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第12回関東大学春季交流大会Aグループ
5月14日(日) 東洋大グラウンド
● 東洋大 21{7-14、59-54}113 東海大
番号 | Pos. | 名前 |
1 | PR | 笠巻晴太 |
2 | HO | 小川雄大 |
3 | PR | 石川槙人 |
4 | LO | 栗原大地 |
5 | ジュアン・ウーストハイゼン | |
6 | FL | タニエラ・ヴェア |
7 | 森山海宇オスティン | |
8 | NO8 | 植田宗優 |
9 | SH | 佐々木健人 |
10 | SO | 林星安 |
11 | WTB | 杉本海斗 |
12 | CTB | 岡本有生 |
13 | モーリス・マークス | |
14 | WTB | 坂本琥珀 |
15 | FB | 石本拓巳 |
16 | Re. | 前川嵩登 |
17 | 小泉柊人 | |
18 | 伊波晃士 | |
19 | 笠掛優 | |
20 | 大内貫太郎 | |
21 | 松嶋礼 | |
22 | ファタフェヒ・ナモア | |
23 | 清水良太郎 | |
24 | 田邊淳之介 | |
25 | 山田颯 | |
26 | 伊藤隆之介 |
ディフェンスを掻い潜るモーリス
トライを喜ぶ佐々木(左)とモーリス(右)
栗原がトライを決める瞬間
コンバージョンを蹴る杉本
第12回ラグビー関東大学春季交流大会(以下、春季大会)Aグループ、東洋大VS東海大の試合が行われた。昨季関東大学リーグ1部の開幕戦で大金星を挙げた相手だったが、その時の借りを返すかのような猛攻を受け、21ー113で大敗。開幕から2連敗となった。
雲が空一面を覆い、雨がぽつりぽつりと降る東洋大グラウンドで春季大会、東洋大VS東海大が行われた。昨季関東大学リーグ1部で3位に輝いた東洋大。今季15人制2戦目の相手となったのは、同じく1部で5連覇を達成した王者東海大。しかし東洋大はそんな王者にリーグ戦唯一黒星をつけたチームである。東海大からは、昨季の借りを返すという迫力が試合前から感じられた。注目の一戦は終始東海大が主導権を握った。前半5分素早いパス回しからトライを決められると、立て続けにボールを奪われ、前半23分までに0ー31と一方的に攻め込まれてしまう。しかしこのまま終わるわけにはいかない東洋大。ゴールライン近くでラインアウトのチャンスの場面。「さあ、行こう!Let's go!」と声掛けが。ボールが投げ込まれるとモールから押し込み、小川がトライした。しかし、その後も東海大は攻めの手を緩めず、前半を7ー59で折り返す。
後半立ち上がりのラックの場面、佐々木の鋭いパスをモーリスがキャッチすると、そのままトライ。「これから!これから!東洋いけるよ」と士気を上げる声がグラウンドに響く。流れを掴んだかのように思われたが、その後も猛攻を受け点差は広がる。後半34分モーリスが相手ディフェンスを掻い潜り好走。栗原へのラストパスが渡りトライ。王者相手に一矢報いるも、21ー113で試合を終えた。
東海大が鬼気迫る攻撃で強さを見せた。しかし、点数こそ大きく開いたものの、必死にタックルをして食らいつく姿は、粘り強い東洋大ラグビーらしさを感じさせた。春季大会・次戦相手の早稲田大も、全国大学ラグビーフットボール選手権大会3回戦で相対した、強敵である。ここ2戦で大学トップレベルのチームと対峙して得たものを生かし、どのような試合を見せてくれるか目が離せない。
■コメント
栗原大地
(東海大戦を振りかって)不甲斐ない結果になって申し訳ないです。自分のやるべきことがあまりできていなかった。(前半を終えてチームでどんな声かけがあったか)体を当てることと声を出すこと。東洋大学の伝統を崩すなと。(後半トライをした時の気持ち)ただ単純にうれしかったです。(対峙して感じた東海大の強さはどうだったか)個人では勝ってた人はいたのですがチーム力というところで東海大学さんの方が高かったと思います。
TEXT=金子恭大、PHOTO=木村彩香