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2023.05.21
ラグビー

[ラグビー]キャプテンがトライを決めるも名門・早大に敗北

第12回関東大学春季交流大会Aグループ

5月21日(日) 早稲田大学上井草グラウンド

•東洋大 26 {14-22、12-26}48 早大


番号Pos.名前
1PR笠巻晴太
2HO小川雄大
3PR石川槙人
4LOマタリキ・チャニングス
5笠掛優
6FLタニエラ・ヴェア
7森山海宇オスティン
8NO8植田宗優
9SH佐々木健人
10SO林星安
11WTB杉本海斗
12CTB岡本有生
13モーリス・マークス
14WTB坂本琥珀
15FB石本拓巳
16Re.前川嵩登
17小泉柊人
18伊波晃士
19ジュアン・ウーストハイゼン
20藤本麻滉
21金井悠隼
22大内貫太郎
23清水良太郎
24松嶋礼
25伊藤隆之介
26浅尾至音



トライを決めるタニエラキャプテン

チームでトライを喜ぶ
コンバージョンを決める杉本

トライを決めるモーリス


 第12回ラグビー関東大学春季交流大会(以下、春季大会)Aグループ、東洋大対早稲田大の試合が行われた。昨年12月以来の全国大学ラグビーフットボール選手権大会3回戦以来の対戦となった両校の試合は、東洋大が一時は1点差まで詰め寄るも名門・早大の底力を見せつけられ、26ー48で完敗した。


 強豪がひしめく春季大会、Aグループでここまで2連敗と苦しめられてる東洋大。15人制での今季初勝利を目指し、臙脂(えんじ)と黒のユニフォームに立ち向かう。前半4分、東洋大の得意な形である、ラインアウトからモールを組む攻撃でマタリキが先制トライを奪う。さらに前半29分にはキャプテン、タニエラが密集していた相手ディフェンスの間を抜けるトライを決める。「ナイス!ネラ(タニエラ)!」とキャプテンの元へ駆け寄り追加点を喜ぶ姿が見られた。攻撃では得意の形に持ち込み、相手に食らいつく堅い守備を見せ、点数は14ー12と互角の戦いを繰り広げる。しかし名門のプライドが東洋大の追随を許さない。前半、その後2トライを奪われ14ー22で折り返す。


 開いた点差を追いつきたい東洋大は後半12分、ゴールライン付近で杉本がインターセプト、そのままトライ。さらに直後相手のミスを見逃さず、モーリスがこぼれ球を拾い、相手ディフェンスを振り切る独走でトライを奪う。26ー27とし1点差にまで追い上げる。しかし今試合も名門の高い壁が立ちはだかった。自陣ゴールライン付近に攻め込まれ、粘り強い守備をするも連続トライを許し、26ー48で試合を終えた。


 春季大会3敗目を喫(きっ)してしまった東洋大だが、チームの状態は良くなっているだろう。攻撃のパターンや守備の形、チームでコミュニケーションを密に取っている姿が見られた。東洋大ラグビー部の進化は続く。春季大会・次戦は流経大。秋には関東大学リーグ戦1部で競うライバルとなる相手に1勝目を目指す。



TEXT=金子恭大 PHOTO=青木智哉