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2015.06.25
コラム
第467回 姉へ 執筆者・星和典
6月20日多くの人に祝われながらの私の姉が結婚式をあげました。初めて出席する結婚式が姉のものになるとは思いませんでした。とても素敵な式でした。
姉は小さいころから愚直で真面目な人でした。そんなあなたが中学生の時に「看護婦になる!!」と言い出した時は当時私は小学生ながら「何言ってんだこの人は」と思ったのを覚えています。最初は「中学生の夢」みたいな感じだと思っていましたが、その夢は中学を卒業しても、高校を卒業しても追い続けましたね。県外の学校に行くため両親を説得し、無事受験をすることは出来ました。でも、受験が終わってからはいつも「絶対落ちたー」とか泣き言を私に言っていましたね。そこで素直な弟なら「おねぇちゃんなら絶対受かるよ!」とか言ってあげれば良かったんですが、ひねくれた弟だから「んじゃ落ちたね」とか生意気なことしか言えなくてごめんなさい。でも、合格通知が届いたときは本当に嬉しかったです。学校も必死に通い看護婦の試験にも合格して、今では立派な看護婦ですね。
学校に合格した時も、看護婦になれた時もちゃんと「おめでとう」と素直に言えなくてごめんね。結婚式のウェディングドレスもちゃんと「きれいだね」と素直に言えなかったです。でもちゃんと心の中で思ってます。結婚して苗字が変わるけど、今までもこれからもあなたは私にとって自慢の姉です。本当におめでとう。弟より。
今回はコラムというより、姉への素直な気持ちを書きました。姉は私が新聞部にいることも知らないようなので、この文章を読むことはないでしょう。でも素直な気持ちを文にすることによってすっきりしました。ここまで読んでくださった方ありがとうございました。