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2015.06.16
ラグビー

[ラグビー]一年生コンビの活躍で社会人チームに快勝


2015年度オープン戦

6月14日(日)  東洋大グラウンド

〇東洋大57{21-0、36-7}7大塚刷毛


 

東洋大

スコア

大塚刷毛

前半

後半

得点

前半

後半



T


     



     

G


     

P


D

21

36
     


     
57
     

合計

 7
     


 

背番号/ポジション選手名出身校学年
1/PR木田 大雅國學院栃木
2/HO岡部 景和東福岡
3/PR古館 大康 盛岡工
④/LO野崎 伊織 國學院栃木 
5/LO檀上 利大 御所実
6/FL高野 雅義 報徳学園 
7/FL齋藤 滋基 仙台育英 
8/NO.8土肥 航 長崎海星 
9/SH篭島 優輝 東京 
10/SO村上 晴太 仙台育英 
11/WTB田淵 恵太 昌平 
12/CTB古川 拓実 目黒学院 
13/CTB柳井 佑太 荒尾 
14/WTB高橋 亮太 東農大二 
15/FB矢野 英行 長崎北 
        Reserve Member  
16村上 卓史 荒尾 
17桐山 大輝 御所実
18藤倉 拓郎 盛岡工
19村上 俊太郎 熊本西 
20小林 瑠偉 日川 
21常泉 達 國學院栃木 
22内野 晃成 長崎海星 
23平原 賢國學院栃木
24木下 翔太御所実
25中田 大河崇徳

スポトウ|東洋大学スポーツ新聞編集部 ニュース



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ミスを取り返すトライを決めたWTB田淵


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NO.8土肥は体の強さを見せた


 社会人チーム・大塚刷毛に対してNO.8土肥(済1・長崎海星)、WTB田淵(総1・昌平)の一年生コンビが活躍を見せ、試合を優位に進め57―7と圧勝した。

  試合後、高野監督は「一年生は素晴らしい。チームに良い作用をもたらしている」と賞賛すると、同時に上級生の奮起も促した。

 モールで押し込み先制した東洋大は、その後も攻撃の手を緩めず得点を重ねていく。序盤の2つのノックオンを取り返すかのように28分、田淵が圧巻のプレーを見せる。SO村上晴(ラ2・仙台育英)のパスをもらうと、相手ディフェンスを一人かわしトライを決めた。このトライについて田淵は「自分のミスでチームの雰囲気を悪くしてしまったので、取り返せて良かった」と語った。後半開始早々にも敵陣でモールを組むと右サイドを詰めていた田淵にパスが回りこの日2つ目のトライ。

 試合終盤、Aチームに定着しつつある土肥が存在感を示す。入学次からひと回り以上大きくなった体を生かし力強い突破。積極的なタックルで相手の攻撃の芽を摘み取る。高野監督も入学次から期待を寄せており、楽しみな選手の一人でもある。本人も「期待に応えられるようにしっかりやっていきたい」と意欲十分だ。先日、行われた同じリーグに所属する立正大との一年生試合で勝利した。高野監督就任以来初の出来事に今年の新入生のレベルの高さがうかがえる。

 試合はFW陣中心に粘り強い守備で相手をノートライに抑え前半を折り返す。後半、相手に1ライを許すも、攻守で圧倒し続け57―7と50点差をつけ勝利を収めた

 一年生の活躍が光ったが、上級生も負けてはいられない。レギュラー争いも激化するなか、LO野崎主将(済4・國學院栃木)を筆頭にチーム全体でレベルアップを図っていく。


■コメント


・高野監督

先週、最も2部で強いとされている日大と対戦した時は、後半60分までは素晴らしいラグビーが展開できていた。最後の20分をどのように戦うかを1週間、課題としてやってきた。今試合は、先週の日大戦よりもフィジカル面、メンタル面という部分で悪かった。(社会人チームとの対戦について)大学、社会人は関係ないが、こうしてラグビーの経験豊富のチームに勝ち切れたということは自力が付いている。(1年生の活躍が目覚ましいが)特に土肥、田淵、高野の3人に関しては素晴らしい。まだまだ甘いところはあるが、絶対にレギュラーを取ってやるんだというような向上心がうかがえる。それによって上級生たちも引っ張られチームとして競争的な意味も含め良い影響を及ぼしている。1年生のレベルは全体的に凄く上がっている。(次戦以降に向けて)日大戦ででた最後の20分の戦い方をしっかり練習して結果が伴ってくれば一部昇格も見えてくるはず。特にディフェンスにフォーカスして残り試合やっていきたい。全体的にこのオープン戦いい結果がついてきているので今後も伸びていける要素はあるので期待したい。



・LO野崎主将(済4・國學院栃木)

久しぶりに3トライ以内に抑えられた。ディフェンスの反応を課題に挙げて試合に取り組んだ。うまくいったのでよかった。常に相手の攻撃陣に対してディフェンス陣の枚数で勝っていたのが勝因。個人的にはSH篭島のプレーが良かったと思う。(次戦以降に向けて)来週は試合がないので間隔が空いてしまうが、しっかり調整していきたい。リーグが違う明学大が相手なのでサインプレーも積極的にやっていきたい。


・LO檀上(済4・御所実)

前回は60分まで全員が動けていたが、それ以降は集中力が切れて立て続けに失点していたので、60分からどれだけ粘れるかという課題を設定して臨んだ。少しづつ伸びてきていたので、これから80分まで伸ばしていこうと話していた。社会人は切れ間なくアタックしてくるところが特徴なのでフォワードがしっかり走り切れるようにという所を意識した。今シーズン2回目のトライ3本以内に抑えられたのでよかった。1年生はどんどんチャレンジしてほしい。4年生はチームをしっかりまとめられている。課題を克服して試合ができている。フォワードが取り切れるチームを夏までに作りたい。


・NO.8土肥(済1・長崎海星)

ディフェンス、アタックともに優位に試合が展開できたので良かった。(Aチームでの出場が増えてきたが)最初は緊張する場面もあったが先輩たちのおかげで自分らしいプレーができてきた。今試合も積極的にプレーに絡むことができて満足いくものが出せた。(社会人チームの相手について)当たりが強かった印象。これに勝てないと上にはいけないので負けないような体作り、練習をやっていきたい。(監督からも期待されているが)嬉しい限り。それに応えるため必死にやっていく。(NO.8として)スクラムは相手に反則させるようなプレーができたが、モールで一つミスがあっ8で少し残念。(次戦以降に向けて)1年生試合で山学大とやるので外国人選手にも当たり負けしないように自分らしくプレーしていきたい。



・WTB田淵(総1・昌平)

試合の始めに自分のミスが何個かあって、チーム全体の雰囲気が悪くなっていったので次の試合への修正点かなと思う。今日はトライが出来たのでそこがよかった。(トライについて)フォワードが頑張ってくれてバックスが楽に攻めることができた。(次戦に向けて)今回の試合の失敗を生かして、またより上のレベルで試合が出来たらなと思う。


TEXT=小賀坂龍馬 PHOTO=千野翔汰郎