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2023.05.19
ラグビー

[ラグビー]春季交流大会2戦目!東海大に猛攻を受け2連敗

第12回関東大学春季交流大会Aグループ

5月14日(日) 東洋大グラウンド

● 東洋大 21{7-14、59-54}113 東海大


番号Pos.名前
1PR笠巻晴太
2HO小川雄大
3PR石川槙人
4LO栗原大地
5ジュアン・ウーストハイゼン
6FLタニエラ・ヴェア
7森山海宇オスティン
8NO8植田宗優
9SH佐々木健人
10SO林星安
11WTB杉本海斗
12CTB岡本有生
13モーリス・マークス
14WTB坂本琥珀
15FB石本拓巳
16Re.前川嵩登
17小泉柊人
18伊波晃士
19笠掛優
20大内貫太郎
21松嶋礼
22ファタフェヒ・ナモア
23清水良太郎
24田邊淳之介
25山田颯
26伊藤隆之介


ディフェンスを掻い潜るモーリス

トライを喜ぶ佐々木(左)とモーリス(右)

栗原がトライを決める瞬間

コンバージョンを蹴る杉本


 第12回ラグビー関東大学春季交流大会(以下、春季大会)Aグループ、東洋大VS東海大の試合が行われた。昨季関東大学リーグ1部の開幕戦で大金星を挙げた相手だったが、その時の借りを返すかのような猛攻を受け、21ー113で大敗。開幕から2連敗となった。

 

 雲が空一面を覆い、雨がぽつりぽつりと降る東洋大グラウンドで春季大会、東洋大VS東海大が行われた。昨季関東大学リーグ1部で3位に輝いた東洋大。今季15人制2戦目の相手となったのは、同じく1部で5連覇を達成した王者東海大。しかし東洋大はそんな王者にリーグ戦唯一黒星をつけたチームである。東海大からは、昨季の借りを返すという迫力が試合前から感じられた。注目の一戦は終始東海大が主導権を握った。前半5分素早いパス回しからトライを決められると、立て続けにボールを奪われ、前半23分までに0ー31と一方的に攻め込まれてしまう。しかしこのまま終わるわけにはいかない東洋大。ゴールライン近くでラインアウトのチャンスの場面。「さあ、行こう!Let's go!」と声掛けが。ボールが投げ込まれるとモールから押し込み、小川がトライした。しかし、その後も東海大は攻めの手を緩めず、前半を7ー59で折り返す。

 

後半立ち上がりのラックの場面、佐々木の鋭いパスをモーリスがキャッチすると、そのままトライ。「これから!これから!東洋いけるよ」と士気を上げる声がグラウンドに響く。流れを掴んだかのように思われたが、その後も猛攻を受け点差は広がる。後半34分モーリスが相手ディフェンスを掻い潜り好走。栗原へのラストパスが渡りトライ。王者相手に一矢報いるも、21ー113で試合を終えた。

 

東海大が鬼気迫る攻撃で強さを見せた。しかし、点数こそ大きく開いたものの、必死にタックルをして食らいつく姿は、粘り強い東洋大ラグビーらしさを感じさせた。春季大会・次戦相手の早稲田大も、全国大学ラグビーフットボール選手権大会3回戦で相対した、強敵である。ここ2戦で大学トップレベルのチームと対峙して得たものを生かし、どのような試合を見せてくれるか目が離せない。


■コメント

栗原大地

(東海大戦を振りかって)不甲斐ない結果になって申し訳ないです。自分のやるべきことがあまりできていなかった。(前半を終えてチームでどんな声かけがあったか)体を当てることと声を出すこと。東洋大学の伝統を崩すなと。(後半トライをした時の気持ち)ただ単純にうれしかったです。(対峙して感じた東海大の強さはどうだったか)個人では勝ってた人はいたのですがチーム力というところで東海大学さんの方が高かったと思います。



TEXT=金子恭大、PHOTO=木村彩香