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2023.05.23
コラム

第814回「経験」執筆者・日置恵真



お久しぶりです!2年の日置恵真です。


季節の変わり目で寒暖差が激しい毎日ですね。体調を崩しやすい時期ですのでご自愛ください。


最近、就職活動中の友人から「自分の苦手なことや短所はいくらでも出てくるのに、得意なことや長所が見つからない。」という相談を受けました。あなたの長所や短所はなんですか、という質問は人生で何度か問われるものだと思います。他人のことではなく、自分自身のことを聞かれているのに答えるのが難しいなんて人も多いのではないでしょうか。わたしもその1人です。この質問に答えるには自らを客観視する必要があります。客観視は自分以外の他人があってこそできるのではないかとわたしは思います。


わたしから見た友人の強みは、様々なことにチャレンジしてきたことでした。資格などの勉強からSNSなどのツールを用いて自己を発信すること、本当に多岐に渡る物事に挑戦をしている姿が印象的でした。しかし、本人にそのことを伝えると「いろんなことに挑戦はしてきたけど、どれも中途半端で強みにならない。」というのです。本人がそう捉えているのならこれらは強みとして企業や面接官にアピールされることはないでしょう。

たしかに、何かの分野で突出している人は素晴らしいです。しかし、中途半端(これは個人の見方ですが)かもしれないけれど様々な経験をもった友人のような人もわたしは素敵だと思います。今はただの点だったとしても、それがいつ線として繋がるかはわからない、予期せず次の挑戦や機会に繋がっていることもあると、身を持って感じているからです。かけた時間や今までの経験がその時に欲しかった結果に直結しないと悩んだり、無駄だったと思ったりしがちだけど、点が多いに越したことはないよ、と伝えました。いろんな人の立場を加味できる、いろんな人のバックグラウンドを考えることができる、十分な強みだと思います。就職活動でいうならば、企業が求めている"点"がどのようなものなのかわからないのだから、自分にとってはちっぽけな経験のように感じられることでも今の100%をアピールしてきたら良いよ、と話しました。


向き不向きはやってみないと分からない。サッカーを知らない子がサッカー選手を目指すことがないように、知らなければ、やってみなければ適性があるかないかは計れないのです。わたし自身、まだ3年間は学生生活が続きます。いろんなことを思う存分つまみ食いできるのはこの3年間ではないでしょうか。とにかく積極的に行動していきたいです。


最後に。

自分だけが遅れていて、他人よりもまわり道をしているように感じられる時期がわたしにもありました。無意味に思えたこと、無駄だと思った時間も。そんな時はいつも「ここから伏線回収してやるぞー!」と自らを奮い立たせています。綺麗事だけでは映画は面白くありません。失敗を恐れない2023に、、!!