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2022.12.03
ラグビー

[ラグビー] 昇格組ダービー制し、悲願の選手権出場決定!

2022年度関東大学リーグ戦1部

11月27日(日) 江戸川区陸上競技場

○ 東洋大 34{26-7、8-14}21 立正大


番号Pos.名前
PR山口泰雅(総4=目黒学院)  
HO谷名樹(済4=延岡星雲)
PR石川槙人(総2=日本航空石川)  
LO齋藤良明慈縁(総4=目黒学院)
ジュアン・ウーストハイゼン(総1=Helpmekaer)
FLタニエラ・ヴェア(総3=目黒学院)
田中翔(総4=Colorado State Univ)
NO8梅村柊羽(総4=関商工)
SH神田悠作(済4=東筑)
10SO土橋郁矢(総4=黒沢尻工業)
11WTB杉本海斗(ラ3=東京)
12CTB大島暁(済4=目黒学院)
13繁松秀太(総4=札幌山の手)
14WTB田中康平(済4=土佐塾)
15FBステファン・ヴァハフォラウ(総1=札幌山の手)
16Re.小川雄大(済2=脇町)
17石山愁太(ラ4=日本航空石川)
18伊波晃士(総3=名護)
19マタリキ・チャニングス(総2=Helpmekaer)
20森山海宇オスティン(総1=目黒学院)
21清水良太郎(ラ3=東京)
22林星安(総1=目黒学院)
23モリース・マークス(総2=Hoerskool Randburg)



悲願の選手権出場を決めた東洋大


12分半、同点トライへ抜け出した神田


27分、逆転トライを決めた谷名


選手権最後の一枠をかけた立正大との最終戦。「引き分け以上で進出」とやや有利の東洋大は、先制トライを許す。しかし、すぐさま追いつくと逆転に成功。そのままリードを広げ、後半に粘りを見せた立正大を振り切った。12月11日、選手権の大舞台に初めて立つ。


 「自分たちの力が発揮できれば必ず勝てる」と齋藤(総4=目黒学院)主将。大勢の観客が見守る中、運命の一戦が始まった。序盤、自陣でのプレーが続く。攻めに転じることができないまま10分、勢いよくゴールラインに入ってきた相手に先制トライを許した。それでも「焦りはなかった」とすぐさま切り替える。すると12分半、敵陣の深いところで神田(済4=東筑)がパス出しのフェイントをかける。これで相手を一気にかわし、そのままトライ。すぐに追いついた。27分には、ラインアウト後のモールから谷名(済4=延岡星雲)が飛び出し、逆転に成功。その後は東洋大ペースになる。32分、タニエラ(総3=目黒学院)が相手を引きずりながらトライ。前半終了間際にもタニエラが押し込み、26-7と大きく引き離して後半へ入った。


タニエラはこの日も2トライの活躍


後半10分、最後は谷名が大きな追加点


 後半最初の得点も東洋大。杉本(ラ3=東京)がペナルティゴールを決め、前半からの勢いを加速させる。さらに10分、「諦めずに押し続けてくれた」とモールでゴールラインに迫り、最後は谷名がトライ。点差を27点に広げた。しかし、ここから立正大の反撃を受ける。15分、パス回しからディフェンスを突破されると、先制点以来の失点。流れは立正大に傾き、32分には小刻みなパスから最後はロングパスでボールを運ばれた。13点差に迫られ、試合終盤も自陣で耐える時間が続く。しかし、ここまで接戦を戦い抜いてきた東洋大は崩れなかった。そのまま自陣深くでノーサイドのホイッスルが鳴り響く。この瞬間、大学史上初の選手権出場が決定した。


試合終了直後、歓喜に沸く選手たち


 今年度1部に復帰したチーム同士の対決。昨年の2部優勝争いは、1年の時を経て選手権出場争いとなった。まさに今シーズンを象徴する戦い。ここを勝ち切った東洋大が、選手権へ最後の一枠を手にした。入替戦からちょうど1年。この1年で舞台は、景色は、大きく変わった。「日本一になります」。全国の頂点を目指せる舞台、選手権。彼らの戦いはここからである。


観客席のOBやファンに向けて挨拶をした



※ コメントは、別の記事でお届けする予定です。

※ 今大会のラグビー部の活躍は『スポーツ東洋』97号でも取り上げる予定です。楽しみにお待ちいただけると幸いです。



TEXT=青木智哉/PHOTO=青木智哉、木村彩香、坂庭遥人