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第99回日本選手権水泳競技大会競泳競技
4月4日(火)〜9日(日)東京アクアティクスセンター
(5日目・予選)
男子50m自由形
4組
7着 牧野 23''88
(6日目・予選)
男子50m背泳ぎ
5組
5着 川端 25''88
→全体13位でB決勝進出
女子50m平泳ぎ
7組
6着 池田 32''64
8着 谷口 32''89
(6日目・決勝)
男子50m背泳ぎ
B決勝
8位 川端 26''11
日本選手権2種目でB決勝進出を果たした川端主将
(写真提供:東洋大学体育会水泳部)
第99回日本選手権水泳競技大会競泳競技(以下、日本選手権)は5、6日目を終え6日間に渡った戦いは閉幕した。最終日となる6日目は川端陸椰(営4=県立添上)が男子50m背泳ぎで、大会2日目に引き続き2種目連続となるB決勝進出を果たした。
6日間に渡った日本選手権もついに最終日を迎えた。最終日、最初に姿を見せたのは男子50m背泳ぎに出場した川端主将。決勝進出を目指し予選を25秒台と好タイムで泳ぐも、0.15秒足りず惜しくも決勝進出とはならなかった。しかし全体13位でB決勝進出を決めた。B決勝ではタイムを伸ばすことができなかったが、川端は今大会出場した2種目でB決勝へ進出し計4本のレースをこなした。今大会を振り返り「A決勝を狙っていたので、満足のいく結果ではなかった」と話した。主将としても「自分がチームの渦の中心になり、全体を巻き込んでいい方向に持っていくことを意識した」と個人のことだけでなくチーム全体としてより良くなるための働きを果たしている。
そして女子50m平泳ぎに池田りんか(営3=豊川)、谷口文菜(文3=東京都市大学塩尻)が出場した。共に伸びのある泳ぎを見せた。今回が初の日本選手権となった谷口は「落ち着いてレースができた」と話し見事自己ベストを更新。しかし次のステージに手が届かなかったことを悔やみ、「(予選と決勝やB決勝の)2本泳げるような選手になりたい」と高みを目指す。
今回の日本選手権ではB決勝に7種目で、決勝に竹原秀一(健1=東福岡)と何澤由衣(国4=京都外大西)の2名が進出を果たした。中でも竹原は男子200m背泳ぎで優勝し世界選手権の代表の座を勝ち取った。竹原が出場予定の男子200m背泳ぎは7月27日に行われる予定である。世界選手権、インカレに向けてこれからも東洋大学水泳部の躍進は続く。
◾︎コメント
川端陸椰(営4=県立添上)
(2種目ともB決勝進出した心境は)日本選手権で2種目とも2本泳ぐことができたのはうれしいが、A決勝を狙っていたので、満足のいく結果ではなかった。(冬に主将として意識して取り組んだことは)自分が結果を出すだけでは、チーム全体の一体感が欠けてしまい、調子のいい選手もいれば一人で落ち込んでしまう選手も出てきてしまうので、自分がチームの渦の中心になり、全体を巻き込んでいい方向に持っていくことを意識した。(今回の結果を踏まえてチーム、個人としてインカレに向けて)後輩たちが日本選手権ではたくさん結果を出してくれたので、チーム戦であるインカレでは、1年生から4年生まで全体がもっと士気を高め、結果以外の所でも、全員の存在意義を見出し、必ず勝ちに行く気持ちを持って取り組んでいきたい。個人としては、最後の年なので必ず結果で恩返しするために、1日も無駄にすることなく、練習に励み、自分を見て周りがついて行きたいと思われるよう取り組んでいきたい。
谷口文菜(文3=東京都市大学塩尻)
(今回のレースを振り返って)日本選手権は初出場でしたが、落ち着いてレースができ、自己ベストを更新することができたのは良かったと思います。しかし、決勝やB決勝に手が届かなかったのは悔しいので今後の練習内容をさらに濃いものにして(予選・決勝と)2本泳げるような選手になりたいと思います。(インカレに向けて)今年こそは、必ず得点をとってチームに貢献したいです。
TEXT=金子恭大