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平成27年東日本学生レスリング春季新人選手権・東日本学生女子選手権大会
6月24日(水)~26日(金)駒沢体育館
[上位入賞者]
男子フリースタイル
61㌔級 三輪(社2・霞ヶ浦) ベスト8
74㌔級 米加田(法1・玉名工) ベスト8
86㌔級 川畑(社2・樟南) ベスト8
97㌔級 間島(済2・高岡商) ベスト8
125㌔級 山口(済2・いなべ総合) 準優勝
男子グレコローマン
71㌔級 菊地(済2・山形商) ベスト8
98㌔級 間島 ベスト8
女子フリースタイル
53㌔級 野村(社3・日本文理大附) 3位
58㌔級 白井 (済1・足羽) 準優勝
63㌔級 鈴木紅 (社3・太田商) 準優勝
75㌔級 朝野(社1・滑川) 準優勝
山口は積極的な攻めで堂々の準優勝を飾った
笑顔で表彰台に上る山口
下級生を中心に多くの選手が出場。多くの選手が初戦、2回戦で敗れる中、男子フリータイル125㌔級の山口が準優勝に輝き存在感を示した。
男子フリースタイル125㌔級山口は1、2回戦ともにコーションを受けてしまう苦しい展開。しかし、2ピリに入ると一転、積極的な攻撃を見せポイントを獲得すると準決勝に駒を進める。本人も「準決勝が山だった」と僅差の試合をものにし決勝戦へ。決勝戦は高校時代にも対戦がある選手だ。試合はお互いコーションだけの得点で後半。2ピリも攻め切れず逆に相手にポイントを取られ負けてしまう。負けはしたが、紙一重の一戦だった。山口は準優勝に輝き、昨年のJOC杯以来の表彰台となった。
女子フリースタイル58㌔級の白井は準決勝、バックで先制するも2度相手に逆転を許す。それでも、最後まで諦めず、残り20秒というところでポイントを取り7―6で勝利する。決勝はフォールで負けてしまうが、彼女にとっては大きい準優勝となったはずだ。
上位入賞者が昨年よりも少なく特に、1年生に関しては船津コーチも「元気がないね。勝ちにもっと貪欲にならないと」と話し奮起を促した。夏にはインカレ、秋には秋季新人戦が待ち構える。そこでの活躍に期待したい。
■コメント
・船津コーチ
1年生全体的に元気がないね。1年生の中で入賞者が出なかったのは残念。一生懸命やっているやつは内容が良い試合もあった。勝ちにもっと貪欲にならないと。なんとしても勝ってやろうという気持ちが大切。2年の山口には優勝してもらいたかったが、準優勝で内容的にも頑張ってくれた。昨年はチャンピオン級の選手と当たっていて組み合わせがよくなかった部分があったが、もうそんなこと言える学年じゃないのでね。女子も優勝者が出なかったのは少し厳しいかな。インカレ、秋季新人戦もあるので個々がしかっり練習してね頑張って欲しい。
・山口(済2・いなべ総合)
体重が重い相手に対して正面からいったら力負けしてしまうので考えながら試合をした。(決勝戦は)高校時代にも一度対戦があった選手で負けていたので今回こそと思った。序盤いい流れでポイントが入ったが、その後なかなかうまく攻められず負けてしまった。(修正点は)落としなどは良かったので今より足を出す、技を掛けるあと一歩、あと一個動くというとこをやっていきたい。夏のインカレ、秋季新人戦の方で優勝目指して頑張っていきたい。
TEXT=小賀坂龍馬 PHOTO=小賀坂龍馬、坂口こよみ