也(国4・武南)


Image title

仙頭はこの日も1ゴールで状態の良さを示した


Image title

坂元のドリブルが攻撃にアクセントを加えた


Image title

前半から幾度となく右サイドを駆け上がった今井


  前期リーグ最終節の対戦は1部から降格してきた筑波大だ。勝っても負けても4位という結果が目に見えていた。先制を許してしまうも、仙頭が同点ゴールを奪い試合を振り出しに戻す。その後は両者共に得点につながらず引き分けで最終節を終えた。

   両者一歩も譲らず、一進一退の戦いが続いた。最初に試合を動かしたのは筑波大だった。前半27分に右サイドから狙われ、失点を許してしまう。先制点を奪われたまま試合の流れが相手に傾くかと思われた。しかし、その流れを断ち切ったのがアミノバイタルカップで得点ランキング首位に輝いた仙頭だった。失点直後の31分、ゴール手前の田中からのパスに素早く対応し、決定的な同点弾を挙げる。さらに追加点を加えるべく、仙頭はFKやCKで枠を狙いパスを出していく。しかし、「他の選手との距離感が良くなかった」と振り返るように、あと少しとのところで他の選手とのタイミングが合わず得点になかなかつながらない。後半にかけゴールのチャンスは何度も見られたが、あと1点が奪えないまま試合は終了。最終節、勝ち点を奪えないまま4位で前期リーグ戦を終えた。

  アミノバイタルカップ2位の筑波大に引き分けという結果で終えたことは、選手たちにもわずかな自信になったはずだ。しかし、東洋大イレブンの目標は高い。「もう一点奪いたかった」と仙頭は悔しそうに語った。総理大臣杯への切符を手にしたこともあり、選手たちは全国を見据えている。リーグ戦のこの結果を踏まえ、まずは目前に迫る天皇杯予選に向け、どの様な調整が行われるのかに期待したい。


■コメント

・古川監督

先に向こうにワンチャンスをものにされたのでちょっと難しいゲームになった。直後に取り返したという所で、欲を言えば勝ち点3を取りたかったゲームだったし、途中から主導権を握れるような展開になってきていたので、セットプレーとかもチャンスがあったので何とか勝ち切りたかった試合だった最悪の結果でもないので昇格ラインの2位との勝ち点差が9ということなのでぎりぎりのラインなので勝ち続けることで昇格のチャンスが出てくるのと思っている。とにかく間に天皇杯予選と総理大臣杯があるのでそこを糧にしながら後期につなげられると良いと思う。(アミノバイタル杯を挟んだチームの変化は)チーム内の競争力が大分で始めているのかと思う。もっと競い合って高いレベルにお互い引き上げていけるような関係性を同じポジションの選手はやっていて欲しい。(今後に向けて)2か月後に全国大会という大きなイベントがあるので、それは我々にとってもありがたい、有意義。一つでも勝ち上がって東洋大学という存在を全国の皆さんに知ってほしいと思う。去年の法政さんのようにファイナルまで進んでそこで得れた経験や自信というところが2部からの昇格につながった。我々もそういった機会を得られたので全国大会を自分たちの力に変えられるように。しっかり総理大臣杯までの期間とその後の期間をしっかり後期につなげていけたらと思う。

 

・遊馬将也(国4・武南)ゲームキャプテン

チーム全体が勝利という目標に向かって入った試合だったが、先制されて苦しくなったが、啓矢(仙頭)が決めてくれて、勝ち点1を取れて良かったと思う。(連戦での疲れは)専修大戦でもサブの選手が頑張ってくれたりと自分たちが休むことはできたが、気温も高く疲れが出てきてるのかなと思った試合だった。(アミノバイタル杯前後での感覚は変わったか)日体大戦などの前の試合の方と比べたら全員が一つになって、やれるという意識があると思う。(前期を振り返ってみて)チーム全員が準備して色んな人がフォローをして徐々にチームがまとまってきているかなと思えた前期だった(次の試合に向けて)モチベーションをあげてこれたのでやっぱり今日引き分けて、天皇杯、大臣杯とあるがこんなところでモチベーションを下げている場合ではないので練習から自分を含めて4年生から声を出して行ってしっかりチームを盛り上げていきたい。

 

・坂元達裕(国1・前橋育英)

安易なミスが多かったが、得点に絡むプレーもできて、中に切れ込んでチャンスも作れたのは良かった。相手のサイドバックが自分のところを狙いに来ていたので、そこで潰されたこともあった。それでも何回か(マークを)外してチャンスを作れた。10番の正之介くん(小島)がケガで出られなかった代わりに自分が出ている。状態が戻ってきても出られるようにしたい。(高校時代チームメイトの鈴木徳真ともマッチアップしたが)徳真は自分のプレーを読んでいて、中に切れ込むのを完全に塞いできたので、縦に行くしかない場面もあった。守備やビルドアップの面で格が違うと感じた。(前半戦を振り返って)関東リーグでは出場機会が少ないので、これからどんどん関わっていきたい。(次の試合に向けて)アシストでも、その前のプレーでもいいから、自分が起点になって得点に絡みたい。


TEXT=横山恵美 PHOTO=當麻彰紘


[次回試合予定]

天皇杯予選 月20日(土) 東洋大グラウンドにて 11:00キックオフ