記事
第96回関東大学サッカーリーグ戦(後期)1部第14節
10月25日(火) 会場非公開
東洋大0-1桐蔭大
〈出場メンバー〉
▽GK
川上康平(国3=JFAアカデミー)
▽DF
山之内佑成(国1=JFAアカデミー)
松田佳大(国4=京都橘)
稲村隼翔(国2=前橋育英)→64分 田頭亮太(国3=東福岡)
奥野新大(国4=大宮Y)→73分 梅澤魁翔(国2=大宮U-18)
▽MF
増田鈴太郎(国2=東海大相模)→69分 伊藤恵亮(国4=矢板中央)
本間洋平(国3=札幌U-18)
清水祐輔(国3=柏U-18)
湯之前匡央(国1=柏U-18)→79分 室井彗佑(国4=前橋育英)
▽FW
小野田龍剛(国3=常葉大橘)
山岸楓樹(国3=前橋育英)→79分 佐々木銀士(国4=青森山田)
試合前に円陣を組む選手たち
守備でチームを引っ張った松田
(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)
関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)第14節、台風により延期されていた桐蔭大との一戦が行われた。前半から積極的にゴールを狙った東洋大だったが、後半に攻め込まれると試合終了間際にPKを与え、惜しくも敗れる結果となった。
前半、東洋大はボールを保持する時間も長く、相手陣地で優位に試合を進めた。桐蔭大に思い通りのプレーをさせない守備で攻撃のリズムを作ると、絶好のチャンスは試合開始28分。コート中央でパスを受けた本間が左サイドへ大きく展開すると、相手に一度ボールを奪われるもパスミスを見逃さず、ペナルティエリア付近で山岸がボールを奪い返す。山岸はすぐさま振り返ってフリーの状態でシュート。しかし、ここは惜しくも枠を捉えることができず、先制のゴールとはならなかった。代わって37分、桐蔭大が反撃する。左サイドでパスをつなぐと、井出のクロスに笠井が反応しゴール前に飛び込んでシュート。ここは東洋大のGK川上が正面で受け止め、試合はそのまま0-0で前半が終了した。
後半は激しい攻め合いが展開される中、徐々に桐蔭大のペースとなっていった。東洋大は後半開始直後から何度もCKのチャンスを得たが、先制のゴールをなかなか決められず。それでもなんとか相手の猛攻に耐え続けると、チャンスが訪れたのは65分。増田が右サイドで相手の裏を狙ったパスに走って追いつくと、そのままドリブルでゴール前までボールを運ぶ。しかし、ここはボールが足につかずシュートまで持っていくことができずに終わる。続く73分、ペナルティエリアからやや離れた位置でフリーキックを獲得。ここは清水が直接ゴールを狙ったが、またしてもゴールにはあと一歩届かず。そして迎えた試合終了間際の90+2分、相手のCKから痛恨のPKを与えると、最後の最後で失点。粘りの守備もむなしく0-1で敗れる結果となった。
明大に引き続き、今節でも桐蔭大に惜しい敗戦となった東洋大。リーグ優勝に望みをつなぐことはできなかったがインカレ出場、そしてインカレ制覇の可能性がまだ残っている。後期リーグ戦残り2試合、チームを引っ張る4年生の活躍に期待したい。
※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。
■コメント
・松田佳大(国4=京都橘)
(試合を振り返って)今節はインカレ出場と関東リーグ制覇に向けて、チーム一丸となって臨んだ試合だったんですけど、望んだ結果にはならなかった試合でした。(後半にどんな声かけをしていたか)声をかけていたことは、ひたすら失点だけはしないようにするということで、個人的に意識していたのは、出場している4年生が少なかったので、自分がリーダーシップをとって、より相手の攻撃を止められるようにしていました。(最後、どんな形で終わりたいか)関東リーグ優勝は無くなってしまったんですけど、最後に何か東洋に残したいと思っていて、それはもうインカレ制覇しかないので、しっかりとインカレ出場を決めてインカレ制覇をしたいなと思っています。
・山岸楓樹(国3=前橋育英)
(試合を振り返って)前半に決めきれるチャンスがあったんですけどそこを決めきれず、拮抗(きっこう)した試合展開で最後にPKを取られてしまって、残念な結果になってしまいました。(相手に攻め込まれた後半はどんな気持ちでプレーしていたか)自分にボールが入ることが少なくて、でも一本チャンスが来るだろうなと思っていて、来たら決めようという気持ちでいました。(4年生とプレーをする機会もあと少しとなるが)今年の4年生はプロに行く人が多くて、なかなかそんなチームも少ないと思うので、学べるところがたくさんあると思うのでしっかり盗めるところは盗んで、これからのサッカー人生に生かしていきたいです。
[次節試合予定]
第96回関東大学サッカーリーグ戦(後期)1部第21節
11月6日(日) vs駒大 県立保土ケ谷公園サッカー場 14:00キックオフ
TEXT=青柳そよか