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2022.11.02
準硬式野球

[準硬式野球] シーズン無敗でいざ入替戦!秋の借りを秋で返せ!

令和4年度東都大学準硬式野球秋季リーグ戦3部・学習院大2回戦

10月23日(月) 朝霞中央公園野球場

○東洋大15-9学習院大


東洋大12

15
学習院大

(7回降雨コールド)


二塁打:井田(一回)、山口(六回)、石川(六回)


廣渡、加藤、舩津-古源


無敗での優勝を飾った東洋大

(写真提供:東洋大学準硬式野球部)


今季最終戦となった学習院大戦は、序盤に5点を追う展開も、相手の四死球と失策から大量得点。六回に一挙12点を加え、終わってみれば、15-9(7回降雨コールド)と勝利を飾った。これでシーズン無敗。すでに決めていた優勝に華を添えた。チームは11月4日より2部6位・駒大との入替戦に挑む。ここでは、そんなシーズンを簡単に振り返る。


 惜しくも2位で終わった春季リーグ戦からひと夏を越え、「開幕が楽しみだった」と杉本(ラ3=一宮)学生監督。獨協大との初戦には、冨丘(社3=横浜隼人)主将も「厳しい展開でも焦らず練習どおりのプレーを」と挑んだ。その言葉のように接戦となる中、2点リードで迎えた最終回。一挙5点を追加し、逃げ切った。続く亜大との2戦目も、同点とされた直後に5点を挙げ、連勝を飾った。


学生監督としてチームを率いた杉本


 今季のポイントに「投手陣が踏ん張ってくれた」という点、さらには「野手陣が大事なところで打ってくれた」という声も上がる。まさにその強さが表れた。3戦目で成蹊大に完封勝ちを収めると、4戦目は4点をリードされるも、集中攻撃で一気に逆転。5戦目は「本当によく投げてくれた」と亜大を1点に抑え、接戦をものにした。


 後半戦も勢いは止まらない。6戦目にして4度目の先発マウンドに立った丸嶌(文2=海星)が試合をつくれば、翌日の7戦目は舩津(ラ3=高輪)も攻撃にリズムをつくる投球を披露。また、杉本学生監督が「クローザーとしてはまってきている」と挙げる柴崎(総2=広尾)も、勝利をたぐり寄せるポイントになった。


5試合で先発マウンドに立った丸嶌


 迎えた8戦目。2位チームの結果によって優勝の可能性もある中、「何としても勝てるように」と、気持ちを一つに城西大戦に臨んだ。2点を追いつかれ、同点で迎えた八回。木村(ラ3=長野西)が「この回で点を取るんだ」と打った当たりは、勝ち越し適時打に。最後は「ストライク先行で投げられた」と、1点差の緊張をはねのけた柴崎が試合を締めた。


 城西大戦が終了した数時間後、2位の獨協大が敗れ、2試合を残して東洋大の優勝が決定。杉本学生監督は「優勝を目指してここまで戦ってきたので素直にうれしい」と喜びを口にした。冨丘主将も「一戦も負けずに決められた」ことを挙げ、「(残り)2戦とも勝っていい流れで入替戦に臨めるように」と、2部昇格をしっかり見据えていた。


攻撃でもチームを引っ張った主将・冨丘


 すでに優勝が決まり、「気持ち的には楽しく投げられた」と9戦目の先発・大戸(ラ3=花咲徳栄)。チーム全員で試合を楽しんだ。ここで連勝は止まるも、2点差を終盤に追いつく粘りを見せる。そして最終戦を勝利で飾り、シーズン9勝0敗1分。これには「念願の負けなし優勝ができた」と、チームを支えてきた佐久間マネージャーも喜びを口にした。


 昨年の秋、わずかなところで3部に降格。悔しさを味わった。その入替戦でマスクをかぶり、昨季、今季も捕手として全試合に出場した古源(社3=東亜学園)はこう口にする。「去年、自分が秋の入替戦に出て、負けて、3部に落ちたんで、取り返す気持ちで頑張ります」。チームの目標は2部昇格。いよいよ最後の勝負が幕を開ける。


昨年の悔しさを誰よりも知る舩津と古源


■入替戦の日程(予定)

11月4日(金)10:00 駒大

会場:朝霞中央公園野球場


11月9日(水)13:30 駒大

会場:駒沢野球場


11月11日(金)11:30 駒大

会場:駒沢野球場


※ 先に2勝したチームが2部昇格または残留となります。

※ 天候やグラウンドコンディションなどによって変更となる可能性がございます。

※ 試合に関する詳細については、東洋大学準硬式野球部の公式SNSなどでご確認ください。


■東洋大学準硬式野球部について

公式ホームページ

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TEXT/PHOTO=青木智哉