Article

記事


2022.12.01
コラム

第798回「言葉」執筆者・日置恵真


こんばんは!1年の日置恵真です

気付けば12月。1年のはやさに驚いています。


私は今年、本当に多くの方と出会いました。

人は出会った人物や言葉で人生が変わると私は感じています。身近にいる大切な人がかけてくれた言葉、憧れの有名人の言葉。原動力になったり指針になったり。みなさんにも思い当たる言葉があるでしょうか。

そんな言葉を紡げる人になりたいと思い、忙しい日々でも読書は通年続けるようにしております。


記事を書く者として意識していることの1つが、用いる言葉です。言葉というのはうまく使えば命をも救うものですが、影響の波及効果によっては大きな過ちを犯してしまうものでもあります。

情報技術の発展により、誰もが簡単に発信者となれる世の中になりました。誰しも負の感情はあります。あの人が嫌い、あの人が羨ましい、あの人に勝ちたい、など。もちろん私自身にもあります。こういう感情を抱くのは全く悪いことではありません。人間ですから仕方ない。ただ、大事なのはこの感情をどう表現し、どう伝えるか。ここにその人の人間力と本性が出ると私は思っています。


読書に加え、春から取り組んでいた大学外での活動にもこの1年で動きがありました。目立つようなことをすれば素敵な経験ができる機会とともに、傷付かなければいけないことも増えます。自分自身の幼さや不甲斐なさに気付かされて落ち込むこともありました。自分でやると決めたことだとしても耐え難いものってある。私は周囲の反応を気にしてしまう性格なので、その都度しっかり悩みました。90の賞賛よりも10の嘲罵が気になって仕方ないです。火の無い所に煙は立たぬ、のように自分に非がある時ももちろんあるでしょう。その場合はきちんと受け止めて活かしていかなければなりません。ただ、理不尽な非難に苛まれるほど自分を追い込まなくて良いと感じました。受動的に目に入るものは仕方ないけれど、自ら選別することはできる。私が読書をする理由はここにあります。綺麗なもの、素敵なもので満たしてあげる。なにをするにもこれが盾に、自信になるからです。

この1年も本当にたくさんの人に迷惑をかけ、支えられながら過ごしてきました。上手くいかない時、有言実行できない時もあります。しかし、まだ20代のいま、最も重要視しなければならないのはきっとこんなことではない。もちろん、今までとこれからの蹉跌を正当化するつもりはありませんが、様々な事柄に触れることで様々な感情を抱くでしょう。上手くいくこともあれば、傷付いたり恥をかいたりすることもあると思います。

私は大学生のうちにこのような経験をあえて積み重ねたいのです。少し気がはやいですが、来年はどんな出会いがあるのか楽しみで仕方がありません。

拙い文章を長々と失礼致しました。

寒くなってまいりましたので、お身体には気を付けて素敵な師走をお過ごしください。